薪の生産力増強に向けて

今日は神社の祭日でした。
第三日曜日でもあったので、今月はあとは 26 日の祭日だけです。

天気も良くて、ボチボチお参りがあり、早々に月参り御幣がなくなってしまいました。
かなりコストがかかっているものなので、準備体数を増やすことはできません。
御幣を楽しみに参拝してくださる方も多いので、なんとか予算獲得するか、製造コストをさげるか、はてさてどうしたものか。。。
そういえば、御幣を綺麗に並べられるスタンドも作りたいな、と思いつつこっちも手付かずです。
なんとかせねば。。。

あと、おみくじ機が老朽化してよく故障するんです。
これも、根本的な仕組みを改善した方が良さげです。

そんなこんなで、いろいろ思案しているうちに、今日も無事に終わりました。

で、薪づくりですが、現在、乾燥機の油圧ユニット故障で一月程生産がストップしてしまっています。
乾燥機自体、信頼性が高くなく、薪製造機も 1 台しかないので、どちらかに問題が生じると生産が停滞してしまいます。

製造機の処理能力的には、大体 1 時間に乾燥後の製品換算で 1t 程度あります。

乾燥機はというと、1,200 x 1,000 x 900mm の標準サイズのメッシュパレットを一度に 36 カゴ乾燥させることができ、歩留まり等を考慮すると、一度に 400kg x 28 カゴ程度 = 約 10t の処理能力ですが、釜が温まっている状態での連続稼働の場合、3, 4 日かかります。
実際には、土日祝などの休みや入れ替えなどの作業があり、1 週間に 1 回転程度が現状の MAX 生産量かなと思います。

つまり、製造機の能力>乾燥機の能力、ということで、乾燥待ちの薪をストックしておくことで、乾燥機が順調に稼働している時に乾燥機を止める必要がないようにしようということで、メッシュパレットを追加製造しています。
これにより、2, 3 回分ストックして置けるようになれば、その間に乾燥も進みますし、順調に生産が進めば、もしかしたら乾燥薪の在庫を持って置けるようになるんじゃないか、なんて思ったりもしますが、取らぬ狸のなんとやらでしょうか。

そうなると問題になってくるのはチップの生産です。
今大きすぎるチップはつまりの原因となるためチップのサイズを調整しているのですが、その作業に 1 日、それを袋詰めしたり輸送したりするのに 1 — 2 日かかるのです。
そうしてできたチップはよくて 2 回分くらいなので、かなりのペースでチップを生産しないといけません。

トロンメル 2 号機も走行減速機だけ手配して後の作業が止まってしまっていますが、この辺り早々に着手した方が良さそうです。
今回の油圧系統のトラブルがもあったので、予備の三相の油圧ユニットがあれば、同じ問題が発生した際も対処が容易になりますし、原油価格の高騰や騒音といった問題もありますから、電動化していこうと思います。
ふるいへの定量供給機、ふるい機(トロンメル)、排出コンベア等を動作させるための油圧ユニットから手当てしたらどうかと思います。

もっている発電機が 10kVA で今までのところ 3.7kW(5HP)のモータは始動できました。
乾燥機の大きい方のモータが 5HP なので、同じモータを持っておけば、共食い整備が可能になります。
全く同じ必要はないのですが、フェイスマウントなので、マウントの種類は合わせておく必要があります。
この点については知識がないので、メーカに確認する必要がありますね。
その上で、今回と同じポンプを使って油圧ユニットを作れば、ポンプの予備もあることになります。
ポンプの交換は、二度とやりたくない作業ではありますが。。。

ただ、これをいっては身もふたもないんですが、正直、工場から出荷されてくるチップをそのまま使えるように、乾燥機の側をアップデートするのが一番いいと思うんですよね。
アップデート作業は一度ですが、チップを作る作業は延々繰り返さないといけません。
自分は、どれだけ大変でも、一度で済ませて、単純作業を減らしたいタイプなんで。
そんな性分ですから、やることは溜まる一方です。

それと、TrueNorth のガスケットの話です。

少し前に純正のガスケットがうまく取り付かなかった、ということは書いたんですが、別の方からガスケットが欲しい、という連絡を受けました。

それで、純正品については、何ともな顛末だったわけで、取り寄せに費用がかかるようになったりもあるし、これまた別の方からバッフルが傷んできているという話もあって、これも何とかしようと書いたわけですが、円安なので、汎用品であるとか、国産品であるとか、質実剛健な TrueNorth をチョイスされた上に、うちに依頼をくださったという方々なので、非常に機能とコストとのバランスを重視する性分なんだと思うわけですよ。

ガスケットについても、普段から在庫をしている RUTLAND Grapho-Glas で何とかならないものかなと思うので、調べてみました。

SKU 太さ x 長さ UPC 定価
92 1/2″ – 5/8″ x 5′ 022624-00092-1 $14.02
91N 1/4″- 5/16′ x 7′ 022624-01491-1 $8.46
90 5/8″ x 3/16″ x 7′ 022624-00090-7 $10.76
91 3/8″ x 7′ 022624-00091-4 $9.08
92W 3/4″ x 7′ 022624-02392-0 $13.85
94N 7/8″ x 5.3′ 022624-00194-2 $15.94
94 1″ x 6′ 022624-00094-5 $26.69

※ 価格は公式サイトに記載の米ドルでの額(実売ではありません, うちのお店の国内販売価格は全く異なります)

純正品はグレーで、RUTLAND Grapho-Glas もグレーなので、みた感じはよく似ていますが、純正品はループ状に加工されています。
ガスケットはロープなので、そのままだと必ずジョイント部分ができます。

TrueNorth のガスケットですが、太さについては大体 φ20mm 程度でした。
20mm = 0.787″ なので、3/4″ = 0.75″ = 1.91mm が近いですが、ほんの少し細いです。
7/8″ = 0.875″ = 2.22mm なので、ちょっと太いです。
長さに関しては、5.3′ = 161.54cm です。
ドアの外枠を測って 146cm くらいだったので、長さ的には間に合っていて 10% ほど余裕があるので、足りないことはないと思われます。
92W は 7′ = 213.36cm なのでたっぷり余る感じですね。
94N, 92W ともにうちは在庫はありません。

92W の場合、今現在の価格で、$13.85, No Import Fees Deposit & $11.64 Shipping to Japan となっていますので、$25.49, 約 4,000 円です。

もし、ガスケットセメントを持っていないなら、両方合わせたセットもあります。

ロープも長いし、セメントは次使うまでに固まってダメになる可能性が高いので、こちらの方が良いかもしれません。

$15.98, No Import Fees Deposit & $12.53 Shipping to Japan なので、$28.51 で、ほとんど変わりません。

英語で注文するのが面倒くさい、Amazon.com のアカウントがない、というようなケースでは 10% の手数料を負担していただければ、代理で手配いたしますので、薪ストーブ輸入代行サービス をご注文ください。
1,000 円の見積もり費用は、成約した場合に商品代金に充当し、差額は振込(またはごく少額の場合は PayPay の個人間送金でも OK です)となり、カード支払いはできません。

Amazon から直接発送(個人輸入の代行、申込者の名前で通関するし、消費税などが減免されるが、法的保護がない)することもできますし、一旦うちの米国倉庫に荷物を集め商用通関することもできます。
どちらの場合もひと月程度で届くと思います。
個人輸入の代行の場合 PL 法の対象外となりますが、まあガスケットロープですから、問題はないと思います。気になる場合は、お申し付けいただければ、商用通関(重松の名義で通関する)いたしますので、ご安心ください。
ご希望の輸入方法により価格が多少変わります。