STIHL の超硬チェン Rapid Duro は薪製造機にベストマッチ

去年の夏に セールでゲット していた STIHL の Rapid Duro 25RD3-72 ですが、昨日、半日ほど使って、ウッドバッグで約 6 つ分の薪を作った範囲では、非常に良好な結果でした。

作業をしていて、通常のソーチェンの場合、比較的短時間で切れ味が鈍ってくるのがわかるのですが、Duro の場合、夕方まで全く切れ味が鈍る感覚はなく、超硬なので切れ味自体が鈍い、という部分も、全油圧操作のため、力で押し切るため全く問題を感じませんでした。

寿命の長さだけがメリットとして得られた感じで、現時点ではベストマッチと思えます。

うちの薪製造機に標準でついてきていたのは、STIHL 25RM で、最初の 2 がピッチ、5 がゲージ、そして、R が Rapid、M ま Micro を表します。

なお、STIHL のソーチェンの型番の見方は、過去の記事にまとめてあります。

また、STIHL 以外のメーカとのソーチェン型番の互換性についても、過去の記事にまとめてあります。

RD3 は日本未発売のようで、当面輸入するしかないのですが、非常に高価なソーチェンなので、使い捨てるわけにもいかないし、どうやって目立てをするのか、キマルにダイヤモンド砥石なり CBN 砥石を装着してやるのがいいのか、それとも、研磨機を RD3 専用に買うのが良いのか、非常に悩みます。

そうそう、研磨機といえば、らくらく研磨目立て職人のことは書いた んですが、安くていいかなと思えるものを新たに見つけました。

ツムラ TK-301 極(きわみ)」で、これも目立て職人同様に 4mm と 4.8mm とがあり、おわん型の砥石を使うところも同じですが、こちらは、カッターが揃うのと、デプスゲージの調整も同時に行え、更に実売価格が半額の 1 万円程度と、ともて魅力的です。

難点は、交換用の CBN 砥石が 3,000 円強と、結構お高いことでしょうか。

コスト面だけいえば、チャイニーズソーチェンを使うのがいいといえばいいのですが、作業っていうのは気分の問題があって、機械のメンテナンスのために調子よく仕事をしている、その流れが中断されるのは非常に苦痛なので、Duro によるメンテナンスサイクルの延伸は、精神衛生上非常によろしいわけです。

とりあえず、まだ、使い始めたばかりなのですが、RD3(Duro) の実力をじっくりと見極めて、RM やチャイニーズソーチェンと比較をして、目立ての問題を含めて、どれで行くのか、考えていきたいと思います。

薪割り日和でした

昨日とは打って変わって、今日はいい天気で、薪割り日和でした。

曲がりが強いもの、太い原木をはじいてあったのですが、それの片付けをしました。

相変わらず 450 はエンジン掛からず、置いておいても勝手には直らないようで、新ダイワの 35cc で頑張りましたが、1m〜2m くらいに玉切りして、ドリルで小割りにする作業をして、キリの良い所で、ちょうどお昼になりました。

アッグ的薪割機ですが、絶好調です。
手伝いに来てくれた O くんも感動の威力で、パカパカ割れまくりで、大活躍でした。

昼からは薪製造機で作業をしたのですが、オプションの油圧リフトは長さが 2.5m 位ないと使えないので、原木を薪製造機にセットするのに手間がかかりました。

ソーターがあれば、かなり生産性が上がると思うのですが、エンジンをセル付きに換装する必要があるので、かなり予算が必要で、当面先になりそうです。

ウッドバッグがないので、野積みしましたが、底辺の円の半径が概ね 2m くらい、高さも 2m くらいになったので、8.4m3 くらいでしょうか。

ウッドバッグを一つ 1.4m3 とすると、6 袋ですから、1 時間で 2 袋、というペースでした。
午前中の下準備を入れると、1 時間 1 袋と、あまり捗ってないですね。

それと、今日、Duro ソーチェンを使ってみました。
明らかに切れ味が鈍らないのが分かります。
自分は相当鈍いのですが、さすがに違いが分かりました。

通常の 3 倍、シャア専用って感じです。
非常にいいです。

ただ、値段も非常にいいし、目立ての問題があるので、とても悩ましいです。

後は、トロンメルなりが完成すれば、より一層生産性と品質を上げることができると思うので、そちらの作業にもそろそろ着手をしたいと思います。

鹿児島県における暖房用薪の需要と生産について

鹿児島県における暖房用薪の需要と生産について」 と題した 2013 年のテキストを読んでちょっと絶望する、というと大げさですが、正直、驚いています。

鹿児島県は、実は意外と人口が多くて(失礼)、2010 年度のデータ では、170 万人で 24 位です。かたや愛媛県は、143 万人で 26 位となっていて、人口比でいえば、約 2 割、鹿児島のほうが多いことになります。

テキストのデータを真に受けると、薪ストーブ用の薪製造業者が 2 社しか存在しないとあり、よく読むと、個人がちょろっとやっているものをカウントしていないようにも読めるのですが、その線引が非常に曖昧に思うところであるのです。
たとえば、このテキストの基準だと、うちのような弱小が業者なのか、それともカウントされないのか、ということなんですが。

一番、驚嘆を禁じ得なかったのは、鹿児島県での薪の需要の推計として、「鹿児島県内の暖房用薪の消費量は 420. 81t/年となる」というくだりです。

うちは今年は最低でも 100t、できれば 200t くらいの生産を目標としていたのですが、仮に上記の数字が本当に鹿児島の消費量だとすれば、全部が全部、薪を買うわけではないのですから、薪の売り上げというのは、更に少なくなるわけで、仮に半分の量が購入されるものだとすると、愛媛での市場は、200t あるかないか、という程度になるわけです。

そうすると、一個人が趣味の延長でやっているような Hearth & Home 暖炉家 は、鹿児島の全需要に応えられる生産量ということになってしまうので、じゃあ、一体全体、鹿児島の業者さんというのは、どういうものなのよ、って思うわけです。

過去に 地図にまとめました が、愛媛には、うち以外にも、四国薪販売 という大御所が全国的に営業されていますし、ざっと調べて 10 社以上の薪製造業者があります。

その中で、うちがどれだけシェアを取っていけるのか、尤も、ハナから愛媛や四国内で捌けるとは思っていませんし、そのために人口が多い関東にお店を建設するわけではあるんですが、薪自体、エネルギー密度が低いため、輸送すれば当然、そのコストは大きな負担となるわけで、極力近場で消費されるのが良いとは思いますので、売り方などをよく考えていかなければならないと思いました。

そういう意味では、四国薪販売さんが業務用のピザ薪なども作られている理由として、個人宅とは違い、一年を通じて一定の需要があることから、安定した売上があるのということなのだろうかと思いました。

また、内藤鋼業さんのペレットは、8 割方が業務用という話も聞きましたので、重油や灯油、そしてペレットによるハウス暖房の代替としての薪需要に対応できるような単価で、たとえば、フィーボのような、薪・ペレット併用型の加温装置を使っている農家さんに、今副産物として生じている 6,000 円で売っているいわゆるジャンク薪について、アピールできるような事業展開が必要ではないかと思いました。

まあ、いろいろ考えているのですが、まずは、ちゃんとした薪をある程度在庫しないことには始まりません。

今日は、O くんが手伝いに来てくれる予定なので、この前配達された太いものを優先して片付けたいと思います。

小割り作業があり、一手間かかりますが、細いものがないので、その分、量は作れるんじゃないかと思いますが、とりあえず、8t を目標に頑張ってみたいと思います。

ウッドバッグは一つもないし、メッシュパレットの空きもあまりないし、詰めるのは先に送りにして、割るだけ割って、しばらくは野積みしておこうと思います。

今まで盗まれたことはない(盗まれていることに気づいていないだけかもしれませんけど)のですが、この間、神社に泥棒が入って、お賽銭が盗まれたり、社務所の鍵が壊されたりしたので、防犯カメラは追加で設置しておこうと思います。

Logosol Sauna Wood Kiln

今日は雨なので、朝から家でぼーっとしています。

丸太小屋を作る予定なんですが、youtube を見ていると、タイヤを使ったバンドソーの DIY の動画がたくさんアップされていて、とても興味深かったんですが、ちょっと荒削りかなと。

実際問題、アラスカンミルは持っているので、太鼓に挽くだけは現状でもできるのですが、今回は残りで板が取れないか、というふうに思うし、今までの人生を振り返ると、いつも何かをひたすら建設しているわけで、そういう意味では、バンドソーがあれば、そのへんで切り倒した木でいろいろできるだろうし、薪の原木として入ってきコナラで太いものがあれば、柾目の板をとりあえず 2 枚取って、それから薪にしてもいいわけだし、板も使い物にならなければ、薪にすればいいだけのことで、どのみち太いものは小さくする作業は必要なわけで、それをドリルでやるか、バンドソーでやって板を取るのか、という違いかなと思うわけです。

まともなものとして Logosol が思い浮かんだので、まずはまともなものを見てから、問題点を整理してみようと思って、Logosol のサイト にアクセスしました。

そうしたところ、Sauna Wood Kiln という製品を見つけました。

これは、個人向けの木材乾燥庫のキットで 2kW のユニットは、€745.00 と、非常に安価でした。
キットになっているものの価格は €1,265.00 です。

あまり詳しい説明がないのですが、7 — 10 日で生木を引いたものが乾燥させられる(板の場合)という記述がありました。
2kW のもので 1.2m3 の容積だそうです。

とても興味深い製品です。

コントローラーなども一体化しているので、使い方も簡単そうだし、乾燥が甘い薪の強制乾燥にも使えるのではないかと思います。

高温・低温の切り替えができるようで、乾燥ではなく、消毒にも良さそうです。

2kW なので、7 日間フルに通電した場合で、336kWh、1kWh を 24 円とすれば、8,064 円ということになります。

コスト的には、生木から薪の乾燥に使うとペイしないでしょうが、空きに乾燥が甘いものであれば、一晩、消毒も兼ねて、深夜電力の時間帯に 6 時間ほど、高温運転をすれば、結構使えるのではないか、と思っています。

深夜電力の割引は原発の電気が余っているからそれをダンピングするものでしかなかったわけで、早晩廃止になる、そして、そのうち、太陽光の電気が余るようになって、昼間の電気が割安で、深夜は割高になるかもしれない、というような趣旨の発言をした記憶があるのですが、実際、四国電力では、来年度から、一切の深夜電力の新規契約ができなるくなるようです。

電気を使って乾燥させることがいいことなのか、それは微妙ですが、このキットがあれば、より気軽に今まで捨てていた木を製材して、建築材料に使えるので楽しそうだと感じました。

まあ、出来上がっている板を買うほうが安いんでしょうけど、それをいったら、DIY するよりも、なんとかホームのプラスチッキーで新建材な安普請のほうが早くて安くて、ぱっと見た目感じだけでいえば綺麗、おまけに、「お施主様」として、座っていれば、家のようなものはできるわけです。

でもまあ、電圧とか、周波数とか、PSE 印とか、色々面倒くさいことがありそうだから、さすがにすぐにポチするというわけではないのですが、備忘録として、メモっておこうと思います。

あ、肝心のバンドソーの話ですが、€4,750.00 と、とってもお高かったです。

FISKARS X25 が入荷しました

2016-02-20 12.59.19予約セール中 の FISKARS X25 が入荷しました。

単体でご注文いただいている方には、本日発送の見込みです。

同梱でご注文いただいている方は、商品の組み合わせによっては、本日倉庫に納入、倉庫側での検品作業等を経ての出荷となりますので、出荷まで 10 日前後、更にかかる見込みです。

セールは今月いっぱい継続して行おうと思います。

ブログ読者様限定のサービスとなりますので、「FISKARSX25」のクーポンコードをご利用ください。

値引きには、ご注文時に、「FISKARSX25」というクーポンコードの入力が必要になります。

必ず、確認画面でクーポンが適用されていること、値引きが適用されていることをご確認ください。
銀行振込は、振込額で調整できますが、カード・コンビニ支払いは、こちらでは請求額の変更、一部の返金対応はできません。

FISKARS X25 の予約割、となりますので、FISKARS X25 を含まないご注文でのクーポンご使用は、キャンセルさせていただきますので、ご了承ください。

また、X25 自体、マイナーチェンジがありましたが、メーカとしては、「モデルチェンジではない」というスタンスで、型番も変更がありませんので、現状、新旧の在庫が混在しています。

どちらがいいといわれても、上記事情により、倉庫側での識別が不可能なため、無作為に出荷されますので、予めご了承ください。

間違い探し状態ですが、それぞれ、新旧の X25 となります。

ご予約頂ける場合、次のボタンからお願いいたします!

なお、True North TN20 の予約セールは、すでに終了しておりますので、ご了承ください。

旭山桜

出典 花ひろばオンライン

出典 花ひろばオンライン

旭山桜 という品種を買ってみました。

竹藪を片付けているのですが、太陽電池があるので、あまり大きくなる木は植えられないので、桜を植えようと思って品種を調べていたのですが、その中でも大きくならない、「矮性」というらしいのですが、なんでも 4m くらいで MAX のようです。

これなら、道路のすぐ近くなどでも安心なので、法面にも植えてみたいと思います。

花ひろばオンライン で約 1,000 円ほどでした。

一才桜という盆栽のものと同じようで、小さくてもたくさんの花を咲かせる品種のようです。

神社の春のお祭ですが、第 3 日曜日なので、一般的なソメイヨシノは開花時期が 4 月上旬のため、お祭りの時までに散ってしまうことが多いんですが、旭山桜は 4 月中旬というのもポイントが高かったです。

4 月下旬に咲く品種もあるようなので、そういうものも、大きくなっていい場所に植えて見たいと思います。

10 年ほど前に道路が崩落して防災工事をした場所が荒れ地のままなのですが、その場所は今年植樹することになっています。

作業道をつけて準備を進めていますが、この前の伐採したものの片付けもあるし、擁壁故事も一段落したことなので、ボチボチと頑張りたいと思います。