薪カフェ・アローフィールド & スプレ

今日は、東温市にある薪カフェのアローフィールドさんに行ってきました。

image行ってきたましたが。。。写真のとおりです。
実は、アローフィールドさんに行くのは 2 回目なのですが、前回は貸切で入れず、念の為にウェブサイトで確認していったのですが、休業の記述はないし、大丈夫だろうと思ったのですが、またまたダメでした。
残念無念。
目立つところにはどこにも記載がないのですが、どうやら、日曜日・月曜日は定休日のようです。
薪カフェってなんなのかむちゃくちゃ気になりますので、また、機会を見つけて、訪問してみたいと思います。

imageということで、当てが外れたので、たかのこのホテルのスプレさんにランチビュッフェしに行ってきました。

たかのこのホテルは、たかの子温泉のお隣です。日尾八幡神社の近く、旧 11 号線を少し南に入ったところですが、入り口に立派な看板ができましたので、迷わないと思います。

できて間もない頃に訪問して、サービスやプライスに素晴らしいものがあったので、わざわざ(?)食べログのアカウントを作ってまでコメントしたのですが、その時の些細な希望も改善した、というリプライを頂いていたので、久しぶりに 2 度目の訪問です。

image値段は、前よりも安くなって、1380 円、メイン料理を 1 点選び、残りは食べ放題、以前はなかったドリンクバーもできたので、ソフトドリンクは飲み放題、食後のデザート(スイーツ)はオプションで 100 円です。

今回も、価格的に非常に安く、満足行く内容でした。
席も広く、今回は連休でしたが、子供が少なくて、落ち着いた雰囲気でくつろぐことができました。
ちょっと距離がありますが、又来たいと思います。

薪の配達を経験して

今回、愛媛から、長野と千葉まで薪を配達したわけですが、その時に気づいたことを忘れないうちにまとめておこうと思います。

誤解があるといけないので、前提を明らかにする必要があると思うのですが、今まで東京に行く際、ほぼ空荷で走っていたことから、その無駄なスペースに薪を積めば、無駄が減らせるのではないか、という思いつきから始まっています。
なので、薪を運ぶために東京に行っているわけではない、ということに注意して下さい。

今回は初めてということもあり、約 120 個のカゴと、ウッドバッグ 1 袋を積んでいきましたが、20kg x 120 = 2.4t、ウッドバッグは 7 割くらい入っていたので、1.7 x 0.5 = 0.8t、計 3.2t で、少し積載に余力のある状態での走行でした。

通常、空荷で走ると、9.5km/l くらいなのですが、今回は 8km/l くらいと、約 2 割燃費が悪くなりました。
片道 1000km あるので、遠回りをしないのなら、105l から 125l と、20l 軽油の消費量が増えます。
かなり細かいことを言うと、気持ち AdBlue の消費量が増えた気がします。
約 3000 円のコスト増であり、経験的に燃料費とほぼ同額の維持費の増加(タイヤや油脂類などの消費)があるので、1t あたり、2000 円程度のコストがかかる、ということがわかりました。

次の問題点としては、荷降ろし場所まで車が入れないことがあるかもしれない、ということです。
今回は、幸いに 2 件とも、すぐ側まで車で近づくことが出来ましたし、荷降ろしも手伝っていただけたのですが、そうでないこともあるかもしれません。そういう場合には、道端に下ろして帰るわけにはいかないので、相手の保管場所までは運ばねはなりませんから、台車などの準備をしておく必要を感じました。

荷姿についてですが、ウッドバッグは、余程条件が揃わないと、まず使いものにならない、という点も明確になりました。

配達時に使える時間は限られているのですから、よもや袋からいちいち出す、といような荷降ろしは現実的ではありません。
よって、ユニックで吊って下ろす必要があるんですが、たいてい架空配線があるので、ブームの動ける範囲に制限を受けたり、うちのユニック自体の能力が低いので、あまり離れた場所におろせませんから、本当に条件が整っていないと、クレーン作業自体が難しいと感じました。

よく考えると、自分の場合は、元からユニックやフォークリフトで薪をハンドリングするという大前提があり、そのために道路を拡幅したり、駐車場などの舗装をする際にも、重機が養生せずに走行できるように施工しているのですが、そこまで気を回す人は殆どいないわけです。

こういうことは、新築やリフォームの際にちょっと気をつけて、少し予算を割けば大きく薪の搬入が改善する可能性があるので、本格的に薪ストーブを使用する人には、搬入方法の合理化を検討してもらいたいと思いましたが、これは今回のメインテーマではないので、いつか整理してシェアしたいと思います。

また、ウッドバッグはそれ自体の背が高く、2 段で積載した場合に重心が非常に高くなること、走行中に振動で固縛しているロープ等が緩むという問題も明らかになりました。平ボデーに積み込む場合、荷台の高さ+ウッドバッグの高さになるので、フォークリフトのマストはかなりの高さがないと、載せることすらままなりません。
クレーンがないと、2 段での積載はほぼ無理でしょう。
使い方しては、がさつに入れることになるので、まず、とにかくかさばります。
円筒形であるので隙間もでき、薪を詰めると膨らんで幅ができるため、大型トラックでないと、横に 2 個ならびませんから、積み込みのスペース効率が悪いです。
荷崩れのリスク、密度の低さ、低い耐久性・耐候性に起因する短い寿命など、通函として使うには、デメリットがメリットに優っている状態です。
相手側にフォークリフトがある場合は、旧来通り、メッシュパレットを使うほうが合理的に思います。
しかし、最終的に薪を必要としているユーザがメッシュパレットでハンドリングできる方がごく一部であることを考慮するとすれば、いずれかの時点で、移し替えの手間が発生してしまい、そのことは、価格の上昇、または、販売機会の逸失に繋がるわけです。
メッシュパレットは高価なので、お客さんから戻ってこないリスクもあります。

結論としては、生産の現場から、販売の現場、そしてさらに、販売後のユーザー宅でのストック、その後の薪ストーブ近傍への搬入、使用に至るまで、一切移し替える必要のないみかんカゴが薪のコストを大きくカットできる、ということがわかりました。

2014-04-04 15.40.16元々人力で荷役するためのカゴであり、約 50L 程度の容積です。
乾燥薪の密度を 0.5 とすれば、25kg 程度入ることになりますが、きっちり過ぎると取り出しに手間がかかるので、現実的には約 20kg くらいの重量となりますから、重すぎず、軽すぎず、丁度の量ではないでしょうか?
写真のような作ったばかりの状態で 25kg〜30kg 弱です。
あとは、それなりの高さに積めるので、カゴに入れたまま、乾燥もできるので、乾燥による収縮で薪が崩れるということも、起こり得ません。
積んで上に、なにか適当な屋根になるものを載せておけば、薪棚自体が必要無くなります。

みかんカゴには、デメリットもないわけではありません。

まず、空になっても畳むことができないため、組み合わせて 2/3 にはなりますが、カゴ自体場場所を取ります。
スタックできるカゴもあるのですが、カゴ自体にコストを掛けては間抜けですから、みかんカゴでないと意味がありません。

次に見た目のダサさ。
いかにも農業用、しかも中古、そしてプラスチッキーなので、屋外にストックしているときはまだ我慢できるにしても、さすがに屋内ではかなり残念なルックス、というか、ずぼらな自分でさえ受忍の限界ですし、屋外においてあるので汚れているわけで、その点は工夫が必要そうです。
この点については、屋内用の薪カートを木や鉄で作ることにより、対策してはどうかと考えています。

2014-07-12 15.07.57他にもデメリットはあるかもしれませんが、現状、最も安価に調達できる薪のストック手段で、最悪、ワンウェイにしても吸収できるレベルのコストなので、当面、配達にはみかんカゴを使っていこうと思います。
最近は、安く分けてくれる農家さんが見つかり、写真の量で 1 万円なんです。

最後に、薪を売る、というのは、自分にとっては本業ではなく、輸送できるボリュームにも制限があり、このまま延長しても、とてもビジネスとはなりません。

薪を必要としている人にとっても、愛媛の薪が愛媛産だから欲しいわけではないと思いますし、そういう意味では、愛媛から薪を運ぶこと自体がナンセンスとも考えています。

じゃあ、なんで売ってみたんだ、という話になるかと思いますが、できることしかできないので、できる範囲で薪を売って、薪の生産にかかるコストをの一部を回収し、それをさらに効率的な薪の生産に投資していく循環を作るためです。

当面はままごとだと思うのですが、今年からは、原木を購入して、試験生産を開始しようと思っています。
その様子も、こちらのブログで紹介していきたいと思います。