ブリケット製造機

バイオコークス に注目していて、少し前に 株式会社石橋 さんが 市販 していることをブログの記事にしました。

株式会社石橋 さんからコメントを頂いて、製造プラントが 中外炉工業 製と教えていただいたんですが、本格的なプラントとなって、重松のような個人レベルでどうにかなる、というようなものではありません。

お手軽にチェンソー屑や、竹廃棄物(竹チップ)を燃料化できないものかと考えていたら、面白いものを見つけました。

木質バイオマス燃料(ブリケット)製造機 ・MQ-BM70 日本製 です。

MQ-BM70 ブリケット製造機
ブリケット製造機(ブリケッター)
弊社にて御求め易い価格でご用意致しました。安心の日本製。
廃棄物として処理されていた、おがくずから良質なバイオマス燃料を製造できます。
固形化することで粉塵の飛散防止・運搬の効率化を図ることが可能です。

とのことなんですが、製造能力は一時間あたり最大で 70kg となっています。700kg ではなくて、70kg です。

お求めやすい価格がどの程度お求めやすいのか、気になりますね。

それほど高くないのなら、油圧ユニットは、ボブキャットなどを使えば(電動とのランニングコストの比較検討は将来的には必要でしょうけど、当面は)不要なので、チェンソー屑の処分の問題はクリアされますね。

ブリケットがいくら位で売られるのか調べてみると、西宮ストーブ さんによると、1kg あたり 50 円くらいのようです。
まあ、他所は 100 円という調査の根拠が一切示されていないので、そっちの数字はスルーします。

仮に、一時間に 40kg 作れ、50 円で売れるとすると、ゴミから 2,000 円の価値を生み出すことになります。

ただ、自分の場合、別に処分に困っているわけでも、コストがかかっているわけでもないし、生木の、しかも粗いチェンソー屑なので、更に破砕して乾燥、というような工程が必要になる気がしないでもありません。

天日で乾燥させてくん炭にでもして、畑に入れたほうが現実的な気がしないでもないですが、いつか役に立つかもしれないので、記録しておこうと思います。

増速バルブ

大割りすぎるものを割り直す作業に Igland WR6 が欲しいのですが、予算が全く足りないので、Ram Splitter SSAH20 を便利にしようと、色々 画策 していますが、高速化については、棚上げしたままでした。

そんな中、以前、シリンダの動作の高速化として、油圧差動回路 について書きましたが、これを自動的に実現するバルブがあることがわかりました。

要するに、間に挟むだけ、後は勝手に速くなる、その便利アイテムの名は、「増速バルブ」というようです。

薪製造機に掛けられない太すぎる原木を小割り(下処理)する方法について調べており、マルショウ技研 さんも同じアプローチを取っていると推測しているのですが、その方法が謎なので、国内に未知の小割りアタッチメントがあるのかと思って、調査をしています。

その過程で、目的のものではなかったのですが、オカダアイヨンアイヨン与作 が引っかかってきたのですが、能書きを読んでいると、

高性能の増速バルブを標準装備。スピーディで静かな作業を実現しました。

と書いてあり、増速バルブの存在を知ることができました。

動作原理が不明の Rapid Extend Spool Valve は、デテント機能と、増速機能を、コントロールバルブに集約した商品だったのかもしれません。

増速バルブは、サエキエンジニアリング のページに製品とその概略がありました。

出典 http://www.saeki-e.jp/products/z_v.html

出典 http://www.saeki-e.jp/products/z_v.html

ただ、今回も能力的に適合しませんね。

圧力は、3,000 psi、流量は 17 gpm なので、20MPa, 70L/min くらいの能力が必要ですが、ZV35-40-21 は 40L/min なので、使えません。

増速バルブは、増速弁、スピードアップバルブなどと表記されていることがあるようなのですが、本当に求める機能を実現するものなのか、ということも含めて、調査を継続したいと思います。