薪割り機を電動化するのための部品

ブレイブ往復式薪割り機を電動化するための部品ですが、輸入はしていたもののすっかり放置していたので、今日、ちょっと現物合わせで確認してみました。

まず、ブリーザキャップですが、これは部品を取ったところ、前にも書いた通り Nortrack のものなんですが、既存のタンクのクラック等の不具合もあり、取り寄せの際、形が歪で梱包がまずく、運賃がアホのようにかかって、結局お客さんにいくらなんでも申し訳なさすぎて請求できなかった経験があるものですから、国内で作動油の容量をアップしたり、エンジンガードをつけられるものを生産しようという計画もあるんです。
そうすると、エンジンは下ろして、交換用にフレームだけ取ったり、そういう使い回しをすれば、タダでもらったところで、運賃がアホのようにかかってはお客さんにメリットがないので、運賃分でまともなフレームを買ってもらった方がいいかなというところです。
無論、不具合が出たら、という話ですが。

それで、ブリーザーのサイズですが、現物合わせで確認して、やはり 3/4″ NPT でした。
戻り側、これは 3/4″ NPT とわかっているので、まず、3/4″ NPT のポートが二つ、ということです。

それと、サクション側のポートです。
写真の小さい方が 1-1/2″, 大きい方は 2″ ですが、明らかに 2″ ではないので、多分 1-1/2″ なのかなというところです。
ストレーナ自体も、1-1/2″ くらいで 14GPM くらいのスペックなので。
2″ だと 24GPM くらいになります。

写真で分かる通り、タンクの幅というか、厚みというか、横ではなくて、前後方向の長さが短いので、ちょっと寸胴なストレーナを使っているのですが、これバラすとシールしなおさないといけないので、どうしたものかなと思い悩んでいますが、こればかりは、現物で確認するしかなさそうです。

そしてこれがフェイスマウントでないタイプのモータを使う場合のポンプマウントになり 4F17 というマウント規格になります。

当たり前ですが、米国仕様になっていますので、日本国内の JIS モータとは軸の高さがあいません。
ポンプの軸の高さは、3.59″ = 9.12cm です。

出典 MonotaRO

エンジン 5HP 相当ということで、3.7kW でいいと思うのですが、油圧ポンプの定格は 3,600rpm なので 2P になります。
3.7kW の 2P, 4P の枠番号は 112M というものになるのですが、C 寸法は 112mm です。
よって、10mm 4F17 の方に下駄を履かせてやると良いということになります。

あと、出力軸ですが、28mm, キーは 8mm なので、これをどうするのか、考えないといけません。
GC160 の方はというと、3/4″ dia. x 2-7/16″ keyed, tapped 5/16″-24 UNF という仕様です。
3/4″ = 19.05mm なのでかなり細いです。

カップリング自体ですが、強度を考えると、上の規格のものを使った方が良いかもしれません。
L-95 でないと、1″ のものがないんですが、1-1/8″ だと、28.575mm なので、0.5mm 緩いです。
なので、1″ のものを 28mm に削り出してもらうのが良いかなと思います。
一つ $8.70 ですし。
旋盤加工がいくらにつくのか、それが問題。
キー溝も掘りなおさないといけないでしょうし。

ポンプ側は、1/2″ dia. x 1-1/2″ long keyed で、$8.70 です。
こっちはポン付。

この部品はまだ手当てしてません。
というか、モータも手当てしてないので、まずはそこからかもしれません。