チップのふるい作業

チップのふるい作業ですが、Amazon で結構安い値段で振動モータが売られているので試してみようかなと思っています。
でも、必要な起振力がどれくらいのなのか、とんと見当もつかないのでした。
それで、ちょっと調べてみたんですが、

篩分という仕事は多くの製造工程に必要なもので、その重要な部門を占めており、従つて種々の型式の篩が考案され製作されてい る

という書き出しの通り、ちょっと読んだだけでも、相当の工夫というか、ちょっと片手間に作る、といったものではなさそうな気がしないでもないのです。

ただまあ、これ、物凄く大規模なプラントなどで、消費エネルギーの削減や、単位時間あたりの生産性の改善にリソースを投入しても、回収が見込めるケースの話なんじゃないかなとも思ったりします。

案ずるよりも横山やすし。
適当なもの作って、使い物ならなかったら、薪ストーブのはいでも篩わせればいいんじゃないのかと思ったり思わなかったりです。

とりあえず、90W のものは日本までの送料を入れて $85 です。

多分同じものですけど、日本で買うと、16,839 円するんですよね。
まあ、日本で買ったら Prime なので、壊れたりしたら返品が簡単、ということはあるんですが、流石に $1 に 200 円もは出したくない感じです。

あと、原木の供給テーブルをどうやって作ろうかとずっと考えています。
それでふと思い出したのは、アメリカとかだと Plan といって、設計図を売っているんですよ。
なので、検索してみたんですが、流石に出てこない感じです。

製材所用と思われますが、原木のテーブルは、Live Decks というようです。
ここの製品が使っている油圧モータはいいですね。

丸太の元末方向に搬送するものは、Log Troughs, ローラタイプを Hourglass Rollcases とこの会社では呼んでいます。

松山にもこういう機械を作る会社はあるようなのです。
でも、価格を聞いても冷やかしになるだけでしょうね。
自分の希望する価格というのは、10 万とか 20 万とか、そういう金額なので、おそらく一桁、二桁足りないと思います。
無茶苦茶な金額と思いますか?

英語でなんというかわかったら、あとは検索するだけです。

写真のものは Alibaba で $1,250 です。

こっちだと $700 — $800 という表示です。
タイヤは無くなるけど、幅を調整できます。
二つ買ってふつたつ並べれば短いものも長いものもいけるようになりそうです。

多分有名だと思いますが、RIMA というブランドのようです。
ここ、結構色々な林業系の機械を出してます。
とりあえず、コンタクトを取ってみようかなと思います。

とにかく、頭の中でいろいろ思いついても、形にするまでに時間がかかりすぎているきらいがあります。
もういつ死んでもおかしくないような歳になってきたので、もっと「拙速」ということを大切にしないといけないなと思うのです。
まずはやってみて、ダメなら次の手、次の手と、どんどん手数で勝負していかないと、命がいくつあっても間に合いません。

それと、バーオイルポンプの固定方法ですが、Live Decks などをみていて気づいたんですが、U 型クランプ を使うのが良さそうです。
価格も安くサイズも豊富です。
がっちり固定できそうですし。

それはそうと、今日はお宮だったんですが、T さんから電話があってリコイルの紐が切れたそうです。
そういえば、ソレノイドが動かなくなったのも T さんが修理しようとしたタイミングだし、ViO-30 のゴムが切れたのも T さんが乗った時だし、今度行ったときに、お祓いしておこうと思います。

QC Mate Quick Coupler Hand Clamp from XBoom

まあ、みんな考えることは同じなのかもしれません。

さすが売り物というか、専用品だけあって、動画を見る限り楽そうです。

M さんが全く同じ動作原理のバイスを作ってくれたんですけど、ベースになっているバイスが普通のネジ式なんで、結構手間なんです。こういうクランプです。

こっちのバイスだとかなり楽になりますね。
こういうタイプは、Quick-Grip Clamps とか、One-Handed Bar Clamp というキーワードで検索すると出てきます。

完全に IRWIN QUICK-GRIP をベースに加工しているだけですね。
加工といっても、「コ」の字に鉄板を曲げて、その先端がカプラの根元に差し込めるようにしているだけのことなので、この部分のパーツの加工費は、レーザーで切ってプレスするだけなので、一つ 1,000 円くらいだと思います。
そうすると、クランプ本体が $25 なので、3,000 円、それに 2,000 円なので、図面を引く手間だけで 1/2 の価格で作れますね。
作っても売れるとは思いませんから、手間を考えると、買った方がいいんですが、$85 に送料まで取られるのでちょっと馬鹿馬鹿しいというかなんというか、悩ましいところです。

おいおい、お前、OilQuick にしたんじゃなかったのか、って話もあると思うんですけど、あれはとってもお高いものなので、全部につけられるような値段ではないのですよ。

実際問題、配管の接続以外は、ヤンマーならメーカー純正のクイックヒッチがあって、ピンに関してだけなら、乗ったまま着脱ができます。配管に関しても、Flush Face に変えてから、たまに圧が抜けてない時に繋がりにくいだけで、オイルが漏れることもなく、ワンタッチで着脱はできます。

ちなみに、OilQuick の場合、グラップル用のアタッチメント側のブラケット、部品代だけで 35 万くらいするそうです。
当然、これを溶接したりして取り付ける加工費は別にかかります。

これを言っては身もふたもないんですけど、OilQuick にしたところで、カプラ部分に埃とかが全く付着しないわけもなく、繋ぐ前にはカプラ周りは洗わないといけないと思うんですよ。乗ったままでどうやって、って話です。

ミニのアタッチメントなら、大抵はブラケットの値段くらいしかしませんから、実際のところ、0.4 とか、0.7 とかくらいのベースマシンで、それこそ一日に 10 回 20 回と着脱するようなケースでないとペイしないかなというところですね。
アイデアはいいけど、とにかく高すぎます。

セコイ話ですが、アタッチメントのブラケットを作るのも結構馬鹿にならなくて、国内で調達するピンだけで数万するんですけど、チャイニーズ品だと、一式で 3 万くらいで手に入ります。

たとえば、アッグ的薪割り機と呼んでますけど、コーンスプリッタとか、本体自体はだいたい高くても 2,000€ くらいで買えるのですから、運賃や税金を入れて 30 — 40 万くらい、それにこのヒッチをボルト留めできるようにプレートを溶接して、ホースを作ってでかかっても 6, 7 万でしょうか。

それで、薪製造機に入らないほどの太いもの、1m くらいまでならミニで下処理できるようになります。

ちょっと脱線したんですが、脱線ついでにもう一つ。

今、チップの選別に困っている、ということを連日書いていると思うんですが、ふと思い出したアタッチメントがあります。

Flipscreen っていうんですが、Bobcat だと、うちのもので標準のバケットのサイズが 0.4m3 です。
高くダンプする必要がないなら、Bobcat を使えば、足も速いですし、配達されたチップをすくって、あっという間に通すことができます。
まあ、30m3 なら、それでも 100 回くらいは作業しないといけないわけですが。

これ、中古の相場として、Machinery Trader でたまに見てきているんですが、大体 $15,000 くらいはします。
構造的には、見ての通り極めて原始的なものであって、中古でそんな値段するなら、新品はいくらなのか、はっきりいってぼったくりもいいところです。
思うに、走行減速機を左右に取り付けて、proportional flow divider で左右のモータを均等に駆動してやるだけだと思うのです。
走行減速機を使えば、自動的に 2 速切り替えも行われるので、チップのような軽量なもの早く、土のように重たいものは力強く回転させることができると思うんですよね。
モータ自体は中古の値段で 10 万くらいからあるんですけど、仮に 15 万しても、二つで 30 万しかしません。
モーター自体、ユンボ本体の重さが加わったり、ガタガタ衝撃も加わるわけで、チップ程度を振るうには十分頑丈だろうと思うんですよ。

オカダとかがトロンメルバケットなるものを作っているんですが、水平にすると内容物が溢れるため、傾けています。
そうすると、メッシュ部分全体を利用できませんから、ふるい作業の効率が悪いです。
現物を使ってみたわけではないし、徐礫バケットとか、スケルトンバケットかをガタガタやる馬鹿みたいな作業から比べたら随分とマシですが。

それなら、まだコレでいいかなと思うわけですよ。
油圧振動モーターで、チップ程度ならなんとかなると思います。
ほんと間に合わせでも今よりは随分と楽にはなると思いますが。
ただ、オペの人、風向きによっては、粉を被りそうです。

とまあ、どんどん話が脱線するので、元に戻りますが、Bobcat と ViO-30 は、人力でカプラの着脱があるので、QC Mate Quick Coupler Hand Clamp は一つ買っておいたらいいように思います。
M さんの力作は ViO-30 に積んであるんですが、ViO-30 は Bobcat よりも着脱頻度が高いので、ViO-30 に新しく買ったものを積んでおいて、Bobcat には M さん作を積んでおいたらと思うのです。
今は 2 台とも第 2 ヤードなんですが、いつも同じヤードにあるとは限らないので。

どこに需要があるか、全く想像もつかないマニアックなネタですけど、まあ、すぐに忘れると思うので、その対策の、前期高齢者の備忘録なので、許してやってください。