丹後ロケットストーブ「かぐつち」との邂逅

京丹後に ロケットストーブ「かぐつち」 を見に行ってきました。

宇野さん(facebook) という方が、設計・開発した室内用のロケットストーブで、低価格であるにも関わらず、性能が良い(と主張されている)のですが、にわかに信じがたいのが、「灰の掃除は不要」「シングル煙突で横引き OK」というものです。

実際、ロケットストーブを使った(作った)ことのある人ならわかると思いますが、ある程度のものはできても、耐久性を始めて、実用性の高いものを作るには、かなりの試作を繰り返した作り込みが必要です。

自分の場合、全くの無からの一からの開発は、リソース(時間・開発資金など)的にも難しく、宇野さんが、かぐつち塾を開講 をされていて、問い合わせをしていた次第です。

疑い深い、というわけではないのですが、百聞は一見に如かずということで、現物も見ずに、嘘だ・云々という気はないのと、室内で使えるかどうかはさておき、ロケットストーブで薪焚きボイラを自作したいと思っているので、とにかく一度お会いして、詳細をお聞きしようと思い、今回の宇野さんの訪問となりました。

こちらの疑問にも丁寧に時間をかけて、また、実際に燃える様子を見ながら説明をしていただいたんですが、非常にシンプルな構造ながら、細かく作り込まれていて、宇野さんからも、「まずは同じものを作ってみてください」、といわれまして、オリジナルなしにコピーを作るのは難しいため、早速 1 台予約しました。

Hearth & Home はセレクトショップなので、品物の内容を精査し、また、宇野さんによく相談・ご指導いただき、「かぐつち」の名前にふさわしい、愛媛生産のロケットストーブ・ロケットボイラを地元四国、また、新しく店舗を展開する北関東との 2 拠点で、広めていきたいと思います。

宇野さんのストーブ、というか、ロケットストーブ全般にいえることでしょうが、個人的に問題と感じたのは「焚付の難しさ」です。
写真のように「バーントンネル」に小枝などを仕込んで、バーナーで点火し、まずはヒートライザーを温め、そこに強いドラフトが生まれるようにしないといけません。
また、しっかり作り込まれたストーブのため、バーントンネルがあたたまるまで、時間がかかると感じました。
まあ、使い方の問題ではあるのですが、巡航前にガラスを開けると、当然煙が逆流するため、コツが必要なストーブだと思います。

ボイラの場合、高価な耐熱ガラスやドアを取り除いたシンプルな構成の「かぐつち 1 号」のほうが向いている気がします。
1 号も、2 号も、ヒートライザー部分のユニットは同一のもので、火室のユニットの形状が異なっている状態です。

肝心の能力ですが、ヒートライザー上部の天板(蓋)はあっという間に 500 度近くになり、横から見ると熱による膨張などの影響で丸く湾曲しているのが確認できるほどです。
鋼板製のため、立ち上がりも早く、バーントンネルやヒートライザーは内部に保護ジャケットとなる部材を挿入する 2 重構造となっており、材料も普通の角パイプと簡単に入手できる材料のため、メンテナンスも容易で、またその際のコストも低廉であろうと思います。

火室のユニットとヒートライザーのユニットはドッキング式のため、それぞれの重量は人が 2 人いれば難なく持ち運べるレベルのため、運送や設置のハードルがとても低くなっています。

とても良く考えられていると感嘆しています。

一番のウリである、シングル煙突でも大丈夫、という部分については、やはり短時間ではなんともわかりません。
神社の社務所がシングル煙突ですし、横引きも長いため、こちらでシングルでの運用を試してみたいと思います。

最後に宇野さんの奥さんが写真を取ってくださいました。

京丹後は初めての場所だったのですが、配達 2 件目があり、観光をしている余裕はありませんでした。
次回訪問時には、ゆっくりしたいと思います。

宇野さん、今日の配達前のご多忙なタイミングで、お時間を割いてくださいまして、ありがとうございました。

配達ミッション その 1 完了

薪の配達で、微妙に道を間違えたりして、香の香には間に合わず、1 件目の目的地には深夜 23:00 頃の到着でした。

兵庫県朝来市というところだったのですが、写真のように雪が積もっていて、スタッドレスに履き替えてきてよかったです。

民宿を営んでいるご主人と色々と話しをさせていただきました。
また、割引価格で泊めてくださいまして、大変助かりました。

薪ストーブの配達その 1 は無事に完了しました。

よく燃えて、しっかりと古民家を温めてくれればと思います。

いざ、京丹後に出発!

ニャンズともしばしお別れです。

朝一で、スタッドレスに履き替えて、積み込みを行いました。
スタッドレス 2 本は完全に死亡しているので、タイヤマンで新品に交換してもらいました。
後ろの 2 本もかれこれなんですが、まあ、まだ山がある(夏タイヤとしては履けるレベル)なので、とりあえず、そのままということで。

TrueNorth TN20 を 2 台積み込みました。
愛媛在庫は完売です。
茨城に 1 台在庫があります。
ご検討中の方は早めのご注文、または、ご予約をお願いいたします。

薪も 100kg 積み込み、準備万端です。

2 年乾燥薪も残り 4t くらいにまで減ってきました。
こちらも、早めのご注文をお願いいたします。

頑張って行ってきます。

薪と薪ストーブの配達とロケットストーブ勉強の旅行

明日から、2 日間で、薪 100kg と、薪ストーブ 2 台の配達旅行に出かけてきたいと思います。

目的地は京丹後市、かぐつちロケットストーブ を開発している宇野さんを訪問する旅行です。

薪乾燥用にロケットストーブの原理のボイラーを開発したいので、宇野さんにお会いして、ロケットストーブを見せて頂く予定です。

その途中で薪と薪ストーブの配達も行いたいと思っています。

薪ストーブは、兵庫と鳥取のお客様です。
ただ、かなりの雪が降ったようなので、天候や道路状況が心配です。

ユニックで行こうかと思ったりもしてたんですが、四駆で行くほうがいいかなということで、軽トラで行こうと思います。

薪はリピートのお客さんで、2 年乾燥薪を大変気に入ってくださって、残りが少なくなり、追加で注文いただきました。
まとめて配達したいのですが、薪ストーブが 130kg ほどあるので、2 台で 260kg, なので 90kg + 助手席の人間の重さ 55kg で、145kg ほどしか積ません。
木枠梱包の重量もあるので、100kg ほど、ちゃんとした配達までのつなぎで、先に配達したいと思います。

車(ボルボ)屋さんの近くも通るし、スタッドレスを履いているのでヘッドを持っていこうかとも思ったのですが、この間滑って、結構やばかったし、AT なので、これもやめておこうと思います。

神社の崇敬者さんの自動車部品屋さんで、スタッドレス付きのアルミホイールをゲットしたので、それに履き換えて、出発したいと思います。

キャンターのスタンションを取り付けてみました

サイズ的に 100mm 角だろうということはわかっていたのですが、念のため、キャンター用に作ってあるスタンションをくっつけてみました。
当然ですが、問題はありませんでした。

で、物入れに大量のゴミっぽいものが入っていて、車検の時に一旦下ろして難儀をしたわけですが、バタ角などもかなり傷んでいてほぼほぼ使えるようなものはありませんし、スリング類なども古いので、そんなものを使って固縛して荷を落とすような事故になっては困るので、処分することにしました。
とりあえず、軽トラ 2 台くらいあったので、半分だけ下ろしました。

それと、いくつか気になった点です。

まず、泥除けのプレートがかなり傷んでいましたが、写真のとおりで、単に鉄板を「コ」の字型にプレスしてあるだけですし、車体への固定もボルト留なので、これは簡単に修理ができそうです。

あと、ホイールの塗装ですが、まず持って、黄色っていう色がいまいちなんですが、表面がバリバリになっているので、これも塗膜をある程度落として、シルバーにでも塗りたい気はします。

最大積載量もマジックで書いてある状態なので、これもちゃんとしたいところ。
23,800kg → 16,000kg とかなり減っているように見えますが、実際のところは、緩和前は 15,900kg だったので 100kg 増えている状態です。

お金を掛けては意味が無いので、空いた時間に極力 DIY で修理をしていきたいと思います。

で、キャンターとボルボ FH のツーショット。
キャンターが小さく見えますが、違うんですよ、ボルボがでかいんです。
でも、もう慣れましたが。
慣れた頃が一番当てるというので、慎重に行きたいと思います。

LLC 漏れの修理はまだです。

ついでに、パワーウインドウのスイッチが接触不良かと思ってたんですが、うんともすんとも言わなくなりました。
アセンブリ交換しかできないので、これまた 2 万コース確定のようです。。。

壊れるとは聞いていたけど、本当によく壊れますね。
先が思いやられます。

スタンションの強度について

台車ですが、スタンションがないので、適当に作らないといけません。
どの程度の強度が必要なのか、ということについて調べてみました。

そうしたところ、以下の書類がヒットしました。

このテキストによると、スタンション高さは、1,200mm までしか記載がないのですが、100□x6mm の場合で 3 対あればよい、ということになっています。

片端固定片持ち梁で、1,200mm に対して 1,500mm の場合には、最悪の条件、つまり、先端荷重であっても、4:5 であるので、1.2 倍の強度が必要、逆にいえば、83% 程度の強度に低下する、ということかと思います。

ということは、必然的に 3 対の 1.2 倍のスタンションがあればよいということになるんじゃないかと思うので、3.6 対、つまり 4 対以上あれば、とりあえずは安全なんじゃなかろうか、と思うわけです。

実際のところは、3 丈積む場合は、最低 6 対必要になるわけですから、逆に、3.2mm であっても、1,200mm の場合で 4 対あればいいので、1.2 倍の 4.8 対、つまり 5 対あれば良いので、3.2mm 以上の角パイプを使えば良さそうです。

分厚いものを使うよりも、スタンション自体は、9 対あるので、本数を増やすほうが運用は楽かなと思いますし、塗装済みの角パイプを使えば、ペンキを塗る手間も省けるので、カラー角パイプを使ったらどうかと思います。

鋼材の相場は、1kg 70 円程度のようですが、ジョイフル本田だと、3.2mm の 6m が、6,480 円(税込) のようです。

1m あたり、9.52kg なので、6m だと、57.12kg, 1kg あたり 113 円くらいと、ちょっとお高いのですが、まあ、小売だし、塗装品なので仕方ないかなということころでしょうか。

鉄工所にも聞いているのですが、ヤマト便 120kg で茨城から愛媛まで送っても 5,724 円+保険 50 円しかからないため、カットなどの加工費用によっては、ジョイフル本田で買った方が安いような気がしないでもないです。