秋祭り

今日は秋祭りでしたが、武漢肺炎・支那ウイルスの感染防止のため、規模を極めて縮小して実施しました。

人間というのは不思議なもので、神社の隣に住んでいると、子供の頃からこの時期になると神輿の練習(これは最近は、集会所でやるようになったのでちょっと離れたところになりましたが)だの、当日は深夜から太鼓を叩いて騒ぐ酔っぱらいなど、うるさいなと思うこともあったもんですが、そういうのが全くないというのも、これはこれで静か過ぎて気持ちが悪いのです。

それはそうと、昨日、お供えする鯛を買いにいたんですが、びっくりするほど安いのです。
本当にびっくりするほど。
天然物なのに、700 円とか、それも普通の既製品のトレーには乗らないので、二つつなぎ合わせてあるほどの立派なものです。
漁業の方も、これではとても苦労していることでしょう。
愛媛県は、南予は特に水産業が盛んなので、とても心配になりました。

とりあえず、朝から 3 社掛け持ちでしたが、なんとか恙無く執り納めることができました。
明日も、2 社、祭典で、それで今年の秋祭りは終了です。
ちょっと拍子抜けするくらい。

それはそうと、薪の生産の計画についてです。

乾燥機は高温で運転するので、いわゆるウッドバッグ等、樹脂は使用できません。
なので、メッシュパレットを使っています。
メッシュパレットですが、先日回収したものも含めて 100 枚もないのです。
もっとあるはずなんですが。。。一部、回収し切れていないものもが多少あるものの、全く足りないのです。

それで、今度そこそこまとまった量を発注してくださった K さんが、通箱としても使用する、ということで用意してくださることになったんですが、どう輸送効率を上げるか、ということを考えあぐねています。

理想としては、シェイクを使うのが一番だと思うんです。
というのも、乾燥自体はメッシュでやって、乾燥し終えたらそれをシェイクに積み込むわけです。
はやく乾燥させるためには、きっちり並べると空気の流れを阻害するので、雑にメッシュに放り込む必要があるわけですが、そういう状態だと、きっちり積んだ場合に比べて概ね 1.4 — 2 枚程度容積が増えることが経験上分かっています。
つまり、乾燥した状態で 400kg 入るところが、200 — 285kg 程度しか入らないわけです。

仮に 250kg 平均だとして、風袋が 60kg 程度ありますので、310kg/パレット、ということになります。
この前書いた通り、2 段積みだと 40 パレット積めますが、風袋込みでも 12.4t しかなく、中身に至っては、10t ということになります。
これをきっちり詰めると 400kg 入るわけですから、中身で 16t 運べます。

近畿圏まで往復すると、大体 1,000km あるので、燃料の消費が 300L 程度で約 3 万円(税込)。
これと同額程度の消耗品等がメンテナンス費用(税込)発生します。
橋の通行料が割引後で 5,000 円(片道、税込)です。
人件費を無視しても、最低 7 万、実際には、2 日仕事になるし、土日などは高速も割引率が悪くなるため、8 万は見ておきたいところ。積み込みの手間もかかりますし、自分の人件費は無視した状態で、経費として 2 割みてもらうとすると、10 万くらい運賃をいただかないとペイしません。
日当を 1 万(税込)もらうとすると、+2 万で、12 万です。

そうすると、窯から出したものをそのまま積むなら、10t 運ぶのに 12 万ですから、1t あたり 12,000 円(税込)、ということになります。
一旦カゴから出して、きれいに並べ直すとすると、その作業コストとしては、1,000 円/カゴ(税別)かかります。
これにより、400kg 運べるようになるので、16t で 12 万(税込)の運賃となりますから、1t あたり 7,500円(税込)です。
薪の移し替えは、1,000 円(税別)で 400kg なので、1t 2,750 円(税込)ということになります。
合算すると、10,250 円/t(税込)なので、並べ直す方がコストは安い、ということです。

ただ、問題になるのは、人的なリソースは有限だということです。
原木の輸送と、配達については、トレーラは 1 セットしかないし、運転手は自分しかいません。
割り作業のスピード、乾燥機の所要時間、並べ替えるならその作業時間、これらが複雑に絡み合うので、とにかくやってみないとわからないかなと思います。

それでシェイクですが、[計算上ですが、18t 積めます](./?p=14571)。
積む作業に関しては、フォークリフトにスコップをつけてすくって落とすだけ。
排出は自動です。
輸送効率が 16t -> 18t にアップします。
配達にかかるコスト自体は 12 万/回で変わりませんので、6,666 円/t と輸送コストが激減します。
10,250 円と比べても、3584 円/t 下がりますので、100t だと 358,400 円のコストダウンです。
ただ、イニシャルコストが回収できるのか、また、メンテナンスの費用がどれほどかのか、ということは問題です。

今後、いろいろと煮詰めていく必要がありそうですが、今のところ、日立建機さんは中古は在庫を持っていないということなので、シェイクは一旦棚上げするしかなさそうです。
それと、オープントップに 3 段積めるかという話も、制限外積載は分割不可能なものが前提なので、メッシュを 3 段積むのは 2 段にすれば済む問題なので、許可できないとのことでした。
そうすると、やっぱり、キャリアカーの背高は納得がいかないですね。3.8m を超えるなら、2 段積まなきゃいいだけの話なんだから。