緩和で車両総重量が 46t になり重量税がほぼ倍になった謎

自家用の白ナンバー、トラクタの車検の備忘録です。

先週になりますが、車検が 18 日に切れて、仮ナンバーを借りてあったものが 26 日までで、かつ 25, 26 日は土日でお休みなので、ギリギリの 24 日に車検に行ってきました。

結構並んでいて、予約を取れたのが午後からだったもので、えらく時間がかかり、ギリギリに合格でしたが、ちょっと焦りました。
なんせダメだと、仮ナンバーを借り直すところから始めて、検査ももう一度一からやり直しになるのですから。

前々から予定していた通り、最大積載量、トラクタなので第 5 輪荷重というのですが、それを増やしてもらうことにしました。
結論からいうと、余計なことだったのではないかと思っています。

で、積載量を増やす前ですが、車両総重量は 40t で 1t あたりの自動車重量税が 4,100 円なので、164,000 円だったんですが、車検後は、46t なので、188,600 円となりました。

問題は二つあって、今までは、海コンだけ 11,500kg で、その他は 8,900kg だったんですが、要するに海コンは目一杯の 11,500kg 取れていたんです。
ところが、今回は全部が 11,100kg になり、海コンに関しては、減ってしまいました。

それよりももっと大きな問題は、重量税の値上がりです。
ただ、この値上がりの理由がよくわからなくて、去年は 40t で 100,000 円で、1t あたり 2,500 円だったのです。
しかし、継続検査と間違えられて計算された重量税は 1t あたり 4,100 円に値上がりしました。
あまりに高いので、確認したところ、エコカー減税です、といわれたんですが、古い車検証を見せて計算された額なので、構造変更とは無関係に税額が上がったことになります。

構造変更といっても、車自体は何一つ変わりませんので、帳面上の問題で年額 88,600 円維持費が増大するわけで、ほぼ倍増するわけです。
それよりも何よりも、現状、第 5 輪荷重が不足して牽引できないものがあるわけでもなく、積載は将来的に取れた方がいいよね、くらいの勢いでしたから、余計なことだったのではないか、と思うわけです。
まあ、6t 増えて、2,500 円のままで 15,000 円くらいなら、そういう台車が必要になった時に、車検が飛ばずに済んで良かったなというお守り料みたいに思えるのですが。

ちなみに、重量税は国税で、国交省に聞く必要があるようなので、後でよく確認しようと思います。

自動車税については県税になり、普通車の場合、一律で積載(第 5 輪)によって、変わったりはしないそうです。
県の人に聞いたんですが、車検証の形式の 3 文字、LKG なんですが、国土交通省の定める「自動車排出ガス規制及び低排出ガス車認定の識別記号(PDF)」になるんだそうです。

  • 排ガス規制年 L 平成21年規制 無
  • 燃料の別 K 軽油・ハイブリッド無(達成(重量車))
  • 用途 G 貨物・乗合 車両総重量が 3.5 トン超

新しい型は QKG になっているので、燃費が多少良くなった、ということなんでしょうか。
これでエコカーかどうか、どうやって識別するのかまではわかりませんが。。。

トレーラーヘッドの重量税は、車両の燃費性能によってエコカー減税適用の可能性があります。」という記述もあるので、これも確認した方がいいですね。

何事も経験とはいいますが、多分、個人が趣味で乗っているトラックで、こんな面倒臭いことをしてる人は、そう滅多に胃なさそうかなとは思いますのですが、まあ、緩和する前によく調べたり、考えたりした方がいいよ、ということで、多分失敗談の備忘録ということになるんじゃなかと思います。

T さんに頼まれて Oregon 目立て機 410-120 をオーダしてみた件

この前書いた Oregon(オレゴン)の目立て機の続きです。

結局、410-120 をオーダーして欲しい、ということでしたので、Amazon.com に注文をしてみました。

そうしたところ、

Item(s) Subtotal: $153.50
Shipping & Handling: $39.72
—–
Total before tax: $193.22
Estimated tax to be collected: $0.00
Import Fees Deposit $14.29
—–
Grand Total: $207.51

という内容で、都合 $207.51 と相成りました。

今の為替レートだと、大体 23,500 円くらいになりますか。多分ですけど。

税金は $0.00 ってなっているんですが、デポジットで $14.29 引かれることになります。
デポジットで、時々戻ってきたりもするんですが、大抵戻ってきません。
あと、戻るタイミングは、当然ですが、日本側での課税がいくらか、それが確定して、かつ、その処理にしばらく時間がかかるようで、一月とか、二月とか、忘れた頃になる上、あくまでもドルで返されるので、その時の為替レートになり、精算するのがものすごくかったるいのです。
なので、戻ってきたら、役得ということでお願いさせていただきました。

現時点の配達見込みは、Arriving Fri, Feb 7 by 8pm ってことになっています。

船便でも、コンソリの手数料等がかかり、運賃は本体価格の 20% — 30% くらいかかるんですよ。
消費税も確実に 10% かかります。
それに、国内の運賃も別途かかるので、本体が $150 (国際配送しない最安業者で買った)としても、船便運賃が 20% で $30, 消費税 $15, 国内送料が $9 とすると、結局ほとんど同じなんです。
なら、早く着く方がいいし、自分も輸入の申告書を作る手間も多少なりともかかりませんし、そういう都合で、直送にしました。

410 で、やはりとにかく一番気になるのは、カタログ上では、520 などの上位機種と共用ということになっている砥石の互換性ですね。
それと、調整機能が 310 に対してどの程度優れているのか、です。

前者はさておき、後者については T さんは 310 を持っていないので、比較することはちょっと無理でしょう。
ただ、切れ味的にどの程度か、これはとても気になります。
まあ、310 も腐っても Oregon のバッチはついているので、それなりに切れはしますが。

調整機能とは、上のビデオの 3 fix grinder settings, すなわち (1) grinder head angle, (2) top plate cutting angle, (3) 10° down angle について、310 は (2) のみの調整になっていますから、(1), (3) の影響、つまり、それを調整すると切れ味がどう変わるのか(変わらないのか)という部分が最も興味深いのです。

というわけで、T さん、届いて使ってみたら、感想を教えていただけたらと思います。

激安ビニール提灯 その後

大祭の準備で買い出しに出掛けたモダンパックさんに、いわゆるおでんだのの赤提灯が売られていたんですが、無地の白はないのか尋ねたらあるよってことで、取り寄せてもらっていた提灯が届いたので、試しに取り付けてみました。

今までのものと比べると、一つ約 3,000 円と格段に値段が安いのですが、ひとまわり小さいです。
あと、見ての通り、作りもかなり荒いです。

名入れも対応可能、ということだったので、とりあえず、見積もりを依頼してみました。

ただまあ、コストをかけて名入れするほどのものでもないし、完全に消耗品なので、カッティングステッカーを貼るとか、原始的ですが、ペンキと筆で書くとか、考えてみたいと思います。

ステッカーでなんとかなれば、コストもかからず、仕上がりも良いと思うのですが、微妙な凹凸があるので、貼り付ける際にはコツがいるんじゃないかと思います。
うまく貼れるんだかよくわからないので、プリンタで印刷して、それをナイフでカットし、マスキングテープ等で転写する やり方をアレンジして、レーザでカットして貼り付けられるか、試してみたいと思います。

それと、提灯のサイズがちょっと小さい件ですが、見た目ですが、大きさが混ざっているからおかしいのだと思うわけですが、下を固定すると上が空きすぎて不格好に感じるので、スペーサーをかまして中央に配置してみたらどうかなと思っています。
スペーサーは、ホシモト 六角スペーサー EK-601 を試してみようと思います。
ただ、横から風が強く吹くと、てこの原理でかなりの力が加わるかもしれない感じがします。
壊れても一つ 130 円ほどですし、台風など分かっている時は、提灯自体片付けるので、それほど大きな問題にはならないのではないかと思っています。

初・強制乾燥薪

去年完成した薪乾燥機ですが、年末・年始の休みを挟んだことと、ブレーカが故障したりのトラブルがあって、試験生産が遅れていたんですが、初めての薪ができあがりました。

重量でも管理しているんですが、念には念を入れて含水率計で測定します。
半分にわり、センサー(アンテナ)を密着させるためかんながけをして平面を出し、内部の含水率を測定します。
20% を切っていますので、安心して焚けるレベルにごく短期間で乾燥させることができました。

強制乾燥では、薪の内部の温度も計測するのですが、100°C を超える温度になっていますので、ISPM 15(PDF) の、

キルンドライ等の熱処理(HT): 材中心温度 56°C、30分

という条件は軽々満たしているので、極めて安全で清潔な状態の薪が生産できたことになります。
これで、ピザ屋さんや石窯パン屋さん、レストラン等、安全や清潔を重視するお客さんにも、自信を持って納品することができます。

ただ、自然乾燥とは違い、設備自体のコストや、燃料代(チップ、ファン等の電力)などが増えますので、価格については見直していく必要があるのかなと思いますが、自然乾燥のように生産に長時間かかるわけではなくなるので、値上げ幅は最小限に抑えられたらなと思います。

申告書類作り

昨日は天気が微妙だったので、申告書類作りでした。

今回は搬入が 1/24 の見込みで、フリータイムは 1/30 までの見込みです。
前回、搬出が遅れて保管料が恐ろしいほど高かったので、極力フリータイムのうちに対応したいと思います。

フリータイム、というのは、輸入した貨物は、CY と呼ばれるコンテナを保管するヤードでコンテナのままや、CFS と呼ばれる倉庫でコンテナから取り出しバラで保管されています。
保管を開始して、一定の期間、大体一週間くらい(土日、祝日など休みの日もカウントしたりする)は、保管料が無料で、その期間を指します。

今回 CFS は摩耶埠頭だったので、従来通り六甲出張所の管轄で、駐車場問題がないし、検疫所も税関の中に入っているので、楽で良かったですが、次回は貨物が少ないので、松山港あてにしてみようと思っています。

今のところの予定としては、今日、午後車検の予約が取れたので、構造変更に行きたいと思います。
まあ、車検が取れたらですが、仮ナンバーは今日までしか借りていないので、落ちたらちょと手間ですから、落ちないように(どうやって?)頑張りたいと思います。
あとは、薪の配達の積込みです。

今度、新しく入ってくる商品としては、L8SKL, L10SKL があります。

LODGE のキャストアイアンクッキングウェア もかなり品揃えが充実してきました。

しかし、メーカは、本当に商品の魅力をうまく写真で伝えていますね。

STORES.jp の方では、残念ながら滅多に売れないのですが、Amazon の方ではよく買っていただいていて、売り上げての点数的には、FISKARS 製品よりも売れていると思います。
お店から見ると、単価が安いこと、重くて嵩張り、しかも割れることなどのデメリットはありますが、年間を通じて人気がある商品なので、今までのように夏場全く売り物がなくて閑古鳥が鳴いている、という事態は回避できるので、扱って良かったと思いますし、愛媛ではあまり感じないのですが、ソロキャンプなど、焚き火人気がじわじわ来ているということで、そういう層にもダッチオーブンはアピールできるのではないかと思っています。
焚き火が入り口で、薪ストーブの魅力も知ってもらえ、仲間が増えるといいかなと。

そういう意味では、ファイヤーサイドさんのように時代を先取りした「火日常」というコンセプトとか流石としか言いようがないですね。
才能・センスというのは、後天的にはどうにもならない部分もあるでしょうが、まあ、無い物ねだりをしても仕方ありませんし、ポールさんの爪の垢でも煎じて飲んで、単なるパクリではなくて、良い意味での二匹目のドジョウで薪炭エネルギーの再普及に取り組んでいきたいなと思います。

それはそうと、昨日の晩、T さんから久しぶりに電話をもらって Oregon 410-120 は輸入しないの、と尋ねられたので、そのことを書いておこうと思います。

まず、これは断っておかないといけないことですけど、ハッキリ言ってですね、目立ては宗教なので、それぞれに好きなやり方だのがあり、当然、目指すところとも違うし、そういうのはそれぞれの美意識となって現れていると思うのですよ。

車なら、フェラーリが美しいと思う人もいれば、トラックが美しいと思う人もいるし、ジムニーに魅了される人もいるわけです。もしかしたら、プリウスに萌える人ってのもいるのかもしれません。

なので、Oregon の目立て機の講釈は、あくまでも重松的な感覚に基づくものですから、「何をいっているんだこのタコ」と思った方はそっとスルーしてやってください。

で、現状はというと 310 を使っています。
なのに、何で 310 ではなくて、410 なの、520 (またはその上級)でなくて、という部分をはっきりさせないといけません。

310 は何がダメなのか、という部分についてですが、主にダメな部分は 2 つあります。

前者は、リンク先の記事に事細かく書いていますが、簡単いうと、本来調整できる必要がある部分が調整できない、ということです。
ただ、現実問題、計算上の数値から見れば、違いはごくわずかなので、気にならないなら気にしなくて良いレベルであるのも確かです。わからないのなら、無理に感じ取ろうとする必要はないと思うんですよ。
変な話ですが、海原雄山じゃないけど、違いがわかりすぎて、その違いが分かることで食えればいいですけど、そこまで極めるんですか、という話です。なまじ中途半端に違いがわかったら、普通の人が美味しいと思って食べているものがマズくて食えなくなって、だからと言って、本当に良いものを買う財力も、それを調理する能力もないなら、それは不幸ってもんでしょう。
究極的に言えば、切れ味だのを追求するなら、既成の目立て機というようなアホな話はない(と思う)ので、まあ手でシコシコやって、またつまらぬものを切ってしまった的な極致を目指すわけですから、310 で良いかどうかは、結局のところ、お財布との相談、ということになるかなと思います。

財布との相談という部分ですが、310 のもう一つの問題点として、砥石が専用品、というのがあります。
そして、日本には正規ルートでは 310 も 410 も入ってきていませんが、410 は 520 などと砥石が共通なので、正規ルートの消耗品を流用できるわけですが、310 はそれができません。
とはいえ、自分が 310 を買ったのが 3 年近く前で、まだ予備の砥石を使っていませんから、気にするほどでないといえばそうなのかもしれません。

310 のメリットとしては、

  • とにかく安い
  • 非常に原始的で単純で使いやすい

という点があります。

安い、という部分ですが、個人輸入する場合、免税の範囲内に収まる価格帯で、大体 1 万円程度で、送料までまかなえるでしょう。

また、調整できる箇所が少ないので、その分単純です。
その割に、それなりにきっちり目立てできますので、そこそこ切れます。
目立てに 1 本 1,000 円くらい支払っているのなら、あっという間に元が取れるでしょう。

410 がいい、というのは、310 の倍ほどするんですが、目立てする本数が多くなると、当然、砥石も消耗しますから、その問題は遅かれ早かれ発生します。

また、410 以上のモデルの場合、ダイヤモンドや CBN の砥石があります。

例えば、Duro を研ぎたい、というような場合には、310 はダイヤモンド砥石がないので無理なのですが、410 ならダイヤモンド砥石を買えば可能です。

それと、目立てをしていくと結構、砥石が歪な形にすり減り、砥石自体を整形する必要が出てきます。
自分はケチなので、単に裏返して、砥石を削って整形しませんから、それが長持ちしている理由なのかもしれませんが、310 の砥石は 410 のものに比べると格段に小さいので、円周の長さも格段に短い=寿命が短いわけです。
砥石の整形にはドレッサーというものを使います。(一つは付属します)

以上から、ある程度の知識や経験があり、使用頻度が高い場合、また、それほどこだわりはないけど、業務で使いたい、という場合には 410 にしておいた方が良いんじゃないか、と 思って います。
思って とは切れが悪いのは、机上の空論だから、ですが。

T さんには、一緒に輸入してくれないかといわれたのですが、現状 310 が壊れていないし、いますぐ 410 を買うか、というと 410 は 310 と違い税金がかかるので、2 万円代前半になるから、ちょっと悩ましいんですよね。。。

というわけで、単に米尼で代理で買って、というのであれば、使い勝手等を教えてくれることと交換条件で、興味がある方がいらっしゃったら無料で対応します。
ただし、あくまでも、「注文を代理で入れるだけ」で、使い方を教えてとか、荷物が届かないとか、壊れてて動かないとか、サポートは放置プレイはしないつもりですが、義務としては負いませんで、そこんところはよろしくお願いします。

現在の Amazon.com での価格等は、以下のリンク(アフィリエイトです)で確認してください。

FISKARSの折れても無償交換サービスにおける消費税の扱いについて

無償交換品についても、課税(不良品にも課税され、新たに提供された良品に対しても再度課税)されます。

詳しくは以下にも書かれています。

質問 海外から製品を輸入しましたが、欠損が見つかったため、売手と協議し、代替品の無償提供を受けました。これに対する関税等の適用はどうなりますか。

回答 輸入された貨物については、課税価格の決定の原則に従い、課税価格を決定し、輸入申告を行う必要があります(関税定率法第4条)。
無償で輸入された代替品は、課税価格の決定の原則の例外(輸入取引によらない輸入貨物)に該当します(関税関係基本通達4-102)。この場合無償で輸入された代替品が欠損品と同一品のものである場合には、もとの貨物の輸入申告時と同一の価格で申告します。

また、国際送料、国内送料の値上がりもあり、今までの 2,000 円を維持することが難しくなりました。
国際送料については、環境のため、燃料費が相当上がった(PDF) ため、どうすることもできません。

以上のことから、FISKARS 永久保証付きの商品について、無償交換時にご負担をお願いする実費相当額を以下の通り改定いたします。

  • FISKARS IsoCore Maul, X27, X25, FISKARS X17, X15, X11, Hookaroon 28″ 3,000 円(送料、消費税込)
  • FISKARS X7, Hookaroon 12″ 2,000 円(送料、消費税込)
  • FISKARS 砥石 700 円(送料、消費税込)

ただまあ、上記金額をご負担いただいても、多分赤字だとは思うんですが、運悪く不良品を掴んでしまった方にだけ負担をお願いするものどうかと思うので、かなりギリギリの線で調整したつもりではあります。
本件、ご理解の程、お願いいたします。