雪が降る前に帰らないと大変

朝一、荷下ろしです。

方向転換の時、怪しいかなと思う部分に乗ったら、案の定、埋まりかけてヤバかったです。
なんとか埋まらずに済みましたが。。。

積み込みは、メッシュパレットが 28 枚でした。
うち 2 枚はサンプルの薪(ガシファイヤー用)が入っています。
Packfix やパレットハンガーは固縛用の道具を持っていないので次回にします。

で、ふと思ったんですけど、この薪、全部 5 号が一人で割ってるんですよね、一週間ほどで。
基本的に半ドンだし、毎日じゃないし、薪製造機の調子もイマイチの状態でです。
小割りやカゴへの詰め込みは、園のみんながやってくれているんですが。

K さんとも話したんですが、S-375 を導入しても、劇的に生産性が向上するのか、というとなかなか厳しいのでは、ということになりました。

K さんが S-375 よりも大型の丸鋸搭載の薪製造機をレンタルして 3 人で作業をして、1 日にウッドバッグ(1.5m3)が 30 袋できたそうです。
1.5m3 といっても、いわゆる loose stack なので、キッチリ積んだ場合に換算すると、薪の長さにもよるんですが、1.5 で割る必要がありますので、積んだ場合だと 1m3 程度、乾燥後は、ロス(コロや木端を含めて)15t くらいで、製品としては 12t 前後です。

それで、考えてみると、今回の薪は大体 12t 程なので、5 号が一人で半ドン作業を 4 日程度した結果と同じってことになるわけですよ。
つまり、0.5 x 4 = 2 人/日。
仮に、一週間ずっとだったとしても、3.5 人/日なのです。
無論、原木の状態に依存するわけですが、設備投資額に見合う増産というわけにいかないかもしれません。
確かに早くはなるんですが、原木の入荷のペースってものもあるし、乾燥機の能力ってのもあるのです。

もし導入するとしても、Vario の部分ですね、ここだけにして、WP36 は WP36 でそれなりに速い機械なので、もうしばらくは面倒を見てやってもいいんじゃないのという話になりました。

これをいうと身も蓋もなんですが、グラップルソーにしたって、あったら便利ですが、1,500 万するので、投資という視点からみれば、本当に必要なのか(早期に回収できるのか)というと甚だ疑問でもあるわけです。

結局のところ、他社さんと同じようにやっていたら、同じ結果しか生まれてきません。
それどころか、林業の場合、補助金の入っている企業や、団体がゴロゴロあって、まともに経済原理が働きません。

とまあ、そんなことを考えつつ、雪の心配もあるので、急いで戻っています。

そんなこんなでこなかでトンカツを食べて、あと少し頑張ります。