FISKARS のキワモノと出会ってしまった件

愛媛でも激しい雨が続いています。
河川が氾濫したり、土砂が崩れたり、大規模な被害が出て、自衛隊が出動した等のニュースも流れています。
被災された方にお見舞い申し上げます。
うちも傾斜地なので、他人事ではありませんし、数年前の豪雨災害が思い出されています。
被害が出ないことを祈らずにはいられません。

こんな日の倉庫作業はすごく蒸し暑くて、ここひえ的大型扇風機は意味をなさないのでスポットクーラーを使っているんですが、気温は 25°C くらいなのに大量に汗をかいてしまって、すごく疲れます。

そんなわけで最低限の出荷作業で切り上げて、ネットで新しいアイテムを探していたんですが、なんと、FISKARS のキワモノを見つけてしまいました。

FISKARS の Cast Iron Cookware です。


ここは、一つ買わないといけないような気がしないでもないんですけど、すごく高いんですよ。
$127.67 もします。
なので、仮にうちのお店で売り出す場合、輸入時経費が商品価格の 30% 程度、消費税が 10%、雑費(送金時の為替手数料等)で 10%, 決済等のモール手数料で 10% で 1.6 倍くらいには設定しないといけません。
$127.67 x 110 x 1.6 + 送料として 1,000 円だとすると、23,470 円くらいで、振っても鼻血が出ないレベルの金額設定ということになります。
売れるか、というと間違いなく売れないでしょう。
自分自身が $128 の値段で引いている状態ですしね。

実際問題、LODGE にしてもそうですが、STORES の方では LODGE 製品は全くといっていいほど売れません。

これと同等の L8SK3 の場合、今の値段は 3,199 円なんですけど、直販では売れた試しがないです。

Amazon よりは 1 割安いんですけどね。
STORES で売れる数を 1 とすると、Amazon で売れる数は 1,000 とか、そういうレベルです。

なので、ビジネス的には、手を出す意味はないんですけどね。
個人的には欲しいのです。
何事も売れるのか、お店で扱えるのか、という視点で見てしまうのが小規模雑貨屋の悲しい性というかなんというか。

フライパンだけではなくて、グリルパンなど、いろいろなアイテムがあるようです。
見ているだけで楽しいので、見て楽しんで終わりかなとは思いますが。

同じく、まだ踏みとどまっているのが、FISKARS の木の柄の斧 です。
これも、Norden というラインの商品ですが、シースがレザー(もしかしたらフェイクレザーかもしれませんが)だったりと、ちょっとおしゃれなデザインです。
値段もずいぶん高いし、機能的に X シリーズより劣ることは明々白々なので、実用的に考えると、何のメリットもありません。
飾りとして考えると、あくまでも工業製品で、職人によるハンドクラフト的な価値もない。
実に微妙な立ち位置のアイテムで、いまだ購入していないわけです。

それにしても、チャイニーズウイルスですけど、全く出口が見えません。
落ち着いたら、アメリカにもホームセンター巡りに出かけたいし、イギリスにも薪割り機を見に行きたいのですが。。。