追突事故の後始末

追突事故の後始末ですが、不安でいっぱいです。
というのも、事故自体、非常にショボいものなので、物損自体はたいしてことはないのです。
怪我もありませんし。

ただ、薪を運んでいて、その到着が遅れて、倉庫で何人も待ちぼうけになってしまったのだから、お客さんは大損害を被りました。
自分も、その日のうちに帰れるはずが、宿泊して、翌朝一番に荷下ろしました。
M くんもに、戻れてないので、バイトを休んでもらいました。
薪割り機の組み立てが翌日にずれ込み、その後の原木の引き取りも、行えていません。

森林組合に電話をすると、引き取りを延期できない(置き場がないため)ということで、原木がなくなると薪の生産自体がストップしてしまうため、業者さんに運んでもらうよう依頼しました。

金曜日に、修理のために工場に持って行ったんですが、金曜日で、相手の保険屋さんは昨日見に来てくれたわけですが、まだ車自体は戻ってませんので、先週出来上がった薪ですが、積み込み車両がないのでそのまま放置状態です。
乾燥機が遊んでいる状態で、今後の納期の遅延の原因になりそうです。

車が使えないことによる損害がものすごいことになっています。
また、営業活動に深刻な影響が出ていて、納品の遅延など、信用問題になりかねません。
弁償してもらえるのか、保険会社からはっきりしたことが聞けないんですが、払ってもらえるとかそういう次元の話ではないので、まずは現状を打開することが急務です。

倉庫側の被害、原木の運賃、山口への配達が既に遅延しているので、このまま戻ってくるのが遅れ続けると、チャータートラックで運ぶか、なんらかの対策を取らないといけませんが、小運搬の都合があり、差し当たっては 4t で数日分の薪を先に納品させてもらって、トレーラが修理されるまで、凌いでもらえないかと思っています。
ただ、4t で配達に行くと、その間、本来できる仕事ができませんので、次の納期遅延の原因になる。。。
八方塞がりです。

トレーラーですが、確認したところ、当面は戻ってきそうにありません。
なんともかんとも。

それはそうと、雑貨の輸入についてですが、物流の滞りがかなり悪化してきました。

昨日のことなんですが、12 月と、1 月、それに先日カナダから出荷された貨物について、B/L が 1 件分しか受け取ってなくて、積み込んだのが 1/19 と記載があったので、12 月分の荷物が紛失したのかと思って、問い合わせをしたんです。
その答えとして、12 月分の B/L であって、1 月分はまだ届いていない、催促しておくということで、その後、B/L が届き 2 件とも、松山 ETA 2/24 前後、と判明しました。
ただ、1 月分は接続船に間に合うか怪しいということなので、一週間遅延する可能性があるそうです。
主に FISKARS 製品なので、2 月末には在庫がある程度回復すると思います。
ただ、発注してもまともに入荷しない、ひどいと 1 本とかの入荷なので、物によってはすぐに品切れしてしまうと思います。
お店では、予約を受け付けていますので、お早めにご予約いただけますすようお願いいたします。

アメリカからの貨物も、同じような状態で、先月カットした Brave(ブレイブ)13t なんかですが、いまだに動きがありません、

Brave(ブレイブ)といえば、24t について、予約や問い合わせをいただいておりますが、現在の状況は、37t と 24t、オプションのカバーが工場から出荷され、24t 2 台は、出荷待ちです。
これら 4 台と、昨日買ったと買いた Harbor Freight の 20t が揃った時点でカットします。
ただ、契約倉庫に到着すまで最悪 3 週間くらいかかると思われるので、3 月末のカット、4 月末の船積み、5 月末の到着、というような予感がしないでもありません。
梅雨までにギリギリ間に合うか問うか。。。
37t と 24t それぞれ 1 台づつ、今のところ、嫁ぎ先が決まっていません。
気になる方は、お問い合わせください。

あと、TrueNorth も今日 1 台、注文したいというお話をいただいたので、成約した場合、在庫が 1 台のみとなります。
在庫が切れると、2, 3 ヶ月納期がかかります。
新築などで納期に制約がある場合、こちらもお早めにお問い合わせください。

薪の生産で一つ効率化を考えないといけないことがあるんですが、それはメッシュパレット、鉄カゴに入れて乾燥させているんですが、そこから楽に薪を取り出す方法です。
回転フォークアタッチ、という話もあるんですが、なんか良い方法ないかなと思っていたら面白いものを見ました。

コンクリートのトラフ(フリューム)を反転する装置です。
自重でひっくり返っています。

メッシュパレットの場合は、そのままでは自重で勝手に反転はしないと思うのですが、パレットの上部に重石を取り付ければ、簡単に反転するのではないかと思います。
自重で反転しないとしても、滑りにくベルトを使い、ベルトの輪を回転させれば、少ないスペースでカゴを痛めずに排出できる気もしてきました。
この反転装置にバッファ機能付き LogFix のようなものを組み合わせれば、乾燥後の薪を排出して、木屑を落として、選別、という作業の際の手間を大幅に減らせそうな気がします。

でもまあ、最終的には、回転フォークが一番楽なんでしょうけど。

こうやって見せられるとなるほど、うまいこと思いついたな、ってことになるんですが、最初にこれを形にした人がいるわけです。
それぞれの現場で、いろいろなアイデア、工夫があるものですね。
薪の現場はまだまだ、こういう工夫の余地が山のように必要だと思います。

というわけで、明日は、4t で配達に出かけようと思います。
天気が心配ですが。。。それなりに頑張ろうと思います。

あと、アルミトレーラの件で facebook で色々と興味深い情報を得たので、自分なりに調べて、その結果を別記事で整理しておきたいと思いますが、現時点では、やはり軽トレーラとして登録する方向で進めたいと思います。

重い腰を上げてついに買ったブツ

30t 薪割り機を引き取りにこられたお客さんと話したことなんですけど、法人化もしたわけで、売りたいものしか売らないというのもどうかと思うわけです。
売れるものならなんでも売るってのは土台無理だとしても、好き嫌いもまあほどほどにしないとということで、ついに重い腰を上げてとあるブツを買いました。

買ったのは Harbor Freight の PREDATOR, 20 Ton 212cc Log Splitter です。
おそらくですが ホンダウォークの 20t と同じベースのものです。

うちで売っている Brave(ブレイブ)の往復タイプですが、ホンダウォークのものに比べて 3 万程度割高、かつ、組み立てが必要、アフターも自分でしないといけません。
3 万「も」割高と感じるから、ホンダウォークのものを買う人が多いんでしょうね。
3 万の価格差というのも、Brave(ブレイブ)社が $300 ほど値上げしたことにより生じたものですし。
原価がわかる人なら、3 万しか変わらないことに驚嘆すると思うんですが。。。

話は PREDATOR に戻して、値段は $849 です。
ちょっと前は、$799 でした。

Online Exclusive ということで、Harbor Freight のお店では買えないんですね。
なもんで、送料が必要で、最終的な価格ですが、$946.93 でした。
今のレートだと、手数料込みで 108 円くらいなので、103,000 円くらいでしょうか。

とりあえず、1 台だけ買ってみたんですが、梱包状態などを確認する必要があります。
日本に運ぶ場合に、容積で運賃が決まるため、梱包が良くなくて嵩張っていると、輸入時の経費が膨らみます。
あと、安くても耐えられない性能だったら、というのもありますし。
お店での評価は ★4.5 くらいですから、箸にも棒にもかからないということはないと思うんです。

レビューの写真には、4-way wedge がついているものがあったんですが、付属するという記述は確認できませんした。
オプションかもしれません。タダでついて来るなら使ってみますが、自分は別売りならいらないかな。

信頼性に関して言えば、きっちり管理している人だというのはあるんでしょうが、エコエコ棟梁がこのタイプを使っていて、壊れていないし、レビューを確認しても、耐久性には問題はないと判断しています。

ただ、性能として、200cc 以上のエンジンなのにポンプは 8GPM という表記です。
8GPM なので、おそらくツーステージだとは思いますが。
ちなみに、ブレイブは GC160 + 11GPM, GC190 + 13GPM という組み合わせなので、200cc ならば 13GPM であってもおかしくありません。
エンジンの性能が悪いのでしょうね。
計算上は、11GPM に対して 1.4 倍時間がかかり、13GPM に対して 1.6 倍時間がかかることになります。
燃料も余分に食うでしょうし。

あと、部品の規格などがどうなっているのかも気になります。
流石に米国で売るので、インチ規格なんだろうと思っていますが、違っていたら、修理用の部品を Brave と共用できませんから。
リターンフィルタを追加するカスタムをしている写真を確認すると、フィルタヘッドは 3/4″ NPT-F なので、ホース類に関しては、そこは NPT のように見えます。
この辺りは、実物で確認するしかありません。

自分のように業務仕様でないのなら、まったく値段が違うし、人により価値観は違います。
イニシャル、ランニング、コスト面だけではなく、使い勝手や使用頻度など、トータルで評価しないといけません。
そして、その評価は、お客さんがすることです。
うちのお店で提供する選択肢として追加に値するか、見極めていきたいと思います。

アルミトレーラーの組み立て

薪割りは薪製造機が分解されていたので、お休みです。

代わりに雑貨の出荷をしました。
17 ケース、190kg でした。

途中、薪割り機の梱包材料の片付けをしたんです。

それで、ふと気づいたのは、ボブキャットのフォークアタッチメントの梱包に使えそうなサイズだということです。
測ってみると幅が 60cm で長さが 2m 近くありました。
フォークアタッチメントは、60cm x 140cm のパレットが必要なので、普通のパレット(輸入物なので 40 x 48″ = 100 x 120cm)を加工しても、ちょっと小さいわけです。
これはお誂え向きだと、丁寧に分解して、小一時間かけてパレットを作ったんですが。。。
60 x 120cm で作ってしまいました。
コンパネ 1 枚、1,000 円の損害です。(あるいは、1 時間の手間分の損)
長ければ、どうにでもなったんですけどね。

その後、随分前に届いていたんですが、ずっと放置状態だったアルミトレーラを組み立ててみました。

まずは開封の儀。
大きな箱は、タイヤ等がかなりコンパクトにまとめて入っていました。
細長い方は、フレームと、車軸ですが、大きな方を先に開けたので、残りに全部入っているのか不安になる細さでした。

組み立て自体は特に難しいこともなく、ひたすらボルトで固定するだけです。
あえていえば、フレームの矩を出すのが面倒くさかったくらいです。
何台も組み立てるのなら、コンパネでもにフレームを仮置きする際に、ピッタリハマるように型枠を作っておけば、短時間で正確に組み立てられると思います。

組み立てての感想としては、とにかく軽い。
まだ、もう 1 台輸入している鉄バージョンが届いていないので比較はできないですが、圧倒的軽さです。
ジムニーやなんか、軽で引っ張る場合、大きなアドバンテージになるように思います。

それよりも一番の驚きはチャイニーズの技術ですよ。
これだけのものをタダみたいな値段で作るわけで、日本も技術立国とかいっているわけですが、全く勝ち目がないと感じます。
国内で売られているアルミトレーラですが、このトレーラの 10 倍の値段しますから。
無論、完成納品だったり、そういう差異はあると思います。
ただ、自分のような DIYer は、組み立てたり、車検を取ろうと難儀をする部分も含めてが楽しみなんで、こういうクッソ安いトレーラってのが日本にあってもいいんじゃ無いかと思いますね。

最近は、キャンプ人気もあるのですが、そういう時にも重宝するんじゃ無いかと思います。
たとえば、ジムニーなんかで、ルーフトップに設置するタイプのテントがあるんですけど、いくらなんでも屋根の上まで登るのは面倒臭いし、それよりも、テント自体を屋根に乗せ、そのあと下ろす面倒臭いと思うんですね。
これがあれば、キャンプ道具一式をコンパクトにまとめておくことができるし、小さく軽いから、使わない時は、車庫の奥に吊り上げて保管しておいてもいいと思うんですよ。

組み立てですが、灯火類に関しては、基準を満たさない可能性があり、組み立てていません。
組み上げたので、一度、軽自動車検査協会に持ち込み、今後のことを相談しようと思います。
最低でも、駐車ブレーキの追加と、三角の反射板(トレーラであることを示す)の取り付け、最大積載量の表示、ナンバー取り付け部とナンバー灯の追加が必要だと思います。
保安基準的に必要かは分かりませんが、架装にもよるんでしょうが、もう少し自重が増えたらジャッキスタンドがある方がいいかもしれません。

あと、ジムニーの側も牽引装置を取り付けていないので、それもなんとかしないといけないんですが、ゆくゆくはマフラーを交換したいのですが、既製品は干渉の問題が多く、どうしたものかと悩んでいるわけです。

そういう意味では、試作して、売り出すということもありかと思うんですが、軽自動車検査協会で、突入防止装置の話が出て、ちょっと調べてみたんですが、今年の夏以降に登録されたものは、リフトアップであるとか、バンパー交換であるとかが、極めて困難になるように感じました。
売り出すかどうかはさておき、自分の分ことは合わせて確認してきたいと思います。

それはそうと、どなたか新車のジムニー買いませんか?
XC パールホワイト、マニュアル、純正の DA 付きです。

新車ですが、これから自分の名前で登録することになってしまうと思うので、いわゆる未登録車です。
明日生産されます。

ヤフオクに流そうとは思うんですが、ビッグモーターで +10〜+20 で買い取る話にはなっているんです。
ただ、どちらも転売されるリスクがあるため、本当に乗ってくれる人に買ってもらいたいし、中抜きされるのが嫌なんです。

自分が注文したんですが、待てなくて、割高な中古を買ったんですが、その後、欲しいという人がいたので、注文を生かしておいたら、その人がキャンセルしたので、こういう状態になりました。

新車価格がオプション込みで 200 万なので、ビックモーターの買取価格が 210〜220 ということになるのかなと思いますので、220 でお願いしたいところです。

ただし、ナンバー付きになるため、

  • 現金でその場で支払う方
  • 一緒に軽自動車検査協会に行き、その場で名義を書き換えられる方

に限ります。
ビッグモーターに売れば、そういう手間は要りませんから、手間をかけて安く売るわけですが、興味がある方はお問い合わせください。

30t 薪割り機の引き渡し

暖かくなるにつれて、シーズンが終わり、来年・再来年のために使った分、薪割りのことを考えるタイミングになったということでしょうか、最近、薪割り機のお問い合わせを多くいただきます。
24t 以上の縦横兼用モデルは、現在、日本国内に在庫がありません。

今日現在の状況ですが、24t は、当方の米国在庫 3 台, うち 1 台売約, 商談中 2 台です。
なので商談が成立すると、在庫数は 0 で追加発注が必要です。
現在、Brave(ブレイブ)社の在庫がとても逼迫している状態なので、納期がかかる可能性があるのと、在庫が切れると次回ロットから値上げが通告されているため、うちの方の価格も改訂しないといけないと思います。

37t に関しては、米国在庫 1 台です。

米国在庫については、当方の倉庫にまだ届いていない(発注・支払済)のですが、2 月末くらいまでに届き、日本に向けて輸送を 3 月くらいに開始できると思いますが、物流に滞りが発生しているので、通常よりも時間掛、コストもアップする可能性があります。
今のタイミングで予約注文いただけ場合、梅雨入り前までには納品可能かなというところです。

予約いただく際に現金で前払いしていただける方には、5% 割引を行なっています。
また、24t, 30t は引き取りに来ていただける場合、組み立て時に必要な作動油等をサービスいたします。
37t に関しては、引き取りの場合 3 万円引きいたします。

ご購入を検討している方は、お早めに お問い合わせ ください。

今朝は昨日組み立てた薪割り機の引き渡しでした。

その際にスペアパーツ等の話を少ししたんですが、ちょっと気になっていることがあるんです。
エンジン自体は在庫があるんですが、マフラーの出口の黒い部品は付いてこないんです。
作動油のタンクに排気ガスが当たらないように向きを変えている部品です。
どうやって調達するのか、仕入れ先に問い合わせておきました。

その後、薪づくりの現場を見てみたいということだったので、色々と見ていただきました。

乾燥機ですが、昨日の時点でも乾燥し切っていたとは思うのですが、念のため、一日余分に乾燥させていました。
チップがなくなるかと思っていたのですが、自動停止していなかったので、手動で停止させるように切り替えておきました。

薪割りをして、夕方、メインファンを停止しようかと思ったんですが、雨が降り出したのと、薪製造機がばらされていて、薪割りができなかったのでやむなく撤収です。

釜が冷えたら、バッフルを取り付けたいと思います。

入荷したキンクラです。
今回は今までよりもかなり良い状態で届きましたが、写真のものは箱に潰れがあるためはじきました。
Amazon だと、箱が傷んでいますと書いてあっても読まないで、クレームになることがあるんです。
箱が少々潰れているといっても、今までよりも圧倒的に状態は良いです。
直販で、多少割引価格で販売しようと思います。

30t 薪割り機を組み立てました

昨日の夜愛媛に戻ったので、昨日予定していた薪割り機の組み立てができませんでした。

何はともあれ、トラックを点検整備し、最低限必要な修理を済まさないと、原木の引き取りも、配達もままなりません。
なので、まず、トラックを工場に持って行きました。
なるべく急いで欲しい旨伝えましたが、金曜日ですし、相手の保険屋さんの立ち合いも必要でしょうから、ある程度の時間がかかるのは仕方ありませんが、どんだけかかっても来週中にはなんとかして欲しいとだけはお願いしておきました。

それで、事故がなければ、昨日戻って台を切って帰るつもりで、その時、乾燥機の様子もみようと思っていたんですが、それもできなかったので、朝、乾燥を確認してもらったわけです。
時間的に 1 日余分に回しているし、モニター上で温度警告(乾きすぎ)が表示されていたということなんですが、重さは 400kg のカゴが 320kg で 80kg しか減ってないというのです。
カゴの自重は 60kg なので、340kg から 80kg 減ったわけですが、計算上は 30%, 100kg 程は水が抜けないといけません。
あと、20kg 抜けないと、ムラがある可能性があるわけです。
含水率は 15% を切っていたのですが、再起動して、チップの残りが少なくなっているので、チップがある限り運転しよう、ということになりました。
明日の朝くらいまでは、運転できると思います。

次に乾燥させる薪です。
17 カゴしかないです。
今日は、2t 車 3 台分割ったということなのですが、36 カゴ、一度に乾燥させるので、それらを含めて来週の頭までに割っておかないといけないです。
明日、明後日は、薪割りですね。

戻って、薪割り機の組み立てですが、とりあえず、2 時間ほどかかりましたが、組み上がりました。
エンジンオイルを入れるための漏斗がないので、それは明日に持ち越しです。
明日、お客様に引き渡しです。

あと、写真を撮り忘れたんですが、乾燥機の強化バッフル板を鉄工所に発注していたものが出来上がったので、引き取りに行ってきました。6mm のステンレスで作って、リブ等で補強してあるので、ある程度は持つと思うのですが、まあ、やってみるしかないかと思うところです。

交換作業を行わないといけないこと、後、乾燥の初期段階で結露で水が大量に発生するのですが、防水が不十分なので、その対策工事を行わないといけない状態で、釜が冷えている状態でしか作業ができないため、明日の夕方にシャットダウンして、月曜日に作業を行おうと思います。

薪の入れ替えは、釜から薪を出しても、積み込むためのトレーラがありませんので、その状態では出さない方が品質が保てるので、月曜日以降に出荷の目処がついてから触ろうと思います。
本来、今日、入れ替えができたはずですが、それができてないので、山口の納品分の 2 釜目は来週いっぱいかかる可能性が濃厚になっています。

また、チップの製造が間に合ってないのも問題です。
これについても、対策を考えていきたいと思います。

コンテナ上部に隙間があった件

愛媛に戻ってきています。

建国記念日、紀元節、帰りの道すがら、国旗を掲揚している家はポツポツとしか見かけませんでした。
大安吉日で、日本の国の誕生日、もっと多くの人に祝ってほしいと思います。

事故自体は大した被害はないんですが、後始末が大変です。

貨物の延着、一日潰れて、明日も修理工場に持って行ったりがあるので、仕事の予定が狂いまくりです。

もし事故がければ、そのまま帰りに台を切って、今日は薪割り機の組み立てと雑貨の納品作業、明日からは原木の引き取りと、次の薪割りをする予定でした。
原木の引き取りをしないと、薪割りはできません。
二進も三進も行かないとはこのことです。

それはそうと、薪の体積の話です。
積み込み際、今回の薪はほぼクヌギだったので、ナラに比べて 3% くらい密度が高いのと、袋詰めが綺麗になったのもあるんでしょうが、コンテナの上部に隙間という言うか余裕がありました。
10cm くらい高さが違う気がします。

それで、大昔に書いたことではありますが、最近になってこのブログを訪問してくださっている方もいると思うので、今一度、薪の量の表し方について整理したいと思います。

日本の場合、束という単位を使うことがあります。

規格には多少の差異はあるのですが、円周が 70cm の針金の輪っか(金輪)で束ねた量を持って、1 束と表現します。
当たり前ですが、長さはいくらでもいいわけで、36cm に比べて、45cm では、単純計算だと 1.25 倍の差があることになります。
なので、一束いくらといっても、単純な比較ができづらい単位ですね。

仮に、円周 70cm, 直径 22cm で、長さ 45cm、比重 0.8(主にナラ)の薪の束だと仮定すると、一束の体積は、17.1L であり、隙間が 30% だとすると、17.1 x 0.7 x 0.8 = 9.6kg 程度、ということになります。36cm だったら、7.7kg 程度です。

ヨーロッパというか、ドイツ語圏だと、raum meter、英語圏では stere という単位を使います。
これは 1m の立方体に薪を積み上げたものの量を指します。

層積立方メートルと訳しているのを見たことがありますけど、使っている人は見かけませんね。
層積って一般的な語ですか?

ただ、この単位も問題があります。
ドイツ式で作った 1m の長さの薪をそのまま 1m の立方体の枠から取り出し、一般的な 33cm の長さに加工した後、同じ枠に納めたらどうなるか、ちょっと考えれば誰にだってわかることです。

あくまでも重松の個人的な経験に基づく数字ですが、33cm くらいの薪を積み上げた場合、概ね 1/3 の隙間ができると思います。
なので、比重 0.8 の薪なら、0.8 x 2/3 = 530kg くらいになります。

参考の数字になりますが、また、容器のサイズが小さいと誤差が大きくなりますが、単純にベルトコンベア等で落とす、ランダムに積んだ場合、綺麗に並べた場合に比べて 1.5 倍程度から、最悪 2 倍くらいの体積になります。
隙間の割合は、1/2 — 2/3 ということになりますが、2/3 というのは、よほど長さが長いか、形の悪いものが多い場合に限定され、大抵は 1/2 付近になると感じます。

アメリカの場合、cord という単位があります。
128 cubic feet (3.62m3) です。

This corresponds to a well-stacked woodpile 4 feet (122 cm) high, 8 feet (244 cm) wide, and 4 feet (122 cm) deep; or any other arrangement of linear measurements that yields the same volume.

うちの販売単位(個人向け)は 350kg, 軽トラ 1 台分です。
比較のため、表にしてみました。
あくまでも比重が 0.8, きっちり積んだ場合の隙間 1/3 くらいという前提での計算ですので、樹種や乾燥具合により、異なりますので、あらかじめお断りしておきます。

45cm 束 Raum Meter Cord 軽トラ 350kg
45cm 束 1 0.017 0.005 0.027
Raum Meter 58.5 1 0.28 1.6
Cord 211.7 3.62 1 5.79
軽トラ 350kg 36.5 0.63 0.17 1