ようやく原木が入荷

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日曜日に運びます、と聞いてはいたものの、夕方の時点でなかったんで、都合が悪くなったかと思ったら、昨日の朝にはあったんで、昼間山で積んで、夕方遅くに配達してくれたようです。

今回は太すぎるものが混ざってないので、下処理はそれほど必要なさそうです。

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昼間は暑すぎるので、夕方 17:30 から 19:00 まで、一時間半くらい作業しましたが、夕方でも暑くて、休みながらやりました。

グラップルがすり減って修理に出しているので、フォークで運んだので、結構手間がかかりました。

だいたい 1t くらいかなと思います。

カゴに詰める(選別)にも意外と手間がかかるので、実際には、1 時間あたり 1 カゴ、くらいになります。

雨ざらしをやってみたんですが、やり方が悪いのか、汚くなりやすいので、今までどおりのやり方でつくろうと思います。
割ったら、さっさとカゴに詰めて、雨を当てないようにしたいと思います。

夏越の準備

夏越(なごし)の準備をはじめました。

6 月末にする所も多いかと思いますが、本来は旧暦でやっていたため、新暦で 6 月末だと、少々早すぎて梅雨が開けていないため、天候が不安定なんですよね。

うちでは、7 月末に行っています。

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駐車場というか、広場というか、境内もなんですが、雑草が生えてきてしまったので、少ない晴れの日で、明日は午後から天気が崩れるようで、午前中に急いで除草剤を散布しました。

散布したのは、グリホサート系の除草剤(いわゆるラウンドアップ)ですが、モンサント社が開発したものです。

モンサント社は、遺伝子を組み替えることによりグリホサート系の除草剤に対して耐性のあるとうもろこしや大豆などの種子を開発し、両者を組み合わせて栽培をすることで生産性を高めようとしたわけです。

グリホサート系の除草剤は、人畜無害、土壌で分解されるということになっていますが、実際にはそうではないことが明らかになってきていますし、遺伝子組み換え作物による種子汚染などの問題も気になります。

神社の境内に除草剤を使用することの是非、また、ジェネリックを使用し、発明者に対して対価を払わないことの是非、そして、モンサントの向かう方向に賛同できないにもかかわらず、その技術を使用することへの葛藤、ちょっと大げさですが、色々と悩みます。

実際、この何倍もの面積の境内を護持しなければならないのですから、選択肢は限られていますが、次代に繋いでいかなければならないので、不易と流行ではありませんが、譲れない部分で踏み外さないように気をつけなければならないと思いました。

太すぎる原木の処理方法

アメリカ人というのは、とにかくデカイのが好き、太すぎる原木には、もっともっと大きな機械と巨大なパワーで対向するものだ、と思っていたのですが、重松と同じアプローチの薪屋さんを発見して驚きました。
とはいえ、やはりアメリカンサイズではあるんですが。

facebook で見かけた Wood Burn Industries 社という会社なのですが、見たこともない大きなハサミで太すぎる原木を器用に切り分けています。

原木は細く見えるものの、ベースマシンが 20t 級(.7 クラス)と思われるので、多分 φ800mm 程度はあるものと思いますから、下処理なしでは薪製造機に入らないサイズなのでしょうね。

コーンスプリッターに対して圧倒的な早さで割っています。
まあ、20 万のコーンスプリッターと比べたら失礼ってもんでしょうが。

一応、国内にも バリンチョ のような専用アタッチメントもあるし、コンクリートの小割り機を改造している人もいるのですが、コーンスプリッターに比べると価格が跳ね上がるため、小規模な事業者では導入しても元が取れる可能性はかなり低いのかなというのが正直なところです。

この辺りは、どれだけ太い原木が入ってくるのか、コーンスプリッターに対してどれほど作業性が良くなるのか、という部分でコストを弾いてみないとなんともいえないわけで、もうすぐコーンスプリッターが届くはずなので、いろいろ試して、そちらはそちらでレポートしていきたいと思います。

それから、ここの薪製造機ですが、色味的には、Multitek ぽい感じがするんですが、ウエッジが特徴的で、2 段階に割るようになっているのがわかりますが、完全に心太のように矩形のマスで押し出すため、ウエッジの高さ調整をしておらず、その為、ラム側にウエッジを痛めずにより深く押し込めるように溝が切ってあるのが確認できます。

ある程度原木の太さがある場合、こういうやり方のほうが作業性が良いのかもしれないですが、節のある場合、または、Y 字になっていたり、強く曲がっている場合、詰まってしまわないのか、少し気なります。

結局のところ、どれだけ大きな薪製造機を持ってこようと、処理できないものは出てくるわけであって、いずれかの段階では、このようにした処理をする必要が出るわけで、今の方向性で、概ね良いのではないかと思っている今日このごろです。

しかし、世界にはまだまだ知らない薪製造機や、アタッチメントがあるものですね。
今後も探求を続けたいと思います。

石積みの仕方

ちょっと石積みのことについて話題になったので、大まかすぎるかもしれませんけど、流れを書いておきます。

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こんな感じで傷んでいる石垣を積み直すとします。

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空積みなので、簡単に解体できます。
ほとんど裏ぐりが入っていませんね。

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座堀をします。

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配筋をします。

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ベースを打ちます。
この時に、石垣の勾配に合わせておめらせておきます。

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丁張りをして、根石を並べていきます。

その裏にぐり石を並べていくんですが、この時に、次の段の石をどうおくのか、ということをイメージして、高すぎず、低すぎずで並べていく必要があります。

石の並べ方なんですが、いくつかの NG ポイントがあるので、極力そうならないように注意すれば、練積みなので、問題ありません。

この内の逆石については、後述しますが、生コンを打つので気にすることはありませんし、現実問題、空積みではないので、そこまで手間ひまかけて積むことはできないので、あくまでも理想型、ということで避けられる範囲で避けるで良いと思います。

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次に生コンを打ちます。
たくさん入れれば、それなりに強くなるわけですが、費用がかかりますので、最小限度にしておきます。
積んでいる石がずれないようにするわけですから、胴飼石や艫飼石などがずれると当然に狂いますので、その周りにずれないように生コンを打ち込むわけです。
極端な言い方をすると、積んである石垣部と、その後ろのぐり石は、それらが生コンの型枠のようなものと思えばいいのですが、ぐり石の方は特に隙間に充填する必要はないので、バイブレータを使い、必要な部分に、つまり、石垣後方から前方に向かって送り出す感じで作業します。
また、ゴム手袋等をして、石積みの隙間が大きいところは、前面からも充填しておきます。

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上から見るとこういう感じです。
一段できると、埋め戻しますが、生コンが固まるまでしばらく作業はできません。
その間に次に使う石を配って準備をしておきます。

逆石ですが、このように次の段を積めるように生コンで整形してしまうので、影響は殆どありませんから、気にする必要がないのです。
ただし、所詮、生コンは生コンで、石のように長くは保ちませんから、空積みであっても保つ、そういう積み方をするのが理想形ではあります。

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以降、必要な高さまで繰り返して、最後に天端を打ちます。
高くなると、石垣に鉄筋を打ち込んで、そこに足場板を渡して作業をします。

ここは通りなどに面しておらず、綺麗に仕上げる必要がないので、石を切らずにそのまま積みました。
石を切る場合には、玄翁という道具を使います。
ちなみに、玄翁ってのは人名ですが、発明した和尚さん名前だそうです。
今は、タンガロイ、という非常に硬い金属がロウ付けされたものを使い、切れ味も非常によろしいのですが、お値段も非常によろしいです。

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石積みの時にあるとかなり便利な道具としては、グラップル、これで石を掴んで選別したり、比較的正確な位置に配ることができます。
グラップルを買った時は、絶対に元が取れないと周りに言わたものですが、今では、買って正解でしたね、と言われています。
これも使い倒して、あまりにすり減っているので、木をつかむと滑って落とすことがあるので、修理に出しました。

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後、ホッパー。
これに生コンを入れて運びます。
これも、なんだかんだで使い倒しているので、元は十分すぎるほど取った感はありますが、手入れが悪いので噛み合わせがまずくそろそろ修理が必要です。

とりあえず、奥が深い事なので、全部は書ききれないのですが、あらかたの流れで、自分はこんな感じで積んでますよ、ということでした。>M さん

外気温度計が欲しい件

出典 Amazon.co.uk

出典 Amazon.co.uk

以前 I さんのログに遊びに寄らせてもらった時に気になっていた外気温度計ですが、ようやくメーカなどがわかりました。

Kleertemp Thermometer というもののようですが、ガラス窓の外面に貼り付けて、室内側から確認できるという商品です。

写真のもは、KT-7C というモデルで、外径は 7 インチ、約 18cm なので、手のひらを広げたくらいのサイズで、とても見やすそうでした。

型式に C が付くのが摂氏表示、KT-7 というモデルは、華氏表示で、KT-7 でも内側に摂氏の目盛もあるのですが、やはり、KT-7C のほうが見やすいと思います。

また、少し小さなサイズで、KT-mini や、KT-S という縦長、湿度計もついた KT-II(C) などのバリエーションがあるようです。

KT-7C はひとつ $10.99 で、送料は $16 なので、だいたい 3,400 円というところで、一つだけ買うのは、送料の部分が、ちょっと高すぎですよね。

まとめて輸入することで送料を多少なりともセーブして、雑貨屋のアイテムとして扱ってみようと思います。

Tempest 風の大型薪割り機

そぎ落として割るタイプ、個人的には、千切り器方式と読んでますが、まあ、代表格はやはり Tempest だと思います。

でも、ヨーロッパ人は、どうしても、長いまま割りたいようですね。

色み的には、POSCH なんだけど、製品一覧では見たことがないんですが、どこの製品なんでしょうかね?

これの優れている点は、刃物自体が動くため、大きくて太い原木を移動しなくても良い点だと思います。
また、そぎ落としてできた薪を重力で輩出するようになっているので、作業性もよいでしょうね。

面白い作りだと思います。

ちなみにですが、長いまま割った薪をどうするかというとそのまま積んだりもするんですが、Billtes Bundling Device というようなものを使って束ねておいて、後で切り分けるようです。