Husqvarna 540i XP

この前 Facebook で、電動で玉切りをするのも、そこそこ実用的になってきた、という話があって、気になるので調べてみました。
そうしたところ、540i XP というモデルが出ていて、大体 40cc くらいの能力があるというような印象です。

今、第 2 ヤードで薪を作っているんですが、通うのに 2 時間くらいかかります。
なので、第 1 ヤードで薪を作って、乾燥工程のみ園で行うように変更したいと思うのです。

それで問題になるのが、ガソリンの扱いなんですよね。
もともとガソリンは配達してもらえないし、価格もすごく高い、しかも、農協が日曜日休むようになって買うことすらできません。
日曜日だから休みなどというふざけたことをいってられるような、そんなのは東大でも出て、霞ヶ関にでも勤めているような偉い公務員様の話です。
雨が降るのに、曜日もクソも関係ありません。

少し前に書いたんですが、薪はもはや海外から輸入される時代です。
国際的な価格競争が起こっているということです。
本気で取り組まなければ、また、国内の事業者が協力して流通などのコストを下げる方策を講じなければ、山に大量の木があるのに、薪ですら輸入にとって変わられるのは時間の問題でしょう。

少し話が逸れましたが、チェンソー作業におけるガソリンのコストも無視できないレベルに到達しつつある、ということです。

ざっと見たところ、まあ、針葉樹ではあるのですが、そこそこ使い物になるのでは、という印象を受けました。
第 1 ヤードには電気は来てないのですが、最低限の単相の契約くらいはした方がいいかなとは思っていますが。

ただまあ、450 を置き換えたいし、450 も全く問題がない状態なので、50cc 相当になるまで、もうしばらく様子を見た方がいいんじゃないかという気持ちも強いです。

その反面、一日の給油回数を 3 回としたところ、燃料差額で 249 日で元が取れると表示されました。
丸一日ならもっと給油回数は伸びるでしょう。
450 のタンク容量ですが、15.22 oz. で、溢れるのが嫌なので、NO-SPILL で自動停止したらそれ以上追加しません。
90% 満タンで使っているとして、大体 0.4L/回, 一日だと 1.2L 使うことになりますね。
混合が大体 200 円/L くらいです。
充電コストを 0 としたら、240 円/日ですから、250 日だと、60,000 円節約になります。
充電コストについては、太陽光は卒 FIT なので、まあ本当に 0 みたいなものです。

そう思えば、流石に毎日は使いませんが、今くらいの頻度で使えば、NO-SPILL で楽とはいえ給油の手間も要らず、アイドリングで無駄に燃料を使うこともなく、それでいて 1 年相当でペイするから、今すぐでも乗り換える方がいいのではないか、とすら思えるのです。
ガソリンを買いに行く時間自体がもったいないのです。
540i XP で間に合わないものだけ、450 を使うというので、当面は問題ないかなと思いますし。

とにかく、どの程度使い物になるのか、というのは実際に試さないとなんともいえません。
どこかで試し切りできればいいんですが。。。

目立てロボットが壊れました

今日というか、もう昨日ですが、家に戻ってから、ソーチェンの目立てをしました。

製造機用は Carlton の 21BP 互換品を使ってきたんですが、Oregon の 21BPX をヤフオクで落としたので、早速を試してみたんです。
結構いい感じに思いました。
2 時間ほどで切れ味が鈍り交換したので、初めて目立てをするので調整をしたつもりだったのですが、どうやら失敗したようで、ゴミ出しから戻ったら、目立てロボットの電源が落ちて止まっているんですね。
まあ、放置プレイ自体が NG なんですけど、取説的には。

最初の 2 回(新品の時は 4 — 6 回くらいに分けて目立てをします)はすんなり行ったんですが、この時、左右のカッターで削れる量が結構違ってたんです。
多分、0.1mm くらいですかね。
それで、片方にほぼ砥石が当たらないので、3, 4 回目は少し当てる量を増やすセッティングにしたのです。
これが悪かったようです。

電源を入れ直しても回復しないので、早速壊れたんじゃないだろうなと心配になりましたが、箱の中に曜日のヒューズがあったのを思い出して、ヒューズかなと思ったんですが、開けてみたら、案の定ヒューズでした。

ヒューズを交換すると、ちゃんと電源は入り、操作可能になりました。
そこで、再度スタートをすると一発目で噛み込み、電源が落ちました。

分かったこととしては、一度に削れる量はとても少ない、ということです。
砥石がチェンに当たりすぎると、ヒューズが飛ぶようです。

しかしまあ、これで予備のヒューズも無くなりました。
なので、買わないといけません。
ヒューズ自体ぱっと見普通に見えるのですが、いかんせん文字が小さくてなんて書いてあるのか読めません。
ハズキルーペが必要な年頃です。
iPhone もまた骨董品ですから、マクロ撮影ができません。
5 号に見てもらうと、T5AL250V だとわかりました。

φ20mm, 5A, 250V のようです。

とりあえず、間違っていたらいけないので、セットものを買いました。
これだけあれば、どれか合うでしょう。

ただ、ヒューズの交換は結構かったるくて、カバーを外すには 6 箇所、ネジを外さないといけないのです。
アレンキーなのでかったるい。
簡単に飛びそうなので、ヒューズを外から交換できるようにするなり、せめてネジは、フィリップスにするなりしておこうと思います、忘れなければ。

それで、肝心のロボットで目立てしたチェンが切れるのか、という点です。
見た目、結構切れそうに見えたんですよ。
結論を書くと、個人的には、必要十分な切れ味でした。
それよりも、一番の変化は、目立てにコストがほとんどかからなくなったので、今までのように切れ味が落ちたことを自覚しながら目立てを先延ばしにする、ということをしなくなったことです。

今回のこともそうなんですが、設定にかなりクセというか、シビアなところがあって、ものすごくアナログな機械です。
最初、左右の目立て角度がずれていて、今はどちらも 30° に設定し直しているんですが、今日、新品から 1 回目の目立てで、左右のコマで砥石の当たり具合が違う症状が出たわけです。
まあ、それこそ 0.1mm とかそういうレベルでの話で、実害はないのですが。
もしかしたら、ヘッド自体のセンターがずれている可能性があるので、ヒューズが届いて、動くようになれば、確認してみたいと思います。

それと、チップの件ですが、忘れないうちに思いついたことをメモしておこうと思います。

チップは大型アームロールで配達されてくるわけですが、φ50mm でスクリーンされているものの、これでは大きすぎて詰まる、という問題が起こっていることは既に書いた通りです。
一度に運ばれてくる量が多く、乾燥機の保管庫, chip bin に収まりきりません。

そのため、

  • 使えるサイズのチップをふるいにかけて選別する
  • できたチップを保管する
  • 使えない大きなチップを小さく再加工する

というような余計な作業が発生しています。

園の方の要望としては、ふるい作業をせず、全量破砕したい、だから大きな破砕機を買って欲しい、というものです。

自分の考えは、そもそもこの工程自体を不要にするべきと思うのですが、たちまち乾燥機のチップ供給装置が改良できるわけでもないので、当面の対策としては、現状のチップ供給装置で問題を起こさないチップを用意する必要がある、ということになります。

ハイガー産業のハンマー破砕機はどうか、ということを書いたわけですが、排出は空気搬送でサイクロンもついているように見えるので、フレコン等に充填できると推測されますから、大きな問題になることはなさそうですが、供給をどうするのか、という部分は問題です。

人力でいちいちやっていたらキリがありません。

で、いいものを見つけました。

グレンコンテナです。
これ、グレン = grain = 穀物用のコンテナとその排出、搬送装置で、まあ、米(籾)に使うんでしょう。

記憶が曖昧なのですが、たしか、Nikko Works さんだったか、ペレットの搬送を試して NG だったという記事を書かれていたような、違うかもしれませんけど、とにかく、ペレットくらい粒が大きくなると使えないようです。
なので、ペレットよりも遥かに大きく、粒も全く揃っていないし、長いものが混じる破砕チップだと、確実にそのままでは使えないと思われます。

ただ、リンクしてある出品物は高いんですけど、安いものだと 2–3 万なんですよね。
屑鉄の値段です。
それでモータやら何やらついてくる。

クロスフィーダー部分、バネを搬送に使えないかとか書いてたんですが、流用できる部品がほぼほぼ完璧な状態でついてくるじゃないですか。
当初の目的を達成できなくてもです。

もし、これがちょっとの改良でチップのホッパーと定量供給機として使えれば、破砕機に少量づつ、チップを投入することができます。
ホッパーのサイズも軽トラ荷台サイズですから、フォークリフトのスノーバケットや、ボブキャット、ユンボの法面バケットなどでまとめて投入することができます。

最悪は、振動モータを買って、このホッパーの上に傾斜式の振動ふるいを据え付けて、これで搬送できるサイズのチップのみホッパーに落とし、オーバー材をベルコンで破砕機に投入、というやり方もなくはないと思いますが、バッファがないので、ふるいへの投入量が破砕機への投入量となるという問題がありますね。

いくら考えても、実際にものを作り自動化するか、手を動かして汗をかいて作業をするか、そのどちらかをしない限り状況は 1mm も進展しません。
下手な考え休むに似たりともいいますし。

それでもまあ、少しづつ改善はしていっているし、できることしかできないので、できることから手をつけていきたいと思います。