トロンメルの回転速度を調整するために絞り弁を購入したのですが、初めて使うパーツなので、そもそも動作原理がわかっておらず、組み立てようにも、ポートがふたつあり、そのどちらがどちらかということがわからず、まだ組み立てられていないので、基本的なことから調べてみました。
当該商品は写真のものなのですが、PRINCE 社の廉価版(?)ブランド WOLVERINE の WFC-1200(PDF) です。
このひとつ下のモデルは、WFC-800 になるんですが、こちらは最大流量が 15 GPM までで、S130 は 17GPM のため、WFC-1200 をチョイスしましたが、多分、WFC-800 でもなんとかなったとは思います。
WFC-800 は、各ポートが NPT 1/2″ なのでホースのサイズ変換が不要で、コストもかなり落とすことができます。
さて、本題に戻って、絞り弁について、流体は空気ですが、以下のサイトが非常にわかりやすく、画像などは、当該サイトから、引用させていただいていますので、詳細については、オリジナルのサイトを見ていただければと思います。
出典 http://ai-engineering.com
絞り弁ですが、写真では少々見づらいかもしれませんが、右図のような刻印があります。
この記号は、絞り弁の記号なのですが、逆止弁(チェックバルブ)との組み合わせであることがわかります。
これを始めてみた時、絞り弁自体、一方通行なのか、と思ったのですが、そうではなかったのです。
非常にわかりやすいアニメーションが アイエンジニアリング さんのページにあったのですが、複動エアシリンダの動作の様子を示したものです。
出典 http://ai-engineering.com
アニメーションでは、ふたつの絞り弁がシリンダの両ポートに組み込まれていますが、例えばシリンダを伸張する際には、A ポートから圧縮空気が供給され、A ポートに接続された絞り弁はチェックバルブ側に流れて絞りは機能しておらず、戻り側の B ポートに接続されている絞り弁は、逆止弁の働きで絞り弁側に空気が流れ、そこで絞られています。
この図からわかることは、絞り弁に組み込まれた逆止弁は、絞り弁自体を一方通行にするために存在するものではなく、絞り弁が機能する向きを一方通行にするために存在する、というこです。
よって、ホースの接続ミスなどにより、想定している向きと逆向きに作動油が供給された場合、逆流を防止することができないだけでなく、絞り弁としても機能しない、ということになり、そのためには、別途、逆止弁を組み込まなければならない、ということがわかりました。
ド素人が調べて思ったことを書いているので、大嘘書いてる可能性が濃厚ですので、嘘に気づいた本職様、アホやなーと思うだけでなく、アホと言ってやってください。
というわけで、組み立てられそうですが、次なる課題は、SpeeCo の S390410C0 バルブ の固定方法を考えることですね。
絞り弁や逆止弁にも、固定用の穴なんかはないのですが、それほど重たいものではないので、ホースクランプでホースを固定することで、支持しようと思っているのですが、
これ、貫通穴がないし、port mount となっているので、おそらくは、IN/OUT 側のポートとホースの金物の間にプレートを挟み込んで固定する、というやり方なんでしょうが、そういうものを見たことがないので、ネットで画像でも探してみたいと思います。