ソレノイドバルブの仕様について調査中

なんか急に cross feeder が稼働しなくなって、燃料がうまく供給されず、乾燥が止まってしまいます。

それで、修理しないとなんですが、こんなこともあろうかと、交換部品はちゃんと注文してあったんです。
ただまあ、いつ壊れるかもわからないものを、コストのかかる航空便で運ぶほどではないかと、半年近くかかる船便にしたものですから、まだ届いてないのです。

そんなに頻繁に壊れるものなのか、という疑問はあるんですが、今後のことも考えると対策としていくつか思いつくのは、

  • チップの重さから考えて、そもそも油圧で駆動する必要はないので、電動アクチュエーター 等に換装する
  • 日本製に交換する
  • 壊れる前提で部品をストックしておく(今のパターン)

というところでしょうか。
良い解決方法と思う順です。
そして、もっとも初期に手間がかかり、後から楽になる順でもあります。

とりあえず、日本製に交換するケースも想定しつつ、今のパターンはそのまま継承するとしても、メーカの反応が鈍いことがたまにあるので互換品の手配を含めて、現状の仕様を確認することにしました。

今のバルブですが、POWER VALVE とあるので、バルブメーカーを調べます。

High Efficiency And Low Current Solenoid Directional Control Valve HD-G02-B/E SERIES が該当しそうです。

最も必要なのは sub plate の寸法なのですが。。。ありました。

Facebook で日本製(というか日本国内で流通しているもの)でも互換性があると思うという情報をもらったんですが、ダイキンのものがマッチするようです。
メーカに代理店さんを紹介いただいたので、そちらで見繕ってもらおうと思います。
とりあえず、問い合わせをしておきました。
ただ、納期がかかるような口ぶりだったため、自分で適当に調べたものを MonotaRO でも取り寄せておきます。
返品できるので、万一適合しなくても、送料の損害ですみますから。

それはそうと、少し気になることがあるんですが、PLC の Y12, Y13 がおそらくソレノイドの信号だと思うのです。

Relay outputs:

y0 Start frequency drives / Flue Gas Fan インバータ起動 / 排煙ファン
y1 Power Vent fan 強制ベント
y2 Screw conveyor forward スクリューコンベア 正転
y3 Screw conveyor reverse スクリューコンベア 逆転
y4 Ash/Grate – forward 灰/グレート 前進
y5 Ash/Grate –back 灰/グレート 後進
y6 Flue Gas Recovery Fan 排煙熱回収ファン
y7 Error output エラー出力
y10 Unload Chip Bin チップビン 排出
y12 Center load trough – forward センターロードトラフ – 前進
y13 Center load trough – back センターロードトラフ – 後進
y14 Ash waste screw 灰除去スクリュー(未実装)
y15 Water for holding tank 保持タンク用の水?
y16 Hydraulic By-pass closed (system) 油圧バイパス(システム)
y17 Hydraulic power (system) 油圧システム

Y12, Y13 が点灯する時のみ、リレーで 100VAC が出力されて、コイルに電流が流れ、それでバルブが動かされる、そういう仕組みのはずです。
動作している様子をよく見てみると、確かに PLC の Y12, Y13 の LED は、cross feeder の操作に応じて、正しく点灯、消灯します。

ただ、ソレノイドバルブについている DIN コネクターには、信号が来ている時に赤くと点灯する LED が仕込んであります。
そして、5 番の側の LED が常時点灯しているのです。
システムに電源を入れた時からずっと点灯したままになるのです。

試しに 5 番の DIN コネクタを外して操作をすると、シリンダを縮める操作ができました。
伸ばす時は 5 番の DIN コネクタを繋いだ上で、伸ばす操作をする(そうしないと、油圧ポンプやバイバスバルブの操作が行われない)と問題なく動きました。
よって、ソレノイドバルブ自体は正常に動作するものと推認されますが、常にシリンダを伸ばす向きにコイルに電流が流れっぱなしになっているものと思います。

電気の配線的な問題、例えば、信号が出ている時にも届かない、というのなら断線とかシンプルな理由が思いつくのですが、ちょっとよくわからないのでメーカーに問い合わせてみようと思います。

それと製造機の調子が悪くて、うまく切断ができないのです。
バーを変えても改善しないのですが、バーを固定するネジが一本バカになっているので、交換しようと思います。
それと、他の 2 本も磨耗しているようなので交換しようと思ったんですが。。。
キャップボルトなので、なかなか抜けません。
明日、ネジザウルスで再挑戦しようと思います。