煙突について、早速、問い合わせを頂いたので、こちらにも書いておこうと思います。
個人的な思い込みに基づくもので、自分は、ホンマのペラペラのシングル煙突と、ICC 社の煙突しか使った経験がありませんので、日本製の高木煙突などは、見たことがあるだけだということを差し引いてお読みください。
まず、ICC 社の煙突ですが、コスト的には、ULTRABlack と呼ばれる室内用の空気断熱煙突は、1m あたり 1 万円〜、屋外や貫通部分に用いる断熱材が充填された Excel が 1m あたり 1.6 万円〜となっています。
- Excel 二重煙突(断熱材充填)
- ULTRABlack 二重煙突(空気断熱)
高木煙突は、1m あたり 3 万円くらいのようです。(が、買ったことはないので、正確なコストは知りません)
例えば、ホンマの黒の空気断熱二重煙突(日本製)の価格ですが、ホンマのサイトに表示される価格では、有効寸法 813mm に対して、17300円 (税込) という価格になっています。1m あたりですと、21279 円ということになります。
こちらの煙突は、断熱材が充填されたタイプとの相互接続はできないため、ホンマの煙突を使う場合は、空気断熱を採用した時点で、屋外も空気断熱になってしまうものと推定されます。
ICC 社の煙突は、室内は低コストの空気断熱 ULTRABlack を、屋外には、より断熱性能の高い Excel と、使い分けることができます。
シングル煙突でお困りの方は、ICC 社の煙突を使うことで、より少ない予算で、断熱性を向上させることができます。
無論、国産高木煙突に比べると、製品のクオリティーには圧倒的な差があります。
Excel は国産高木煙突に比べると、施工性や仕上がりの美しさは劣りますが、役物などを入れると、倍半分くらいの価格差があります。
先に示したように、国産ホンマ空気断熱煙突や、支那製ホンマ断熱煙突よりも安価で合理的な組み合わせができる可能性があります。
いくら物が良くても、高いのなら、それは当たり前のことです。
逆に、安くてもものが悪すぎるなら、安物買いの銭失い、という言葉もあるくらいで、かえって高く付きます。
あくまでも、個人的な印象としては、そこそこの予算で、十分な性能を有していると考え、ICC 社製の煙突を利用しています。
また、ここに記載した ICC 社製の煙突は、現在のレートで計算した現地の価格なので、輸入の際の諸税や、運賃、当方が代行輸入する場合は、代行費用(品物の代金の 10%)が別途かかります。