少し前にシャワーホースを交換したんですが、シャワーヘッドやホースを買うとやたらめったら変換がついてくるじゃないですか?
当たり前だけど、変換しなくて済むなら変換したくないので、一体全体どういうことになっているのか調べて、ちょっとだけわかってきたので、備忘録として整理しておこうと思います。
まあ、はっきりいって見た目を気にしないのなら、付いてきた変換アダプタを現物に合わせれば良いだけなのですけど。
うちはタカラのユニットバスなので、水栓のメーカーは KVK です。
たとえば、KVK のホースに LIXIL のホースを繋ごうとすると、PZ444 というアダプタを使うようになりますね。
これは M22 x 2 めネジを G 1/2 おネジに変換するアダプタなので、KVK の水栓は M22 x 2 のおネジであることがわかります。
同様に KVK のヘッドに LIXEIL のホースを繋ごうとすると、PZKF 149-2 というアダプタが必要です。
これは M22 x 2 おネジを G 1/2 めネジに変換するアダプタなので、KVK のヘッドは M22 x 2 のおネジであることがわかります。
水栓メーカー | ねじ寸法 |
---|---|
KVK | M22 x 2 |
TOTO (細ホース) | W19 – 24 |
旧KVK LIXIL(INAX)(バランス釜以外) MYM SANEI KAKUDAI TBC タカギ TOTO |
G 1/2 |
TOTO (太ホース) |
W24 – 20 |
シャワーヘッドメーカー | ねじ寸法 |
---|---|
KVK | M22 x 2 |
TOTO LIXIL(INAX)(バランス釜以外) SANEI KAKUDAI TBC YUKO MYM(MCタイプ) タカギ |
G 1/2 |
MYM(ファイン・カチット) | W23 – 14 |
ガスター(東京ガス) LIXIL(INAX)(バランス) |
M22 x 1.5 |
ここまで書いておいて身もふたもないことをいうと、自分の美的感化っから言えば、ヘッド側で変換はしたくないわけですよ。
PZKF146JS 適合表, PZKF149JS 適合表を見てわかる通り、大部分は G 1/2 な訳ですから、アフター品のヘッド等を使う場合、ホースは G 1/2 にしておくと、ヘッド側で変換をする必要がなくなる可能性が高く、逆に KVK の場合、M22 x 2 というマイナー勢力ですから、ホースを交換しないでヘッドを交換するケースでは大抵変換が必要になる、ということですね。
変換してまで使い続けるほど上等なシャワーヘッドが最初からついてくるケースは少ないでしょう。
たとえば、高級シャワーヘッドとして有名なリファは G 1/2 です。
結論
ホース、シャワーヘッドは G 1/2 のものにしましょう。
KVK, G 1/2 ではない TOTO の場合、水栓口元を G 1/2 に変換しましょう。(M22 x 2 → G 1/2)
でも、不思議だな。
旧 KVK は G 1/2 とあるわけで、KVK はなんで標準的な管用ネジの G ネジからミリネジに変更したんでしょうね。