薪割り機の共同購入は 4 台まとまりました

先日から募集していた薪割り機の共同購入ですが、4 台まとまりました。
今月末くらいは、引き続き募集をしますので、興味がありましたら、お問い合せください。

facebook 経由で 1 台検討中の方がいらっしゃいます。

台数がまとまる分、購入価格が下がる可能性がありますが、輸送の際の梱包の効率が 4 台単位でないと落ちるため、4 台の時より増えた運賃部分に関しては、4 台以降に申し込まれた方での按分としたいと思います。

パレット部分の運賃を按分する形になるので、5 台の場合、5 番目の方は、3000〜4000 円程度運賃が割高になります。
6 台だと、1000〜2000 円程度、7 台より増えると、全体として運賃が安くなるため、全員で按分することとしようと思います。

まだ、東京(横浜)にするのか、大阪(神戸)にするのか、確定していません。

薪割り機 1 台は、24″ x 43″ x 24″ (H) という梱包サイズなので、4 台まとめると、段積みするための厘木で 2″ あるとして、48″ x 43″ x 50″ となるので、約 1.7m3(パレット含まず)といったところ。
パレットは、48″ x 40″ サイズなので、パレットのほうが小さいので、高さが 8″ だとすると、最終的には、48″ x 43″ x 58″ で 2m3 という感じですね。

前回のレートですと、LCL で、Ocean freight USD 115 , CFS JPY 3980, CHC 1500 (per WM) で D/O が JPY 6000 (per shipment) なので、2m3 だと、USDJPY 130 として、20430 (per WM) x 2 = 40860、D/O で 46860 というところでしょうか。

都合よくピックアップにいけないとして、保管料が 1 期 1500 円としても、5 万には収まりそうです。
これに通関費用が、11800 円かかって、61660 円。
検査とかの最悪を想定すると、8 万も見ておけば大丈夫そう。
ただ、少し前の freight なのでここは自信なし。

本体の方はというと、輸出こん包後港までの配達費用を含めて、USD 1566 という見積で、この通りだと、203580 円ということになります。

両方合わせて、218995 円で、税金はかかるものとそうでないものがあるんだけど、単純に 8% 掛けると、236515 円、ということになりますね。

これはうまくいっての金額なので、25 万を超えない程度の金額、国内の運賃は別、と思っておいていただきたいと思います。>共同購入を申し込まれた皆様

ちなみに、ホンダウォークの往復割 は、税込みで 362880 円なので、共同購入だと、より高性能・有名メーカの機種で、10 万円程度は安くなりそうです。

20t 往復割の怪しい物の価格は $699.99

共同購入で募集しているのと同じような構造の薪割り機は、ホンダウォークからも出てるんですが、まあ、このクラスの、原産国なんかが明らかでない、出自の怪しい薪割り機っていうのは、通常は Brave なんかの半額くらいなんですよね。

例えば、Harbor Freight 20T Log Splitter というものがありますが、これは、$700 ほどしかしません。

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これくらい安ければ、引っかかってもいいか、と思えなくもありませんが、残念なことに、運賃はどちらも同じ、輸入の手間も同じで、その部分が結構高いんで、結局のところ、しっかりした製品のほうが最終的には安く付く、ということは少なくないのです。

メリケン製品は、日本製に比べれば多少性能は落ちるのですが、多少でしかなく、価格が圧倒的に安いので、トータルで考えれば、一番安く上る可能性が高い、バランスの良い製品と思います。

なもんで、共同購入は、まともな Brave というチョイスになっています。

で、予算が厳しい方向けの話ですが、Brave の往復割は、新しくトラクターマウント型もでています。
もともと PowerHorse 時代には存在したものですが、もし、トラクターをお持ちで、そのトラクターに油圧取り出し口があるようならば、こちらも共同購入で取り寄せることができます。

こちらであれば、$700 — $1000 くらいで若干安くなりますし、トラクターにかぎらず、ユンボやユニック、フォークリフトなど、規定の圧力・流量が得られるなら、それ以外の油圧源でも動作します。

自分の経験では、このクラスのものは、概ね 6〜8GPM のフローが必要と思います。
それで、押し側で概ね 8 秒程度のサイクルタイムになります。
サイクルタイムの計算方法や、推力の計算方法は、過去記事にもまとめてありますが、分からなければ、質問してください。

メリットとしては、薪割りを頻繁に行わないケースでは、エンジンや作動油の管理をすべて油圧源で一元的に行えるので、イニシャルコストだけでなく、維持費もセーブできます。
また、トラクターに取り付ければ、自走式になります。

デメリットは、薪割り力は油圧源の能力に依存する点です。
推測になりますが、増速機能(差動回路)は薪割り機の原理的に搭載することは不可能なので、作業性は劣る可能性があります。
ランニングコストは当然高止まります。
トラクターなど高価な機械を使用するので、時間あたりの損料を計算すると高くつくが、既に所有している機械の場合、機械自体のコストは余り考える必要はないケースが多いかと思いますし、むしろ、稼働率があがると言うとはメリットとも考えられなくもありませんので、考え方次第だと思います。
燃料費、という面では、エンジンが大型になる分、不利かもしれません。