Brave VH-9922 薪割り機のコントロールバルブの適合について

Brave VH-9922 薪割り機のコントロールバルブの適合について問い合わせがありました。
写真を送っていただき、こちらでも調べた内容について、回答いたします。

写真を見る限り、ネジについては IN/OUT が 3/4″ NPT-F, WORK A/B が 1/2″ NPT-F でほぼ間違いありません。

アフターパーツも合わせて調べてみます。

ここでは、S390406SC, Speeco 製を売っていますね。
結構な値段していますが、うちの仕入れ先だと $59.95 のとても安いバルブです。(ただし、ハンドル別売り)

SPECIFICATIONS
Open Center
Spools One
Flow 20 GPM max.
Pressure 3400 PSI max.
Relief Valve Adj. set at 2000 PSI
In/Out Ports 3/4″ NPT
Work Ports 1/2″ NPT
Mount Four 3/8″-16 tapped holes in base on 1″ x 2-5/8″ centers
Size 11″ x 4-1/4″ x 3-1/2″
Shpg. 10 lbs.

フィッティングでも確認して、やはりポートのサイズやネジの種類は、見立て通りで間違いはないようです。
バルブの固定については、26 番の両側 1/2″ NPT-M のストレート金物で油圧シリンダにマウントするタイプなので、固定用のネジ穴の問題も原理的に発生しません。

なので、うちで現在扱っている

のどちらでも適合するものと思われます。

一般的に、GC/GX160 クラスのエンジンだと 11GPM, GC190/GX200 クラスで 13GPM くらいの 2 ステージポンプで組まれますので、LS-3000 は 25GPM, WLS800 は 30GPM まで対応しますので、容量的にも問題がありません。

そもそもなぜコントロールバルブの交換が必要と判断されたのかがわかりませんが、オイル漏れ等であれば、パッキン等の交換で修理できることがあります。
ただまあ自分で作業できないのなら、依頼すると数万円はかかりますし、多少ヘタリはするわけですから、新品に丸ごと交換してしまう方が経済的なケースが少なくないとは思います。

細かなことですが、これらのモデルには作動油のリターンフィルタがあります。
リターンフィルタのヘッドにはバイパス機能があり、フィルタが詰まっていても濾過せず、そのままタンクに戻してしまいます。
一定期間、交換した記憶がないようでしたら、フィルタの交換をお勧めします。

また、作動油について、これも交換の記憶がないようでしたら、交換をお勧めします。
基本的には、劣化は色で判断します。
過去にまとめましたので、こちらもご確認ください。

おそらくこのモデルですと、32 番で 30L 以上、35L 程度は入ると思います。
作動油交換の際には、ブリーザーキャップ、ストレーナー、マグネティックドレンの清掃も行ってください。

写真等で判断すると、キャップについては、金属製で、フィルタ機能がないものかもしれません。
フィルタがあってもなくても、基本的にシリンダの動作に合わせてタンク内の作動油が増減し、外気をタンク内に吸ったり吐いたりします。
この際に作動油タンク内に空気と共に水分であるとか、微細な埃であるとかが混入する可能性があります。
作動油の汚れや劣化は、機械の寿命を短くするリスクがあるので、定期的なメンテナンスを行なってください。

適合等については、このように無料ででお調べして、分かる範囲で回答いたします。
同じことを個別に何度も答えるのは生産性が低いと思いますので、原則ブログで公開で回答いたします。
当店で購入いただいていない薪割り機の関しては、適合について保証することはできませんので、最終的にはご自身でご判断ください。
また、パーツについて、質問したからと言って、当店でご購入いただく必要はありません。
安くてうちよりもサービスが良いところがあれば、そちらをご利用いただいて差し障りがありません。