FISKARS 斧入荷 — 雑貨屋的日常

ようやく FISKARS の斧類が入荷したので、納品のための検品作業等をしました。
どこで買っても同じと言えば同じでしょうし、違うと言えば違うわけですが、うちの場合の日常の作業を紹介します。

まずは、Isocore Maul の場合です。

この商品は 2 本が 1 箱に入ってきます。
一度箱から取り出します。

見ての通りなんですが、斧自体はヘッドにダンボールを折ってテープで軽く留めたものを被せてあるだけです。
また、シャフト部分は細いビニール、ヘッド部分は太くて短いビニールを被せてあるだけです。
引っ張れば簡単に外れてしまいますので、こんな梱包で商品を納品することはできません。

なので、一度取り外して、刃に欠けがないか、シャフトの付け根にクラックが発生していないか等を重点的に、全体を点検します。
また、バーコードをうちのバーコードに貼りなおします。

その後、刃先を保護するために エッジボード を当てて、シュリンクフィルムでしっかりと固定します。

Amazon は膨大な数の商品を扱うため、商品 1 点がなんなのか、倉庫で働くスタッフの方はわかりません。
例えば、この斧は 2 本で一箱で納品するんですが、2 本入りの箱で商品なのか、それとも 1 本の斧が商品なのか、ということもはっきりさせないといけません。
また、商品の一部が紛失したり、汚れたりすることを防止するために、商品 1 点ごとに箱やビニール袋等に入れて、保護することが求められています。
そのため、1 本ごとにビニールで梱包します。

ちなみにそのビニールは手作りでしてヤフオクで買った足踏みシーラーなんですが、長くて大きなビニールを作らないといけないので、台を拡張したわけです。

最後に元の箱に収めて、この時に元の箱のバーコードは消すことで、箱単位での販売ではない、ということを明示します。
重たいので、箱が抜けないように、念のため PP バンドで結束して、出荷準備完了です。

実際に、出荷する際には、出荷用のラベルを出力して貼付する必要があります。

次に X25 の場合。

基本的に作業はほとんど同じなんですが、こっちは刃を保護するシース(刃のカバー)が付属しています。
いったんシースを取り外して、刃先などの痛みを検品します。

また、ビニールで保護されていないため、段ボールの紙のカスが付着していることがあるので、いつはエアダスターで清掃するんですが、今日はお宮に忘れてきたので、ブロワーで汚れを取り除きます。

シースですが、オレンジ色の部分を回転させてロック・アンロックするんですが、どこの運送屋か、適当に配達して、このロックが外れて斧がズタボロになったことがありました。
刃が出た状態で荷物が届くという極めて重大な事故に至ったので、以降、シースが外れることがないように、シースをフィルムで固定する作業を追加しています。

また、Amazon の規定で、X25 はプチプチ袋での納品となっています。(なぜか X25 だけ)

というわけで、今日は Y 君も手伝いに来てくれて、大型の商品については、一通り納品できる量、具体的にいうと、ヤマト便の場合、一度に 99 箱しか送れないので、それくらいの量の準備が整いました。
本来なら、今日の荷物は今日のうちに出荷するんですが、豪雨の通知が鳴りまくる状態で、うちのトラックは平ボデーですから、ケースが濡れると強度が失われるため、出荷を見合わせました。

明日、引き続き、X7 などの標準サイズの商品についても、この作業をしていきたいと思います。

ボチボチ頑張ります。