北条祭 1 日目

いよいよ北条祭、スタートです。
今日は、祭典です。

今回、お供えには趣向を凝らしてみました。
というか、完全に個人的な趣味なんですが。。。

一つは、芋たきをまだしていないので、芋たきの材料を一式お供えしました。
もう一つは、そこそろ涼しくなってきた(ような気がする)ので、焼き芋を再開しようと思い、ついでに焼き栗もやってみようと思うのです。
栗は、中山のものが良かったんですが、かなりお高くて手が出ませんでした。。。(一応国産を選びました)
芋は、紅優甘というものを選んでみました。

安納芋と同等の甘さを持つ「紅はるか」を、茨城県・JAなめがた甘藷(さつまいも)部会にて生産したものを、独自で商標登録した名称が「紅優甘」です。
収穫期よりも貯蔵されることで甘味がのり、年明けする頃に甘さが高まります。
焼き芋や天ぷらにすると美味しいですし、滑らかさを活かしペーストにしてお菓子に利用するのに最適です。

16 日、木野山神社でお参りの方に振る舞いたいと思います。

個人的な趣味とはいいましたが、自分なりにとても大事にしていることがあって、それはお供物を皆で分けていただく、ということです。
昨今、直会といっても仕出のお弁当だったり、お供えした神饌を祭典に参列した皆でいただく機会がめっきり少なくなっている気がします。

直会(なおらい)とは

直会とは、お祭りの終了後に神前に供えた御饌御酒(みけみき)などを神職をはじめ参列者の方々でいただくことをいいます。
古くから、神さまへお供えした物をいただくことで、神々の恩頼(みたまのふゆ)を戴くことができると考えられてきました。
この神人共食(しんじんきょうしょく)により神と人とが一体となることが、直会の根本的意義であるといわれています。

今回も、祭典後は簡単な挨拶ののち、解散となりました。
直会は単なる飲み会ではありません。
時代の移り変わりに合わせて、柔軟に本来の意図、古からの意義を見失わないように、より良い形を模索していきたいと思います。