薪割り機改造あれこれ

楽しいビデオを見つけました。

薪割り機の改造をしているおじさんのビデオなんですけど、ものすごく勉強になりました。

まず、オイル交換の際、垂れて汚れる、っていうのは皆共通の悩みだと思いますし、たいていは漏斗を当てたり、それほど頻繁にするわけでもないということで、掃除をして済ます、というパターンが多いようにも思うんですが、自分は、オイルがリークしているのと区別がつかないし、完全に清掃しないのなら、ホコリ等が付着した状態で固化して、かなり汚くなるので、いつもはアストロで買った上抜き用のポンプを使って交換しているんですが、やはり、下から抜くほうが良いので、そういう場合に便利なアイテムが紹介されていて、とても感動したので、メモしておきたいと思います。

紹介されていたのは、Drainzit と呼ばれるもので、今までどうして思いつかなかったのか、という程度の仕掛けなんですけどね、いやこれは便利だろうなぁ。

共同購入の薪割り機にインストールしたいので、早速注文したいところですが、ドレンボルトのサイズの問題があるので、現物が到着してサイズを現物で確認してから発注したいと思います。

結構高くて、ものは $15 程度で、送料入れると $20 を超えてしまいます。
航空便で入れると、一つ $10 位かかりそうだから、$30、130 円とすると 4,000 円にもなりますね。

器用な人なら自作したほうがいいかも。

それと、全く同じことを考えていたんだけど、ダメだったのがシリンダのストロークの調整。

複動シリンダーは普通に考えると問題ないはずなんだけど、薪割り機特有の問題だと思います。
通常は、押すときには力がかかるけど、引くときには力は殆どかからないので、そういう前提でロッドが固定されていたんでしょうね。

往復割の場合、シリンダは内部に格納されているので、そもそもこういう改造はできないんですが、やってみて、壊れるまで気づきにくい部分なので注意が必要ですね。

自分も、このビデオを見るまで、そういうリスクについて、全く想定することができませんでした。

改造はリスクのある行為であり、このケースのように壊れたり、場合によっては怪我や死亡事故につながることもあるので、慎重に検討する必要があり、また結果については、メーカの保証も無効でしょう。

いうまでもないことですが、このブログを見て改造して、結果がどうなろうと、重松も保証できませんで、自己責任です。

こういうことをいちいち書かないといけないのは、世知辛いといえばそうなんでしょうが、パロマの事故のように、10 年以上前の不正改造した機械で事故があって、それが問題になるような社会ですので、念の為に、断っておきます。

除草活動再開

昨日は、台風一過、良い天気に恵まれました。

2015-07-18 17.24.49

台風でヤギたちも避難していたのですが、除草活動を再開です。

今月頭に家にやってきたわけですから、かれこれ 3 週間ほどになるのですが、現時点で言うと、ヤギが食べる速度 < 草が伸びる速度 ってな感じで、追い付いていない感があります。

自宅の除草すらそういう状態ですから、神社の境内のお掃除のお手伝いは、子供が生まれてからになるかとは思うんですが、ヤギの出産のペースを考えると、メスがもっといないとどうにもならないのではないか、とも思えます。

係留の仕方などについては、色々と気づいてきたのですが、現時点で一番大きな気付きは、全部繋ぐ必要がない、ということでしょうか。

時間が取れず全然かまってあげられていないため、トイレのしつけなども含めて、完全にほったらかしに近い状態で、このままではまずいかなと思いつつも、定置式の小屋で飼うことは当面先になりそうだし、数が多くなるととてもすべてをしつける時間を取ることは難しいので、ハナからあきらめている部分もあるんですが、知能としては、犬よりは劣る感があって、リードに絡まったりして動けなくなる率がかなり高く、係留すると管理にコストがかかります。

特に 2 匹繋ぐと、常に一緒に行動するため、お互いに絡まり合ってすぐに動けなくなる、という問題が発生しました。

観察すると、もも(メス・白色)のほうがうるさいので、みかん(オス・オレンジ色)を繋いで、ももは放し飼いにしてあります。

ももは、みかんからは離れず、見えなくなると鳴いて呼ぶくらいなので、みかんの動ける範囲から 5m くらいしか移動しないのです。

写真のようにいつも直ぐ側にいます。

最初に、ヤギは複数で飼ってくださいといわれたのですが、今ではその意味がよくわかりました。

針葉樹の薪は売れるのか!?

台風は今のところ大した被害は確認できていません。
薪にかけてあったシート類なども無事でした。
ほっと一安心です。

さて、針葉樹の薪は売れるのか、ということについてです。

何件かの薪屋さんを訪問・見学させていただいた時に、針葉樹の薪は売れるのか、ということを聞いてみたことがあります。

答えは、「全く売れない」ということでした。

薪屋、つまり、薪を製造する立場から針葉樹の薪について見てみると、正直、針葉樹の薪を作るメリットは皆無と言っても過言ではありません。

例えば、クヌギの比重は、0.85 くらい、コナラはそれより 5% 軽くて、0.8 くらいといわれていますが、これに対して、ヒノキは 0.41、スギ 0.38 くらいという具合で、概ね半分くらいです。

ということは、同じ重量(=同じ熱量)を得るためには、倍の薪を作る必要がある、つまり、倍の回数切断し、倍の回数薪割りをし、倍のスペースが乾燥保管に必要、ということになります。

薪製造機で作業をする場合、よほど太くて下処理をしなければならないような状態のものは別ですが、それ以外ものは、クヌギであっても、ヒノキであっても、基本的にワンサイクルの処理時間はそれほど差がでません。

無論、堅いクヌギのほうがチェンソーでの切断時間がかかるのは事実でしょうし、節などがあって薪割り速度が低下する確率もクヌギのほうが高いですが、だからといって、倍半分ほど違うか、というとやってみないとわかりませんが、あまり差はないと思います。

下手をすると、針葉樹の場合は、真っ直ぐなので、ロードはしやすいかもしれませんが、枝を幹のすぐのところで落としていないと、材を送るときに不都合が生じる可能性があって、間伐材など、どの程度そういう作業がなされているのか、適切に枝が払われていないと、その手間分、処理に時間がかかる可能性も否定できません。

しかも、売価は、たとえ重量で売るとしても、クヌギとヒノキとでは、同じ単価、というわけにはなりません。

そう考えると、同じ重量を加工するのに、2 倍に近いコストがかかり、その後の乾燥も、体積が倍あるわけですから、スペース・容器(メッシュパレット等)のコストも 2 倍かかるのに、売上は 2/3 とか、そういう状態になってしまうわけです。

ですが、この前配達に来てくれた時に、おじさんが「ひのきの間伐材を買って欲しい」といっていたんです。

上記事情を説明して一旦断りはしたんですが、山でそのまま腐らせるのは勿体無いし、クヌギの山の状態が長雨続きで足元が悪くて、そうこうしているうちにすっかり暑くなって、続きは秋にしましょう、ということになったんで、この冬に使える薪を作るには、乾燥が早い針葉樹を作っておいて、多少は売り物を用意しておいたほうがいいのかな、とも思ったんです。

長野などは、長野の事情があるのでしょうが、DLD さんが 針葉樹にこだわって薪を生産 しています。

愛媛という土地柄からすれば、スギ・ヒノキ薪の販売価格としては 1t あたり 3 万程度がどう考えても上限であろうと思います。

1m3 あたりの加工は現在のペースだと約 2 時間必要であるので、1,500 円/h とすれば、3,000 円が人件費、経費としては、通常、人件費の 2 倍以上かかるので、6,000 円程度が加工費と推測され、比重を 0.4 から逆算すると 1t あたりロスが出なくて 15,000 円かかることになりますが、実際には、乾燥による収縮やロスなどで 80% くらいの歩留まりなので、18,750 円位はかかるわけです。販売経費は 1〜2 割程度はかかるので、原木代として残るのは、5,000 円程度なのですが、生木は水を含んでいるため乾燥後、しかも製品となったものの重量として 1t あたり 5,000 円なので、採算は取れそうにもありません。

とりあえず、倍加工しなければならない、という部分がネックになっているのですが、柔らかくて加工が早くできるようなら採算に合うかもしれませんし、機械を遊ばせても仕方がないので、やるだけやってみて、様子を見てみようと思います。

Michelin X TWEEL SSL

そういえば、ブリジストンも開発していた と記憶していますが、ミシュランも開発していたんですね。

SSL って、結構ラフな路面を走るんですが、ホイルベースが短いので、よく跳ねまわるんです。
そうすると、まあ、動画にもあるように、土砂なんかを運んでいると溢れるんで、走行スピードを落としたり、揺れが収まるまで停車する必要があって、作業性が損なわれます。

あと、これも動画にあるとおりですが、石だとか、縁石だとか、そういう部分にリムを当てて、空気が漏れるというようなことは日常茶飯事で、うちでも予備のリムを何本か持っている状態ですし、まあ、ジャンクヤードなんかで使う場合は、鉄板で養生していてフラットだから、フォークリフト同様、旧来のノーパンタイヤでも跳ねまわることはないと思うんですが、かなりの頻度でタイヤトラブルが発生するんですよね。

いやあ、素晴らしい。

まあ、いくら良くても、高けりゃお話にならないし、SSL の場合、操舵はすべて左右のタイヤの回転の差で行うため、ものすごく減りが速いので、リムの部分と、外側のゴムの部分とが一体だと、高コスト体質じゃないか、という心配があったりもします。

まだ未発売のようだし、価格がこなれてくるまで様子見でしょうかね。

そういえば、そろそろ溝がなくなってきているので、タイヤを交換せねば。
SSL はタイヤの減りが速いのは難点です。

北海道旅行 最終日

北海道旅行もいよいよ最終日となってしまったわけですが、富良野といえば、ファーム富田を外すわけには行きません。

生憎の空模様ですが、季節的には非常に良い時期なんでしょう、ラベンダーが咲き誇っています。

重松の悲しい性というかなんというか、人には、どうしていつも商売のことしか考えないのか、と言われるんですが、ファーム富田の経営についてちょっと思うところがあるので書いておこうと思います。

実は、ファーム富田の創始者、富田忠雄さんは、訪れる少し前、7 月 4 日に他界されたそうですが、香料用としてラベンダー栽培に取り組み、70 年代になって合成香料により経営が厳しくなっても、本物を守り続けた人です。その最後まで頑張った結果、富良野といえばファーム富田といわれるまでに、重松でも知っている名所中の名所として不動の観光資源となり、地域経済に貢献しているわけです。

商売の原則の一つとして、「水を張った洗面器から先に顔を上げたやつが負ける」ということが言われています。

最近は、特にその傾向が顕著で、Winner-Take-All Society といって、勝者総取り方式ともいわれていますが、最後に生き残ったものが暴利を貪るという構図も見られたりもしますが、良し悪しは別として、ビジネスの基本は、忍耐と継続であるのだと思うわけです。

脱線ついでに書いておくと、リンガーハットの経営が持ち直した件、これも興味深いのですが、良いものには消費者はお金を払ってくれる、ということではないかと思うのです。

そういう意味では、ファーム富田は、幾つもの要因が重なっているものの、成功するべくして成功しており、その成功は、運を引き寄せるための並大抵ではない努力によるものなんだろうなと染み染みと思いながら、散策をしたわけです。

松下幸之助じゃないですが、運というのは、その人の心がけの問題であると言えますし、自分は、幸せも同じだと思っています。

素直に観光せよと叱られそうですが。

2015-07-13 09.24.43もう病気みたいなもんですが、資材などのチェックもしましたが、広大でゆるやかな傾斜地で、肥えた土地を流出させるわけにも行きませんが、排水などに高価なものを使うわけにもいない、どうしているのかと気になってみたら、半割れ管 を使っていました。

太陽電池小屋への進入路ですが、最終的には舗装をするつもりですが、山側は法面のままなので、同じく半割れ管を使ってみようかなと思いましたし、フリュームもプレキャストコンクリートのものは重いし、施工性もよくないので、強度が必要ない部分は、樹脂化していこうかと思います。

ファーム富田での経験を雑貨屋や薪屋の経営(?)というか、運営ですかね、今の規模では、まあ、爪の垢でも煎じて飲むというか、多少なりとも生ぬるい頑張りでしょうが、もう少し洗面器に顔を突っ込み続けていられるように、とはいえ、死なない程度にしか無理ですけど、日本の薪ストーブを取り巻く環境にプラスになれるように、いつもの台詞になりますが、ぼちぼち行きたいと思います。

その後、飛行機の時間まで少しだけ余裕があったので、ケンとメリーの木を見に立ち寄りました。

2015-07-13 11.19.41

ケンメリ(日産スカイライン)の CM 撮影で観光スポットになったそうです。
ケンメリの木は、15 話みたいです。

ハコスカ → ケンメリ → JAPAN だそうですけど、その世代じゃないので全く思い入れはないのですが、当時の CM を youtube で見たら、ケンメリ、超カッコいいですね。

その後、空路松山へ。

直行便はないので羽田乗り継ぎですが、飛行機が遅れて危うく帰れなくなるところでした。

2015-07-13 15.40.30

途中、富士山の上空。
雪が無いです。

2015-07-13 16.21.51

来島海峡大橋ですが、本当に美しい島々のシルエットです。
愛媛に戻ってきなぁとしみじみと実感しました。

というわけで、貯まりまくっていたマイル消費のため、タダで行った北海道 4 日間でした。

太陽光発電 13, 14 号機見積もり

太陽光発電の 13 号機(出力 50kW)と 14 号機(出力 10kW)の見積ができあがってきました。

どちらも、地元の Esolar のパネルで 36 円買い取りのものです。

価格としては、パネルが 1W あたり 89 円(税別)、パワコンはオムロン KP55M-J4-A で 235,000 円(税別)。

パネルに関しては今更変えられないんだで、まあ、これは仕方がない部分。
ちょっとパワコンは高すぎで、値切るが、ダメなら、別のところから買おうと思います。

運賃やなんかも入ってないんだけど、市内だから、普通に取りに行けばいいし。

まあ、先にお宮の 15kW を完成させてからの話なんですけど。

50kW のほうは野立てなんで、周りにフェンスをしておかないと小学校も近いので、子供が入って事故があってもいけないし、農転等も必要なんで、なんだかんだでやることが増える一方ですが、ぼちぼち頑張ろうと思います。