パスメイトでの施工について

パスメイトを購入くださったお客様から、施工についての質問がありましたが、基本的な用語などがお分かりにならない、ということでしたので、ブログで説明をさせていただきます。

まず、パスメイトを使っての施工には、大きく分けて 2 通りのやり方があります。

直接設置場所で施工をする方法と、パスメイトを使ってブリックを作って、それが固まった後に敷き込む方法です。

基本的には、前者のやり方が楽ですが、雨水桝などの障害物がある箇所は、当然、そのまま施工することはできませんので、後から敷きこむことになります。

前者の施工の流れとしては、次のようになります。

測量

パスメイトを使って舗装する範囲を決め、地面の高さを計ります。パスメイトで施工した場合、モールディングの間の部分からは、多少は地面に水を流すことができるため、水たまりができにくいのですが、作業の基本中の基本として、雨水の処理(雨をどのように集め、どのように排水をするのか)は非常に重要な事項ですので、庭全体を通して、きちんと考える必要があります。そのため、高低差を調べて、家の基礎下などに雨水が流れこんだりしないように工事しなければなりません。

すき取り

パスメイトを使って舗装する場合、その厚み分地面が高くなってしまいます。また、通常は、砕石を使って基礎工事も合わせて行いますから、表面の土をすき取る必要があります。
この作業は、少しの面積でも大量の残土が発生します。掘削すると、膨らんで堆積が増えますので、よもや土のう袋に入れて、乗用車で運ぶなどということは不可能ですし、可能でも、不経済です。
軽トラック(ダンプが良い)をリースすることを強くおすすめいたします。
残土の処分先(距離や料金)も合わせて調べておきます。

転圧

次に基礎を作っていきます。
先ほどすき取った部分に砕石を敷きこんで、転圧していきます。
転圧は、プレートと呼ばれる機械を使い行うのが効率的です。
もちろん、人力でもできなくはありませんが、非現実的です。
基礎の良し悪しは、仕上がり・その後の耐久性にも大きく影響をします。
丁寧で確実な作業が求められます。

舗装

いよいよパスメイトを使っての作業です。
通常、コンクリート舗装の場合、舗装したい部分を一度に打たなければなりません。
これは DIY 最大の障害といえます。なぜなら、コンクリートはすぐに固まってしまうので、ゆっくりと作業をすることがきず、多くの工程を短時間にこなさなければならないため、小規模な工事でも頭数が必要だからです。一人で頑張る、というのはそもそも不可能なのです。また、失敗しても、部分的にやり直すことができません。
パスメイトの場合、それら欠点が全て解決されます。
パスメイトで細かく区切られているので、一度に作業を完了する必要がありません。
よってマイペースで作業をすることができます。
万一失敗しても、細かく区切れられているので、失敗した箇所だけやり直すことができるのです。
コンクリート工事が難しい、と思っている方も、安心して作業ができると思います。
作業自体は、パスメイトにコンクリートを流し込み、ある程度固まったら外す、を繰り返していきます。

以上が作業の概略になりますが、次回から、各ステップの詳細を説明していきたいと思います。

なお、この文章は、建築・土木に関して、高校や大学などの教育機関、あるいは実務で勉強しているわけではなく、ネットで調べ自分自身の作業の中で失敗したりしつつ経験した、重松の個人的なやり方、考え方、について書いたものです。
もっと良い方法などがあろうかと思いますし、場合によっては、嘘・間違いなどがあることもあるでしょうが、そういう場合は、コメントよりお知らせいただければと思います。

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さて、カルブリッジトレーディングの件ですが、6, 7 月分に関しては、ようやく通関できる状態になったそうです。(カルブリッジトレーディングではなくて、他の業者での話です)

で、帳面を作っていて気づいたのですが、ボブキャットのリムは、8 月分だったので、未だアメリカにある様子。。。

どうなることやら。。。