エコファンが元気が無い件

2015-12-05 12.07.223 年目のエコファンが元気がありません。

エコファンってなんだ、という人もいるかもしれないので、説明をしておきます。

エコファンは、薪ストーブの熱で発電し、モータを回転させ、室内に温風を柔らかく送って暖房効果を高めるというガジェットです。
ペルチェ素子を利用して、ストーブと室内の空気の「温度差」により発電し、ゼーベック効果というそうです。
カラクリがわかれば、なるほどとわかった気になるのですが、電気コードや電池がないのにファンが回るのはやはり不思議です。

温度差により発電するので、薪ストーブがよく燃えているときは元気よくくるくると回り、温度が下がってくると回転が落ちてくるので、ぱっと見れば遠目にも温度がすぐに分かるという副次的なご利益もあるかなと思っています。

結構な値段するので、サーキュレータ+電気代と比べて、「投資効果があるか」、と考えるとかなり厳しいと思いますが、おもちゃとしての価値もあるので、個人的には、買ってよかったランキングでいえば、エコファンは結構上位に食い込んでいるかなと思います。

で、元の話しに戻りまして、うちのは 810 UltrAir なんですが、リリースされたタイミングで入れたもので、早くも 3 シーズン目になるんだと思います。

思い返せば、810 の前の時代からエコファンは取り扱っていたわけですが、交換用モータは在庫を用意して、対応できるように準備しているものの、殆どが初期不良用でした。
意外とエコファンの不良率は高くて、多分、1% 位あるんじゃないかと思います。

交換用としての注文は、売りっぱなしの並行品でサポートをしてくれないという相談があり、在庫が潤沢なときに対応している程度で、雑貨屋 Hearth & Home のお客さんからの注文というのは、実はまだないんです。

というわけで、モータの寿命としてはちょっと早い気がして、モータが原因との確信はなく、もしかしたら、ペルチェ素子の焼損かもしれないとは思っているんですが、写真の温度で毎秒 1 回転程度とものすごく緩慢な動きで、どちらにしても、モータの交換をして様子を見てみようと思いっているわけです。

ちなみに、写真は 12/5 のものですから、もう 4 日も前ですね。

家にドライバがないので、社務所から工具箱を持って帰るか、下の車庫に工具を取りに行けばいいんですが、億劫で。。。

そのまま使い続けて、ペルチェが悪くないのに悪くなると困るので、エコファンは下ろしているんですが、やはり、あるとないとじゃ、結構違う気がします。

810 でも差は体感できるレベルなんで、812 AirMax だと、はっきりと差がでるんじゃないかと思います。

いい加減、モータを交換したいと思います。

エコファンですが、おかげさまで、そこそこ売れて、在庫が少なくなってきました。

T805B については売り切れですが、廃盤で、後継の 800 Original も月末に通関する見込みではあるものの、クリスマスにはちょっと間に合わない感じです。
810, 812 も多少追加で入荷しますが、検品作業などが年末・年始は滞るため、クリスマスプレゼントに考えている方は、今ある在庫でないと対応できないと思いますので、お早めにご検討ください。

超強力一発着火

2015-12-08 20.52.58焚付って、拘る人はこだわるようですけど、自分は超適当なので、ベスター を使っています。

木くずのようなものを圧縮して、それに灯油を染み込ませたものなので、多少の臭がするという問題点はあるんですが、超強力なので、1 片で大抵着火できます。

1 枚が、6 片、それが 3 枚入って 120 円なので、1 回あたりですと 6.7 円ですね。

同じもののブランド違いだと思いますが、文化たきつけ、という商品もあるようです。
うちの近所のホームセンターには、ベスターしか売ってませんので、文化たきつけは使ったことがないのですが、ベスターは使ってほんとうに楽なので、雑貨屋 Hearth & Home でも扱っていますし、銀行振込の場合、振込手数料相当として、「ベスター希望」と備考欄に明記したかたには、サービスでお付けしております。

焚付作る・集める手間暇、そういうのを考えると、特にこだわりがないのなら、着火剤を利用して、確実に着火して燻らせないほうがいいと思います。

時給が 600 円の人でも、6 円というのは 36 秒の給料ですので、その間に一体どれだけ焚き付けが作れる・集められるのか、問題です。

経済的なことだけをいえば、わざわざ松ぼっくりを拾って回ったり、杉の葉を集めたり、1cm 角くらいまでに小割りするよりも、節約にはなるとは思います。

その手間隙も楽しみというケースも有るとは思いますので、わざわざ買うくらいなら、という意味で、楽しみも義務になると、とたんに苦痛になったりするものでしょうから、程よく楽をするのも悪くないのではないかなと思っています。

ベスターは、一応、密封して保管したほうが灯油が飛ばなくていいんですが、シーズン中は、自分の場合は、日中留守で、晩には熾が残っていないので、1 日 1 片以上は使うので、大抵は、油が揮発する前に使いきっちゃってます。
ガセットガスのバーナーとセットで必需品になっています。

焚付がうまくいかないとお悩みの方、是非、ベスターをお試しください。
後は、確実に乾燥しているか、それも超チェックですね。

ポンプとエンジンのマッチング

トロンメルを駆動するために油圧ユニットを作ろうとしている、というのは前に書いたと思います。

使う予定のエンジンは、スバル(ロビン)の SP-170 で 5.6HP という表示です。

JawCouplingこれにフィットする油圧ポンプと思われるものをピックアップしたんですが、相互を接続するためのカップリングやマウントブラケットなどの組み合わせがとても複雑なので、念の為に通販サイトのサポートセンターに問い合わせをしてみました。

カップリング、というのは、エンジンとポンプは基本的に同一のライン上に軸を合わせて、向い合せに設置するのですが、軸のズレや振動などを吸収するために、使用されるみたいです。

そうしたところ、そういう部分以前に、「エンジンの出力に対して、ポンプが大きすぎて回らないよ」といわれました。
計算できるサイトも教えてもらえました。

経験上、3000 PSI で得られるフローはエンジンの出力の半分程度、と考えていたんですが、概ねそういう数字で、3 GPM x 3000 PSI だと、5.8 HP 必要と計算されます。
わかっていたことなので、まさかここを間違うとは思っていませんでした。

なので、SP-170 だと、3GPM を少し切るくらい、2.8 GPM くらいでないとしんどい、ということになりますね。

2.8 GPM を 3600 RPM のエンジンで得るためには、Pump Displacement で計算するれば、1 回転辺りの吐出量がわかりますね。
Displacement は、0.18 in3/rev、30 cc 弱、ということになります。

過去にも記事にしましたが、こういう単位換算は、Google 検索を使うと楽です。

0.18 cubic inch in cc

と検索すると、

GoogleUnitCoversion

のように単位を換算してくれ、便利です。

まあ、2.8 GPM で 3600 RPM だと、displacement はいくつ、というのも

(2.8/3600) gallon in cubic inch
(2.8/3600) gallon in cc

と検索すれば、計算と単位変換まで一発済むことですが。

で、肝心のポンプの選定ですが、0.18 cu.in./rev. 以下のものを選べば良い、ということはわかったんですが、当然に、吐出圧力が 3000 PSI で、定格回転数が 3600 RPM のものでないといけないし、エンジンの軸の回転方向に合わせて、ポンプの回転方向も決める必要があります。

あと、エンジンとポンプを相互に固定するブラッケットですが、ポンプのマウントが 4F17, SAE A, SAE AA の 3 タイプのものしか用意されていないようなので、このどれかでないと既存の部品で固定できないということになりますね。

ギアポンプで探したら、条件のものがなかったんですが、ベーンポンプは、2500 PSI になるんですが、条件に合うものがありました。
$200 ほどして高いんですが、そもそもベーンポンプって、どういうポンプかよくわからないので調べてみました。

アニメーションがあってわかりやすいし、特徴が細かく書かれています。
それによると、

  • 構造が比較的簡単なため流体内のごみに対して許容範囲が大きくカムリング・ベーンとも磨耗してもベーンが補償されるため経年による効率低下が少ない。
  • 隙間が大きいためあまり高圧には向かない。7.0Mpa(70kgf/c㎡)程度が限界です。
  • 構造上脈動を非常に小さくできる。
  • 可変容量式では設定圧に達すると圧力最大、流量0となるため構造上リリーフ弁。アンロード弁が不要になる。

ギアポンプと比べると、

  • 経年による効率低下が少ない。
  • 構造上脈動を非常に小さくできる。
  • 可変容量式では設定圧に達すると圧力最大、流量0となるため構造上リリーフ弁。アンロード弁が不要になる。

というメリットがあり、特にデメリットはないようですね。
まあ、値段が高いのがデメリットかもしれません。

そういう事情で、ポンプから選び直さないといけなくなったので、殆ど振り出しに戻りました。
船便で運ぶ予定なので、チョイスを間違えると、2 ヶ月くらいロスが出るので、慎重に選定したいと思います。

ブロック運びな一日

土曜日に生コン屋さんに電話した時に、早く取りに来い、と言われていたのを思い出して、今日は、ブロック運びをしました。

頑張って 18 個ほど運びましたが、後、ちゃんとした在庫は 3 個、まあ、ちゃんとしたといういい方も変だけど、ちゃんとしてない在庫が 5 個くらい、ちゃんとしていないものは、吊るための鉄筋が外れたりしているので、ワイヤーで巻いて吊らないといけませんが、使う分には同じに使えるので、明日もあるだけ運んでおこうと思います。

途中で電話がかかってきて、サイディングが貰えることになって、見に行きました。

家一軒分まるごとです。
ラップで巻いたままの状態ですが、ちゃんとカットしてあるので、使い回すなら、継ぎ接ぎになりますね。
明日中に引き上げて欲しい、ということなので、頑張ってなんとか運びたいと思います。
兼務神社の社務所の壁が傷んでいるので、そこに貼れたら貼ってみようかと思います。

ブレイブ薪割機用の作動油フィルタが届きました

2015-12-06 15.50.32ブレイブの薪割機ですが、コンシューマ機、ということで作動油のフィルタがありません。

個人的には、薪割機の故障の大部分は、作動油の不具合によるものだと思っていますし、フィルタ自体、いくらもしないものなので、ブレイブ社にリターンフィルタを取り付けて問題がないかどうか確認をした上で、問題ないという返答を得て、フィルタを輸入していました。

ようやく届いたので、早速取り付け位置をいろいろと検討してみたのですが、コントロールバルブのすぐ後ろにつけるのが一番しっくりと来る感じです。

取り回しを考えるために余分にパーツを取り寄せてあるので、万一うまく行かなかった場合は、別の場所にするかもしれませんが、コントールバルブに固定して、フィルタのヘッド自体は固定しない方向で考えています。

しばらくそれで使ってみて、不具合が生じるようであれば、フィルタのヘッドを固定する金物を用意する必要があるかもしれませんが、極力、シンプルにしておきたいと思います。

今日は十分に時間が取れず、とりあえず、現物合わせして、取り付け位置を検討して終わってしまいました。

明日、時間に余裕があれば、走行モーターのテストも必要なので、それと合わせて、フィルタの取り付けもやってみたいと思います。

2015-12-06 15.52.52一緒に注文していたフラシュフェイスカプラのカバーも取り付けて様子を見てみました。

仮にかぶせてみたのですが、漏れないといっても、全く漏れないわけでなく、特に MADE IN CHINA の安物なので、多少はにじむことがあるため、地面にカプラ部分を落としたりすると汚れがつくので、困っていましたが、今後は、カバーで作動油による汚れを防止することができそうです。

万一合わなかったらいけないと思って、4 セット必要なところ、2 セットしか買ってないので、トロンメル用のエンジンや油圧ポンプと一緒に買っておこうと思います。

薪割機 maniacs Bilke S3

今日、というかもう日付が変わったので昨日ですが、体調が良くなくて、でも、神社の祭典があり、なんだかんだで戻ったのは 18 時過ぎだったんですが、夕食をとったら、疲れて寝てしまい、例によって例のごとく、3 時間ちょっとしか寝られませんでした。
今日もお宮があるし、体調もあまりよろしくないので、もう一回よく寝ておかないとまずいかなとは思っているんですが。

さて、facebook でシェアされていたので、思い出したんですが、ちょっと変わった薪割機、Bilke S3 を紹介しておきたいと思います。

相当久しぶりの 薪割機 maniacs 記事になります。

ラインナップとしては、トラクター PTO の S3, 電動の S3 Electricity, エンジンの Bilke S3 Kulkuri があります。

仕様としては、処理できる丸太の最大径は 22.5cm ということになっていますが、自分のこれまでの経験的にいえば、その太さのものをこれで処理して木くずにするのはもったいないし、2 つ割にしかできないので、実際には、15cm くらいまでのものを処理するのに最適の薪製造機だと思います。

構造的には、回転で切断をしつつ、半分に割る、これを一回転の間にやるので、速度はかなり速く、一時間に 10m3 以上の処理量となるようです。3 コード/時以上ですから、このクラスの薪製造機では群を抜く速さです。

枝などが大量に入手できる場合、ゴン太切りなどをするよりも遥かに早く、かつ、割ることができるので、乾燥時間も短縮できるメリットがあると思いますし、また、これで処理できる 22.5cm まで、太いものはアッグ的薪割機で小割りにして突っ込めば、これ 1 台で相当の生産をすることができると思います。

ただ、問題も山のようにあるんですが、まず、slab width というのがそうだと思いますが、インフィード側の幅が狭いため、曲がりが強いものは、下処理が必要になる、というか、広葉樹では、下処理がいらないものののほうが少ないのではと思います。

次に、動画を見れば、材を送る速度が非常に早く、長さを設定するためのプレートに当ってバウンドして、場合によっては指定のサイズよりも相当短いものが発生している様子が見て取れます。

自家用ならこういう木くず状態のものの量産でもいいんでしょうが、販売するとなると、長い過ぎるとストーブに入らない問題があるんですが、短すぎると、そういう問題は生じなくても、お客さんの棚にうまく積めない、というケースもあるし、長さは揃ってないよりは揃っている方がいいわけで、見た目が汚いと、単価が下がってしまう、という問題があります。

薪の長さが揃ってないなんてことは、自分にとってはどうでもいい問題ですが、業として考えると、薪の価値を決めるのは、自分ではなく、お客様ですから、お客様が必要としている、選んでいただけるものを作る必要があります。

ラーメン屋のおっさんじゃないけど、うちはこれで勝負です、みたいなノリが多分にある Hearth & Home の薪ではあるんですが、ある程度は売れてくれないと、里山にお金が行き渡るようにしたい、という理念が絵に描いた餅で終わってしまうので、売れるものを作る必要を感じています。

あと、どうしても、細かな木片、粉塵が発生する問題があります。
これらは乾燥を妨げるだけでなく、虫・カビなどの発生の要因でもある上、使うときにストーブ周りも汚しますから、クリーニングディスクやトロンメルスクリーンなどでしっかりと分級してやる必要がありますね。

そういう意味では、この薪割り方式は、個人が使うにはつぶしが利かず、ビジネスで使うには生産されるもののクオリティが低すぎ、付随する設備が当初より揃っている必要がある、ということで、非常に限られたシーンでしか活躍できないものだと思います。

ただまあ、枝薪、焚付に使う細割の生産には、最高のパフォーマンスだとは思います。
また、杉や檜の間伐材が大量にある環境で、それをそこそこの品質で薪に加工する必要あるようなケースにも、最適と思います。

なんだかんだで、いつかは欲しい 1 台です。

最後に。

薪の作りた方一つとっても、ヨーロッパでは、原木の太さなどに応じて、薪の作り方を変え、機械を工夫するんですが、アメリカだと、もともと細いものがないのか、とにかく巨大なものを、それと同じような太鼓腹のオジサンがドヤ顔で、力任せに粉砕しているし、そして、日本人は戦前と変わらず、斧で 2 日で 500 束割った、俺 TUEEEE 状態で、機械で割るとは精神がたるんでいる証拠的話になってしまうわけで、国柄がでてとても面白いと思います。

Bilke ですが、電話の国番号は、358 なので、フィンランドですね。