豪快な朝鮮の薪焚き屋台

最近、屋台の動画にハマっています。
それで、ちょっとやってみたいなと思ったのがこれ。

豪快に薪で辛そうな液体につけた鶏を煮込んでいます。
薪はクヌギですかね?
台はドラム缶でできているようです。

問題は鉄の鍋というか、これは売っているのをみたことがありません。
厚みもかなりのもの。
打ち出しで作ったんでしょうか?

この動画で面白いなと思ったのは、料理の運び方です。
鍋に取っ手がないし、どうするのかと思ったら、台ごと運ぶという斜め上の運び方でした。
ひっくり返らないのかなと思ったら、鉄筋で作った部分はフレームの穴に差し込みになっていました。

それはそうと、クヌギについてです。
少し前にクヌギは朝鮮半島が原産地であるという話を聞きました。
日本に存在するクヌギの DNA を調べたところ、ナラに比べてバリエーションが少ない、というのがその根拠で、移入したものであろう、という推論です。
ようするに、ナラなどよりもクヌギの方が利用価値が高いため、人的に移入させて、栽培した、ということです。
実際、薪として利用する場合でも、ナラに比べてクヌギは僅かに密度が高く、このことはすなわち、生産性が高く、保管性が良く、エネルギー密度も高い、ということに他なりません。
成長速度に関してもクヌギの方が早いと思います。
要するに、利用価値が高いということはそういうことだと思います。

こんな記述も見たんですが、

クヌギがそもそもの初めから日本に自生していたにか、あるいはいつの時期かに外から持ち込まれたものかは正確には言えません。おそらくDNA解析をおこなって分子系統学的に調べればはっきりするでしょう。残念ながらそれに答える研究論文は見つかりませんでした。アメリカで広汎なクヌギの仲間 (Quercus 属)の解析をした例はありますが、日本のクヌギ(Quercus acutissima)の出自については何も情報はありませんでした。ということで、クヌギは古代から日本人の生活に密着してきたことを考えると、日本のクヌギは日本に自生していたものとみなしていいのではないかと思います。いずれにしろ分子系統学的研究がなされればはっきりするでしょう。

このテキストは、2017 年付のようなので、4 年前のものです。
この時点では、解析例はないと記載されているので、それ以降に研究が進んだということになるのでしょうかね。
ファクトチェックというわけではないのですが、クヌギの出自についての研究のソース等ご存知の方がいらっしゃいましたら、コメント等で教えていただけますと幸いです。

ついでに。

少し前にも貼り付けたんですが、薪ストーブ初心者さん向けのクヌギ・ナラ等、どんぐりの仲間の見分け方です。