あっという間の 1 年

今年もあっという間に過ぎ去って行きました。
今日もお正月の準備です。
どうせ落ち葉が落ちて元どおりだろう、と言う読みはそれなりに正解で、29 日に掃除をしたところは元どおりでしたが。
兼務社まで手が回りきらないと言うのもあるんですが、今日は寒い上に風向きが悪くて、落ち葉は集めるだけでいっぱいいっぱいでした。
そんなこんなで夕方までかかってなんとか準備完了です。

お店屋さんのほうは、オンラインなんので年中無休ですし、Amazon も年中無休です。
それがいいのか悪いのか。
時代といえば時代です。

武漢肺炎・チャイニーズウイルスが世界に災いを撒き散らしてから、初めてのお正月を迎えるのですが、極力自宅でお過ごしください。
人から人に感染るわけですので、接触を避けるのが最も確実です。
神社としては、そうはっきりといえないわけで、やはりご社等にお運びいただき、お参りいただきたいと言う気持ちがありますし、うちはもともと無収入と大差ないので全く問題ないんですが、大きな神社だと、お正月の間の収入が年間の半数以上を占める、と言う事情もあって、分散してでもお金を落としにきて欲しい、と言う世知辛いと言うか、情けない事情が見え隠れします。
よくいえば専業、悪い句言えばお賽銭で生活をしている人たちですから。

いずにせよ、変異種とやらも国内に侵入しているので、感染拡大はほぼ確実な情勢だと思います。
くれぐれも安全にお過ごしください。

Brave(ブレイブ)20t 横型・往復式 薪割り機の組み立て

突然、2 台売れた Brave(ブレイブ)20t 横型・往復式 薪割り機 ですが、1 台は組み立て発送ということになったので、午後から作業をしました。

組み立ての鬼門、その 1 は、ヒッチレシーバーを取り付ける金物のプレス不良です。
不良率は 50% くらいでしょうか。
不良というのは言い過ぎかもしれませんが、要するにプレスが甘くて、ホチキスの針のように「コ」の字に曲げてあるんですが、外寸が 6″ くらいでないといけないのに、もう少し幅があるんです。
そのため、嵌らない。

それで、今回は斜めにしても入らないほどプレスが甘かったので、前々から思っていた方法を試してみました。
まあ、見ての通りなんですが、寸切りを高ナットで両端から閉めて締め付ける方法です。
高ナットなのは、単にねじ山をなめる可能性が下がるかな、という程度のことですが。
この方法は実にうまく行きました。

鬼門その 2 は、メインフレームと、タンクフレームの接合です。
高さを合わせるのが大変だったんですが、5 号がビシャモンに乗せて、油圧で楽々調整していました。
今までは、大体高さを合わせて一々持ち上げて微調整していたんですが。
5 号って、バカかと思うことをたまにするんですが、基本的にはすごく知恵が回るタイプだと思います。

鬼門その 3 は、Castellated nut、日本語だと、キャッスルナットとか、溝付きナットと呼ばれるものですが、これをホイールのスピンドルに締め付けるとき、割りピン用の穴はネジを切ってから刳っていて、バリが残っていて締まらないことがある問題です。
あとからだと工具で締めづらいので、ホイールを取り付ける前に、締め付けの確認をするのがポイントです。
また、スピンドルにはグリスをたっぷりと塗っておきましょう。

鬼門その 4、これはまさに最高難度だったんですが、キャップの取り付けです。
キャップの縁の部分に出っ張りがあるので、そこに 50mm の塩ビパイプ(肉厚の VP がよい)を被せて叩き込むと簡単です。
普通に叩いたら、キャップに傷がついたり、変形してしまいます。

ちなみに、24t などの縦横型の薪割り機には、叩き込む用のパイプが初めからついているんです。
なぜか 20t にはついてきませんし、嵌め込み方にも説明がありません。

どうでもいいついでに言えば、この方法がわかるまで、専用の工具があるんじゃないか、と思ったりしていて、外すためには専用の工具があるんですが、間違えてそれを買ってしまいました。
ちなみに、その工具、未だかつて一度も使ったことがありません。

これは鬼門、と言うわけではないのですが、ジョーカップリング部分の点検です。
元々組み付けてありますが、今まで 1 件だけ、カップリング部の締め付け不良がありました。

わかりやすいように完全にバラして組みなおしていますが、エンジン、ポンプの軸を直接つなぐのではなく、ジョーカップリングと言われる部品を向かい合わせて、間にクッションとなるスパイダー、あるいはインサートとよばれるウレタン製の部品を挟み込む仕組みになっています。

ジョーカップリングは、1 箇所、いもネジがあって、そこでキーごと締め付ける構造になっています。
アレンキーで締め付けを行います。
締め付けが甘くても、キーがあるので回転方向に大きくずれることはありませんが、軸に対して前後方向には動きますし、ガタが生じます。

故障の原因となるので、締め付け、ガタの確認を定期的に行う必要があります。
クッションのスパーダーは消耗品です。(ただ、数年でへたるようなものではありませんが、点検は大切です)

あと、油圧ホースですが、これも消耗品です。
といっても、まだ、スパイダー同様に一度も注文をいただいたことがありませんが。
短い方は 64cm くらい、長い方は 120cm くらいですかね。

後ひっそりと背景に映り込んでいますが、ホースはファンヒーターで温めています。
このことにより、タケノコ(Hose Barb)への取り付けが格段に楽になります。
特にサクション側は、樹脂パーツのため、無理に力を加えると、破損や締め付け不良の原因となります。
取り付け時は温めて柔らかくする、ホース内面に作動油を塗布する、等、無理な力が加わらないように十二分に気をつけて作業をしてください。

そういえば、ホースを組み付けている時に 5 号が、シールテープを巻いて手伝いをしてくれたんですが、言わなくても、正しい向きで巻いていました。
自分が巻いている様子を見ていて覚えたんだろうかなと思ったんですが、曰く、理屈をちょっと考えれば分かる程度のこと、だそうです。

一応、シールテープの巻き方について説明をします。

まず、ねじ山にゴミ等がないか確認をして、必要に応じて清掃をします。
ただ、油圧ホースの両端はちゃんとカバーされているため、大抵問題がありません。

次にテープですが、普通の水道用のもので構いません。
前回使った後のテープがきれいに切れていない、汚れている場合、ダメな部分を捨て切り直してください。

端部からねじ山を 2 山程度はずして巻き始めます。

また、巻く時に向きがあります。
ネジを締め付ける向きと同じ向きに巻きます。
当たり前ですが、逆に巻くと、締め付けている時に緩んでしまいますから。

巻いている時に、適度なテンションをかけて巻きます。
人によるんでしょうが、自分はテープ本体の向きも、気にしますね。
サランラップのラップが箱の中にどう言う向きで入っているのか、と言う話です。

巻く回数ですが、ネジの粗さにより異なりますけど、大体 6 — 8 回くらい巻いておけばいいと思います。
巻き終わったら、シールテープを押さえて、ねじ山に馴染ませると良いです。

締め付ける時ですが、テーパーネジですから、こう言う言い方がいいかはわかりませんけど、トルクがいくつなんて言う数字を見たことがないし、それ以前に、チーズだとかは仕上がりの向きに決まりがあるわけですから、その位置で締め付けを終えないと、もうあと 360° 締めないといけません。
失敗したら、シールテープは巻き直しです。
はずして、ねじ山を清掃して、締め付け完了位置をシールテープを巻く量で調整してください。

そんなこんなで組み立て完了です。
タビープロダクツ・カスタムエディションです。

カスタムその 1 は、リターンフィルタ追加。
24t 以上のモデルに搭載されされている ZINGA 製リターンフィルタを追加で取り付け、作動油に混入した異物を濾過して、薪割り機を保護します。

カスタムその 2 は、タケノコ(Hose Berb)の強化。
モデルによっては金属パーツが初めから使われているものもあるんですが、ここは剥き出しなので、丈夫な金属パーツに交換しておきます。
サクション側ですが、金属パーツはサイズが大きいため、交換できません。

カスタムその 3 は、Drainzit 取り付けです。
オイル交換が楽になるホースです。
でもこれ、結構高いんですよ。

これで、オイルを抜くのは楽になるんですけどね、オイルを入れるのは結構大変。
うちでどうやっているかと言うと、100 均で水槽の砂を掃除するためのポンプを買ってきて、それを切って漏斗を作っています。
GC160 の場合、オイルの量は 0.5 — 0.6L なので、予め計って入れてください。
オイルは、農機具用の 10W-30 を入れてください。
オイルの量は、入れすぎにならないように溢れる仕組みのため、0.6L いれると口元までオイルがきます。
0.5L くらい入れて、ゲージで確認してください。

説明書とサービス品の NO-SPILL ガソリン缶 をラップで固定して、パレットのに乗せて、固縛して、汚れないようにビニールシートをかけて、完成!
でも、肝心の運送屋さんがお正月休みでした。
新年、発送いたします。

もう一台は、組み立て+引き取りに来られるとのことです。

突然 1 日に 2 台も売れたので、在庫が残り 1 台+部品どりのためにばらしたものが 1 台となりました。
部品どりでばらしたものは部品が次の船で着くので、実質残り 2 台ってところです。
トラクタ用 13t に合わせて、追加で輸入しようかなと思ったんですが、まあそれほど売れるものでもないので、もう 1 台売れたらその時点で追加注文すればいいかなと思います。

Brave(ブレイブ)20t 横型・往復式 薪割り機 に関しては、おかげさまで販売数が伸びて、部品の在庫等も国内にある程度持っている状態になりました。
流石に大手さんのようにはいかないですが、そこそこ安心してお使いいただける状態ではないかと思います。

チャイニーズ薪割り機のように安くはありませんが、他所様のようにちょっと部品を変えて輸入すると本国の 2 倍とかの高級品に化ける、ということもありません。

DIY が苦にならない方には、サイズ的にも比較的コンパクトで、作業位置も高く、速度も 7 秒の Brave(ブレイブ)20t 横型・往復式 薪割り機 をお勧めいたします。

高速の油圧式薪割り機 その後

今日は午前中は兼務神社のお正月の準備でした。
とても境内の木々が綺麗なお宮なんですが、そのわかりに落ち葉がすごいのです。
ひたすら落ち葉の掃除でした。

お昼少し前に終わって、午後からは初アベイルです。
アベイルってしまむら系列の服屋さんだったんですね。

いや、仕事猫のパーカーを買おうと思ったんですよ。
ブラック企業、タビープロダクツのユニフォームに、ブラックヨシ!パーカーを。
残念ながら既に売り切れてました。。。

あとはコーナンに接着剤を買い出しに行きました。
しめ縄などを新調するんですが、ユポ紙 で作った紙垂の耐久テストの結果がすこぶる宜しかったので、ユポ紙 で作っているんです。

そのままだと、簡単に風で飛んでしまうので、プラスチックの植木の札に セメダインスーパー X2 で貼り付けているんですよ。
グルーガンだと、ユポ紙 はすぐに剥がれてしまうのです。

まあそんなこんなで脱力して戻って、あまりに脱力して昼寝してしまい、16 時に起きて、お宮駐車場の片付けに出動です。
修理中のコンテナを置いてあるのですが、お正月前なので、片付けです。
片付けといっても、まな板に積んで移動しただけなんですが、他にも、痛んだウッドバッグだとか、諸々あったゴミっぽいものは 4t に積んで持って帰って、18 時で真っ暗で本日終了です。
1 時間の昼寝が良くなったです。

雪の予報になっているので、早めに片付けを終えられて良かったです。
あと、発見したこととして、太陽電池小屋に乾燥薪が 3t くらいありました。
自然乾燥なんですが、ほぼ完璧に仕上がっていると思います。
納期が遅れているお客さんがこれで OK なら、年内になんとか納品に行けるかもしれませんが、割りサイズの調整は必要かもしれないので、年明けになるかもしれません。

多方面から、薪の注文をいただいているんですが、Flue Gas Fan の Frequency Drive Error 問題を早めに解決して、生産ペースを上げていきたいところです。

それと、ヘッドの車検が 1/18 までなんですけど、1/17 が大祭で整備の時間がないので、先に車検だけ取って、整備は後回しにしようと思います。
まな板の修理もしないとだし。。。

昨日書いた 13t の往復式の薪割り機の続きです。
結論を書くと、ブレイブ社の工場に在庫が 2 台だけ残っていて、生産は中止(discontinued)は間違い無いそうです。
2 台買ってくれたら値引きすると言っているので、2 台買うと返事をしておいたら、コメントで欲しいという方がいたので、この薪割り機はこれでもう入手不可能でしょう。
流通在庫があれば別ですけど。

運賃の見積もりとかをお願いしているんですが、米国内の運賃を入れて $1,000 だとして、日本までの運賃は $200 も見ておけば足りると思うので、$1,200 に消費税で、大体 14 万でお釣りがあるといいね、というところが原価でしょうか。

ちなみに、20t のトラクタようですが、TMH2015 というモデルで、こちらは廃盤では無いようです。
価格は、米国内の運賃を入れて $1,200 くらいが相場ですから、こっちの方がいい、という人がいたら、ついでに輸入します(が、人柱モードです)ので、コメントでお知らせください。

それで、トラクタ等から油圧を取り出す場合の話をしておかないと、思ったことと違うということになりかねないので、説明をしておきます。

基本的に、薪割り機というのは非常に特殊なアプリケーションで、通常、2 ステージ型と呼ばれる、薪割り機に特化した油圧ポンプを使います。

少し考えれば分かる事ですが、薪割り、というのは薪を割る瞬間以外はほとんど力が要りません。
薪を割る瞬間だって、大した力が要らないことがほとんどです。
なので、2 ステージ型と言われるポンプは、通常は、低圧で大量の油を汲むような構造になっています。
それでは割れない時に、高圧で少量の油を汲むようになります。(簡単に説明するために簡略化しています。実際には常に高圧側は駆動されています)

例えば、GC160, GX160 などの 160cc クラスの小型薪割り機だと大抵 11GPM の 2 ステージ型ポンプが組み合わされますが、ここでいう 11GPM というのは低圧運転時の流量で、11 ガロン/分ですから、41.6L/分ということになります。
わずか 5HP のエンジンでそれだけの流量があるのは、一重に「低圧」だからです。

ほとんどの 2 ステージ型ポンプは、1:4 くらいの比率になっていて、低圧時は、700 PSI くらいの運転圧力になります。
だから、2,800 PSI で運転するときの 4 倍の流量を稼げる訳ですね。

ところがどっこい、トラクタだとか、ユンボだとか、そういう機械から油圧を取り出すとどうなるかというと、常に 20MPa, だいたい 3,000 PSI くらいの圧力になります。
20t の薪割り機なら、20t の力で空気を割っているわけですよ、アホくさいことに。
もちろん、シリンダを引き戻すのにも、20MPa の圧力をかけるわけで、無駄以外の何者でも無いのです。

トラクタで外部油圧取り出しができるとして、エンジンの全ての出力を油圧ポンプ駆動に回せるものでも、20MPa で 40L/分のフローを稼ごうと思うと、20 HP くらいのエンジンは必要になります。

まあ、元々ある機械から油を取り出すわけですから、イニシャルコストはかかりませんが、燃料は無駄が多いです。
なので、作業時間が長い場合は、2 ステージ型ポンプを使った油圧ユニットを作るべきです。

あと、上記の価格には、トラクタと、薪割り機を繋ぐための油圧ホースが含まれていません。
また、カプラ類も含まれません。
薪割り機の側は NPT であろうと思いますが、もし 20t と同じコントロールバルブが使われている場合、IN/OUT ともに 3/4″ NPT-F になります。
96″ の 3/4″ で、両端が NPT-M のホース(完成品)は、$37.45 です。(米国内送料別)
1/2″ であれば、随分と安くなって、$22.15 です。
当然、往復で 2 本必要です。

国内でも NPT から PT(R, Rc)や PF(G)への変換金物は手に入るので、トラクタ側のカプラに合わせて、ホースは米国で調達したほうが安い場合が多いと思いますが、面倒臭ければホース屋さんを呼べば、1 本 1 万円くらいで作ってくれるとは思います。

まあ、そんなこんなで、明日もお正月の準備です。
雪が心配ですが、ある程度は頑張りたいと思います。

小割りのスピードをさらにアップしたい

Brave(ブレイブ)の往復式の薪割り機ですが、サイクルタイムは 60cm, 7 秒なので、かなり速い部類です。
小割りをするとなると、もう少し速いほうがいい、という話になりました。
ただ、能力(トン数)はそのまま、という事なので、差しあたっては次回入荷する GX200 と 13GPM のポンプに載せ替えて様子をみようかなと思うところです。

計算上ですが、11GPM → 13GPM になるわけですから、18%, 約 2 割ほどスピードアップします。

シリンダボアが 4″, ロッドが 2″ だとして、13GPM の場合、

  • Extension Speed 4 inches per second
  • Retraction Speed 5.3 inches per second
  • Extend Time 6 Seconds
  • Retract Time 4.5 Seconds
  • Total Cycle Time 10.5 Seconds

となります。

それで、GC160 と 11GPM のポンプとが余る訳ですが、さらに速い小割り専用機を作ったらどうかと思います。

TMH1315 Horizontal Operation という 13t のトラクタ搭載用モデルがあるんですが、Cylinder Size 3″ x 18″ clevis type, 1.75″ rod というスペックです。
20t タイプに比べて、シリンダが細く短くなっています。
ストロークが 24″(約 60cm)から、18″(約 45cm)と短くなっているのが作業性にどう影響するかは少し気になるところではありますが。

  • Extension Speed 6 inches per second
  • Retraction Speed 9.1 inches per second
  • Extend Time 3 Seconds
  • Retract Time 2 Seconds
  • Total Cycle Time 5 Seconds

ここでいう Total Cycle Time は往って帰って 5 秒なので、片道平均は 2.5 秒です。
油圧式ですから、刃の速度は任意に調整でき、任意の場所で止められ、噛み込んでも往復式の場合、反対側に別の薪をあてがって
やれば叩いたりせずに簡単に外せますし、危ないキネティック型を使う必要は全くない速度かなと思いますが、これが遅いなら、13GMP にすると、Total Cycle Time 4.2 秒になり、片道平均は 2.1 秒, 16GPM で Total Cycle Time 3.5 秒、片道平均は 1.75 秒です。

まあ、13GPM, 16GPM にするなら、せめて作動油の容量は増やしたいところですし、エンジンのマウントのサイズも異なる事から、フレームは新たに作り直したほうが良さそうです。

TMH1315 ですが、少し値上がりしていて、$1,000 前後くらいが相場のようですが、discontinued と表示されているサイトもあるので、ちょっと確認して、早めに 1 台確保しておきたいと思います。

シルバー精工 Oruman Mini MA40

今日は予定通り、来年の 17 日に予定している大祭の案内状を作りました。
中止です、という案内なんですが。

ラクスルとかに印刷してもらったほうが安くて早くて綺麗なことが多いので、基本的には外注しているのですが、今回はギリギリまでどうするか決めかねていたため、プリンタで印刷しました。
そうすると封筒に詰めるために三つ折りにしないといけない訳で、その作業にシルバー精工 Oruman Mini MA40 という機械を使っています。

こういう作業にはなくてはならない機械で、この手の小型のものって、折り姫 も製造中止になっているし、シルバー精工に関しては、会社自体が倒産している わけで、この機械が壊れたらどうしたものかと思ったんですが、調べたら、後継機種が出ているようです。

しかしなあ、なんか猛烈に高いですね。
もともと、MA40 は 20,000 円くらいで買えた記憶があるですが、MA40α は倍以上しています。そもそもドレスインなんて会社聞いたこともないし。。。

株式会社ドレスインは創業以来、ミネラル還元水素水生成器のシリーズを中心に、少しずつ活動の輪を広げてまいりました。健康関連事業から環境・安心事業で実績を積むかたわら、新たにオフィス機器事業、ニッティング事業をスタートさせました。これも、弊社の製品をご愛顧くださるお客さま、お取引きいただいているお得意さまのおかげと感謝申し上げます。

ミネラル還元水素水生成器…って、大丈夫なんでしょうかね。
工場自体は支那のシルバー精工, SILVER REED そのままみたいなので、権利を継承して操業を続けている、ということなんでしょう。

会社の所在地ですが、どう見てもただのマンションです。。。
ますます、大丈夫か不安ですね。

かといって、本格的な業務用のものは大きすぎますし。
納品書を三つ折りして封筒に入れる、その時に使うので、大きいと邪魔になるし、一度にせいぜい 2, 3 枚折れればそれでいいんです。

それはそうと、よく通販で詐欺に引っ掛かったという人を見かけるんですが、お店のことを調べてからオーダーしないんでしょうか?

Google Street View でみて、お店の建物があり、お店の看板が確認でき、夜逃げできないようなちゃんとしたものなら、それなりに大丈夫かなという判断はできますよね。

詐欺でなくても、例えば、マンションが出てきて、明らかに 1F がピロティの駐車場だったり、店舗だとしても小料理屋が入っていたりするようなところで、通販とはいえ、業務が行えるわけはないですよね。

たとえば、地元愛媛松山の EC 会社で、工具なんかを買わせていただいている エヒメマシン さんですが、元々倉庫然としていたんですが、立派な社屋が完成 しました。

無論、3PL とか、Amazon FBA とか、流通の形にもいろいろありますから、全てアウトソースして、マンションの一室でクリックしているだけのお店ってのも実現可能ですが…

とりあえず、うちも今は単なる工場跡地だし、Google Street View では、前まで入ってこれないため、実態を確認しづらい状態です。
この事は、前々から問題だと思っていて、なんとかしないとなんですが。

そういう意味では、ドレスイン さんも、地図を載せるにしても、マンションの 1F を借り切っているとか、まともな事務所があるのであれば、確認できるようなリンクの貼り方をしたほうがいいんじゃないかと思いました。

まあ、ちょっと古いネタですが 竹花貴騎 という ビジネス系 炎上系 Youtuber が事務所の写真をゴニョゴニョしていた、みたいな話もあったりしたわけですが、

それは、いまのネット社会において、経歴を偽って作り込めば、数万人の人は騙せて、ビジネススクールを立ち上げるまでの教祖になれるということです。彼は虚像でここまで利益をあげることができてしまったのです。

というあたりも、何が本当で、何が fake なのか、ネットの闇の部分を垣間見た気がします。

話があらぬ方向に転がってしまいそうなのですが、なんだかんだで、案内状はできたので、明日、発送をしたいと思います。
29 日からいよいよ正月準備なので、明日は、発送だけで、半分お休みの日にしたいなと思いますが、はてさて。

薪屋さんは仕事納め

今日は神社の祭日でした。

お札やお守りが溜まっているので、お焚き上げです。
神社で頒布したものではない、しかも、燃えないものがたくさん納めてあって、結構困るんですよね。。。
傷んだ提灯を流石にゴミ出すのもどうかと思ったんですが、竹ひごではなくワイヤーでできているので、後の始末が大変です。

今年も残すところごくわかずです。

新年の一般参賀も中止となりましたし、松山市では成人式も中止です。
散々考えたんですが、新年の行事は中止が適切と思います。
神事のみ、粛々と斎行しようと思います。

小さなお宮の場合、元々密にならない、という意見もあります。
また、大きなお宮の場合、新年の社頭収入が年間予算(収入)の大部分を占めるという事情があって、お参りに分散してでもきてもらいたいという心が見え隠れしているようにも感じます。
まあ、うちも小さなお宮なので密にはならないと思いますが、積極的にお参りしてくださいともいいにくいところです。

とりあえうず、中止の案内状を作りたいと思います。

薪屋さんの仕事も、今日でいったんお休みに入ります。

新年は 1/4 から再開ですが、思った以上に乾燥に時間がかかっています。
早い時期に Flue Gas Fan の Frequency Drive Error の問題を解決して、安定した長時間連続稼働を目指したいところです。

次回より、33cm 前後の今まで通りのものに切り替わるわけですが、24 時間連続運転だと 1 週間程度で乾燥させられるのではないかと思いますので、毎週 30 カゴ, 製品で 20 カゴ(=約 8t)程度、安定して生産できるようになればいいなと思うところです。

それでも、月に換算すると 32t ですので、年間の生産目標 500t には届かない訳で、1 サイクルを 4 日以内、これだと月に 5 — 6 回転できるので、40 — 48t, 年間 480 — 576t になるわけですが、まあ、定期メンテナンスであるとか、故障であるとか、常に運転できる訳ではないので、3 日以内くらいを目標に乾燥技術を確立していかないといけないかなと思うところです。

乾燥機の性能は、トラブルがなければほぼチップの品質に依存するので、入荷したチップを再加工して、乾燥機の運転に適した状態に保つ工夫がさらに重要になってくると思います。

今は、ふるいにかけてオーバー材のみ弾いているんですが、微粉末が混じっていて、制御盤の内部に侵入したり、肺の発生量が増えたりという原因になっているように思います。
オーバー材は焼却処分しているし、これも再度破砕して、20mm メッシュくらいを通して、出来上がったチップは、6mm メッシュくらいを通して粉塵を抜くことでより安定した燃焼が可能になるのではと思います。

チップはそれなりの量消費するので、手間等を考えて、対応を模索していこうと思います。