軟水器は想像以上に面倒臭そうな件

おニャー様のために軟水器を輸入したらどうか、と思いついた件ですが、調べてみると相当面倒くさいですね。
まず、塩の問題が大きな壁なんですが、次の壁が水道法、そして、食品衛生法、さらに家庭用品品質表示法です。

うちは、井戸水で公共の水道には接続しないわけですから、自己責任でやればいいのかなとも思ったり思わなかったりするんですが、その場合でも、特殊な塩(タブレットやペレット等に整形されたもの)を使うもので、かつ、それが国内で許容できる値段で提供されていない場合、塩を使わないタイプを検討した方が早い気がしないでもないわけです。

せっかく調べたので忘れないようにメモしておこうと思います。
これを見て、よっしゃ俺が輸入販売するか、と思う馬力のある奇特な人がいたら、一つよろしくお願いします。

まず、塩自体について。

自ら又は他の者に委託して輸入した塩を販売し、または自ら使用することを業として行うことを「塩の特定販売」といい、塩の特定販売を行うには塩事業法の規定により財務大臣の登録を受ける必要があります。

詳しくは、PDF にまとまっています が、大きく分けると、「塩特定販売業」と「特殊用塩特定販売業」ってのがあって、今回の場合、「特殊用塩特定販売業」でいいように思いますが、この辺は財務省管轄なので、いざ輸入するとなると、そっちの判断を仰ぐ必要がある気がします。

仮にですが、「塩特定販売業」としての登録が必要になったとすると、登録免許税が 15 万だかかかりますからね。
とはいえ、三浦の軟水器を買うことを思えば、大したことはありません。

財務省のページは以下の通りです。

うちの場合、使うのは、神戸港か、松山港なので、管轄は、神戸税関です。

次に水道法です。
上にも書いたんですが、うちの場合、一般家庭での井戸水使用なので、水道法の適用外です。
愛媛県の場合、他にも規制があって、

具体的には県の条例があるんですが、条例と水道法の違いは、水道法が水を供給する人数が 100 人なのに対して 50 人とより厳しい数字になってるだけで、内容としては水道法と同等とのことです。
建築物における衛生的環境の確保に関する法律(対象:特定建築物)というのは、マンション等の受水槽に関するもので、これは今回は関係がありません。

また、水道法に適合しているかどうの証明が輸入時に求められ、ない場合、輸入が差し止められるのか、これについては未確認です。
また、適合の証明は、日本水道協会 などの機関の認証というが王道でしょうが、自認でも良いようにも解釈できます。
日本水道協会 で認証してもらう場合、以下の手続きになるようです。

あと、浄水器について、I 型, II 型があり、今回計画しているものは I 型になるんですが、そもそも「浄水器など」とかいてあるわけで、水道法による浄水器などの定義がなんであるのか、まあ、今回は適用外と思われるので、今のところ掘り下げていませんけど、家庭用品品質表示法の場合、塩素(カルキ)を除去するものを浄水器と定義しています。

飲用に供する水を得るためのものであって、水道水から残留塩素を除去する機能を有するものに限る。

日本水道協会 の方にも書いてあるんですけど、塩素を除去すると、その後、配管内に水が滞留して不潔でしょ、ってことになるんですが、井戸水なのでカルキを添加しない限りそんな物質は もともとうちの水にはない のです。

ただまあ、これ、必要な人が多くいそうだから、売り出したりするとなると、引っかかる可能性がとても高い気はしますね。

食品衛生法については、フィルタや容器本体から有毒な物質が溶出しないかどうか、という問題ですが、これは自己使用の場合、手続きが簡略化されるので、販売を前提としないものなら、特に問題はないように思います。

以上を踏まえて、

  • Amazon.com で入手可能
  • 故障のリスクがあるので、電子制御等の機能を有するものは極力避ける
  • 消耗品が極力カートリッジで容易に交換できるタイプにし、そうでない場合、
    — 塩を使うタイプは、国内で容易に入手できる普通の食塩(塩化ナトリウム)を使用できるタイプに限定する
    — イオン交換樹脂を使うタイプは、国内で容易に入手できるのが使用できるタイプにする

という方向性が良いのではないかと思うのです。

これはむちゃくちゃシンプルです。
値段は、直販で $389.35 です。

Features

  • Salt-free water conditioning technology
  • Prevents & reduces limescale in water hardness up to 30 gpg (517 ppm)
  • Reduces & prevents iron staining and discoloration up to 5 ppm
  • Removes existing calcium scale
  • 5 micron coconut carbon block filtration eliminates chlorine odor & taste
  • Point of Entry (POE) system in a compact, space saving design
  • Reduces magnesium and maganese scale
  • 6 month cartridge life*

ただ、機能としては、カルシウムに関してはスケールとして 存在しているもの(個体) しか除去できないようです。

Specifications

  • Part Number: AQFS220
  • Dimensions: 23.5″ x 5.4″
  • Filtration Rating: 5 Micron
  • Cartridge Rating: 3-6 months
  • Port Size: 3/4″, brass threaded NPT
  • Flow Rate: 12 GPM @ 5 PSI drop
  • Operating Temperature: 40° to 115° Farenheit
  • Maximum Operating Pressure: 85 PSI
  • Maximum Water Hardness: 30 GPG (517 PPM)

ネジは、3/4″ NPT なので、NPT から PT なりに変換してやらないといけません。

MonotarRO に普通に売られています。@1,859 x 2 = 3,718 円。

カートリッジは、まあ水質と水の使用量に大きく依存するのは明白ですが、$59.00 ですから、仮に半年だとすると、月 $10 ということになります。
三浦の 1/3 くらいのランニングコストです。
話半分でも、三浦の 1/10 のイニシャルと、1/2 程度のランニングコストってことになります。
4 つまとめ買いすると 10% off になるようです。
VOC 除去能力のあるフィルタは +$10 です。

交換作業自体は超簡単ですね。
本体サイズも大きくないし。

塩のタイプのランニングコストは塩代くらいです。
それから比べるとランニングコストは高いということになりますね。
あと、カルシウムが除去できないのは気になります。
ただ、シンプルで小型、浄水機能もあるわけで、なかなか難しいところです。
一番気になるのは、洗車した後とかにカルシウムで車が白くならないか、という部分ですが、多分、無理だろうなぁと。

でここまで長々と書いてですね、インチキ臭いものを見つけました。

パイプに巻くだけ。
メンテナンスフリー。
水に触れないのだから、水道法や食品衛生法も、一切関係ありませんよね、これ。

SEV みたいな商売でしょうか?
でも、かなり評価が高いんですよね。

水の中に存在するカルシウムやマグネシウムが消えて無くなることはないと思うんですが、理屈がさっぱりわかりません。
理屈がわからなくても、効果があればそれはそれでいいんですけど。

ようやく Brave 薪割り機が納品されました

ようやく Brave 薪割り機が納品されました。
今回納品されたのは、VH1737GX が 2 台と、PCLS2016GC が 1 台です。

そういえば、PCLS2016GC ですが、以前は PCLS2013GC だったんですが、型番が微妙に変わっています。
何が違うんだろう。。。
PCLS2016GC については、次は早くても 10 月まで製造されないというアナウンスがあったので、当面はこの 1 台しか在庫がないことになります。

とりあえず、倉庫に荷物が溢れかえっているので、カットしますと連絡がありました。
それと、前回カットしたものが 8/15 に出向しますと。
えーっと、前回カット分って、一月くらい前だったように思うんですけどね。。。
とりあえず、積み込まれたらひと月くらいでは届くと思うので、9 月半ばくらいの感じでしょうか。
この調子でいけば、今回ものは 11 月までには届くいいな、という具合ですね。

前回分は ドラム缶をひっくり返すアタッチメント が一番楽しみのブツなんですけど、その他にも色々と小物を仕込んであるんですよ。

これで丸太小屋もまた完成に近づいちゃうわけですよ。
ヤバいですね〜。
死ぬ前までに完成しちゃうかもしれません。
ちなみに注文日は 5/4 ですから、9/4 に届いたとしても、オーダーしてから 4 ヶ月はかかっていることになります。

話を薪割り機に戻します。
で、PCLS2013GC ですが、この間、GC160 を下ろして、GX200 に換装する作業を行いました。
オイルが漏れるということだったんですけど、作動油を入れすぎたようで、漏れたいだけ漏れたら、治ったようです。
ゲージの位置が低すぎて、油面の確認ができないといういまいち残念な状態がそもそもの原因です。

この改良での失敗点というか、問題点というかは、次のようになります。

  • 11GPM のポンプのストレーナーのホース ID は 3/4″ だったのに、13GMP ポンプをよく確認せず、1″ とサイズを大きくしてしまったため、ストレーナー等を 1″ のものを取り寄せる必要があった。
  • タンクを吊り下げ式にしたためホースが長くなり取り回しがかなり不細工。
  • エンジンが大きくなりマフラーとスライドビームの間のクリアランスが不足。
  • 油面(湯温)の確認のゲージの位置がまずい。

エンジンガードを追加したりしたわけですが、結局のところ、エンジンのマウント位置等の問題があるため、フレームを作り替える方が良かったんじゃないか、と思います。
また、国内で作ったら結構費用がかかりまして、当然、NPT ネジにするための溶接用フランジであるとか、そういうもろものパーツであるとか、塗装の手間であるとか、リードタイムの問題もあったりしますので、完成品のタンクを買った方が良かった、ということにもなるわけです。
タンク自体、万一漏れが生じても、フレームと切り離すことで、容易に修理可能ですし。
次回があったら、その方向でいこうと思います。

おニャー様の健康のため

ピュアクリスタルが壊れました。
多分、水中ポンプのインペラだと思うんですが、予備機とポンプを丸ごと交換して修理しました。
まあ、1234 たちも 5 歳ですから、ポンプも 5 年選手ということになるので、壊れることもあるでしょう。

それで、ピュアクリスタルですが、活性炭のみのものと活性炭にイオン交換樹脂が追加された 2 種類のフィルタがあり、うちは井戸水なので、イオン交換樹脂のタイプを使っているんですが、これがかなりお高いのです。

ミネラル分が含まれるので、キッチンやお風呂、トイレも水垢がつきますし、ウォシュレットのノズルとか、詰まりやすいんです。
なのでこの際、軟水器を買ったらどうかなと思い、調べています。

一番最初に思いつくのは三浦の軟水器なんですが、イオン交換樹脂の再生用の塩をタブレットに成形して、それをものすごい値段で売っていると評判なのです。
まあ、今風に言えば軟水サービスのサブスクでしょうし、サービスを提供する側は、超長期間にわたり、毎月 4,000 円ほどの収入が見込めます。
利用者側は、保守等も含めて費用が固定できる、軟水器のことは何も考えなくて良いということになり、4,000 円が気にならない人(そうでないとそもそも 30 万もする軟水器なんて買おうとは思いませんよね)にとっても、楽でいいんでしょう。
そういう意味で、両者にとって良いシステムであると思います。

極めて原始的なものですから、そう簡単に壊れるものでもない、とどのつまりがものすごく塩を高く買っているわけで、アホらいいと自分は思うのです。

まあ、おニャー様の飲水だけなら、浄水ポットならぬ軟水ポットでいい気もします。
原理的にはイオン交換樹脂で吸着するだけですから、ポットすら必要ないといえばない。
普通に塩水につければ元に戻るし、面倒臭ければ樹脂は捨ててもいいわけですし。

ただ、人間の生活上のデメリットも多少はあるし、システムキッチンにしちゃったもんで、蛇口に挟み込むタイプはブサイク、シンク下に取り付けると手入れが面倒、ならば、三浦のように家丸ごと軟水器の後ろにすればいいだけのことではと思うのです。

日本よりも海外の方が硬水で困っていそうなので、Amazon で調べてみました。
軟水器は water softener といいます。

まず Homedepot で見てみたんですが、ここは Rheem という会社のものをプッシュしてきます。

気になるのは、PREFERRED PREMIUM WATER SOFTENER の Wi-Fi enabled って部分です。
iQua というアプリで、水の使用量や塩の残量等がモニタできます。
ただ、このモデル、一番上位(容量も大きい)なので、$549 もします。
売れ筋のエントリーモデル(向こうの考えで 4 人家族くらいまで)は $389 です。

Low’s だともっと安くて、Whirlpool のエントリーモデルは $339 です。
これ、ツボったのが、

Exclusive 6th sense technology automatically calculates how much salt and water is required to regenerate, saving salt and water

って部分。
6th sense technology って、すごいネーミングですよね。

Amazon.com だと、Tier1 をプッシュしてきます。
Tier1 ですが、塩を使わないカートリッジ式のように読めるんです。
ここのコンセプトは軟水にとどまらず、UV での殺菌消毒や、有機物の除去などのフィルタ追加など、総合的な水のフィルタリングのようです。
まあ、あったらいいんでしょうけど、そこまでの必要は正直感じません。

あと、よくわかっていない部分が、33000-Grain Water Softener とかの、Grain の数字の意味です。
Grain 自体は、小麦とかの穀物とか、あるいは粒、という意味が一般的だと思うんですが。

The capacity of a water softener is simply the amount of hardness it can remove before it needs to regenerate.

再生するまでに除去できる硬水成分の総量ということのようです。
1 Grain がどれほどかは分かりませんし、それ以前に、使用する水の量 x 元の水に含まれる硬水成分(カルシウムとマグネシウムイオンの濃度)になるので、まずはそこからだろうとは思うのです。
つまり、使う水の量もわからないし、どれくらい固いのかもわかっていないわけで、現状は判断材料は何もない、ということになりますね。

もう一つ考慮すべきなのは、ランニングコストな訳ですが、塩は普通の食塩でいいのか、向こうではタブレットではなくてペレットといっているんですが、米国内の送料込みで 50lbs で $27, $1.19/kg といったところです。

ところで、塩って、無許可・無届で輸入できるのか、と思ったら できません でした。
使用方法に照らし合わせると、食品衛生法にも抵触しますね。
まあ、この際、どういう届出か興味もあるので、挑戦してみるのもいいかもしれません。

イオン交換樹脂の入手性の問題もあります。
樹脂も永久に使えるわけではなく、何度か再生したら交換しないとなので、容易に入手できるか、というのも考えないといけません。

いずれにせよ、商品を判断できる知識がないので、もう少し煮詰める必要があるかなと思うんですが、忘れないようにメモしておこうと思います。

正規輸入の TrueNorth TN20 が値上げされたようです

Facebook でピキャンオーブンの値上げの話があったのですが、このところ色々なものが値上げされていますね。

TrueNorth TN20 ですが、本国でもじわじわ値上げされて続けていて、うちでも価格維持が不可能になりました。
正規輸入品 は価格が据え置かれていたんですが、ついに 242,000 円に 1 割ほど値上げされていました。
いつの間に?

うちも新定価に合わせて価格を改定しました。
ただし、国内送料も高くなっているため、場所によっては追加送料が必要になります。

思い返せば、TN20 ですが、かれこれ 2 割くらい値上げされたように思うんです。
それと同時に、ダイヤモンドオンラインのセンセーショナルなタイトルの記事を思い出しました。

まあ、詳しいことは記事をあたってもらうとして、ポイントとなる点が一つあります。
実際の賃金ではなく、物価水準が加味されているわけです。

OECDの平均賃金は、「購買力平価」をベースとするもの。例えば同じ品質、同じ量の製品が米国で1ドル、日本で150円だった場合、実勢の為替レートではなく1ドル150円のレートで換算するという計算方法だ。購買力平価には国家間の物価水準の違いが加味されており、生活実感により近い。

FISKARS X27 にしても、2 万円前後の値段をつけている、そういうショップさんがあります。
今現在、楽天で検索したところ最安値が

12,663円 送料無料
126ポイント(1倍)
MT商事

で、平均相場が 15,000 円くらいですね。

これがアメリカだと、Amazon.com で今のところ $57.99 なわけです。

楽天経済圏とやらにお住まいの方の場合、楽天ポイントを考慮しないなら、$1 = 218.4 円となり、平均相場だと 258.7 円になってしまいます。

仮に日本の給与が米国と同水準だとしても、今の USDJPY は概ね 110 円前後をうろうろしているレベルなので、こと輸入品に関しての物価を加味すると 1/2 くらいになってしまう、ということになるわけです。

こういう価格差があるからこそ、うちのお店がスタートしたわけでもあり、かつ、成り立っているわけでもあるので複雑な気持ちです。

薪ですが、前回の出荷後、2 釜目の乾燥がスタートしました。
1 釜目は処理が終わって、大体 19 袋くらい、積み込みが完了していました。
2 釜目の仕上がりはお盆明け、積み込み・配達は 4 週目くらいになるかなと思います。

困った問題

隣の神社の木の枝が枯れていて、越境しているんですが、かれこれ数年来、
車や屋根等に当たる事故が発生してるので改善を申し入れているものの、きちんとした対応がなされていません。

で、このここ数日の暴風雨で、案の定、枯れ枝が落ちてきました。
車等は距離をとって止めてはあったんで被害はないんですが、もし仮に乗用車に当たったら数十万単位の修理代がかかると思うんですが、こう言う事例があったと言うことで、再度、再発防止と樹木の安全管理の徹底を申し入れを行おうと思います。

こういう樹木についてですが、相隣関係において、1mm たりとも越境してはいけないとか、落ちてくる小枝であるとか、落ち葉・花粉等であるとかを皆無にせよ、というのは不可能であるため、一定の範囲はお難い様、とうことで我慢しなさいよ、という概念があって、これを受忍限度というわけですが、越境のレベルも 1, 2m というレベルではなく、枯れているので安全上問題がある旨、再三再四にわたって管理を申し入れているにもかかわらず、対応がなされないわけです。
越境している枝等について、民法上、こちらが勝手にどうこうすることはできません。

他山の石といいますが、気づかないところで、自分が宮司を仰せつかっている神社でも同じように越境したりして、迷惑をかけているケースがあるかもしれないので、気をつけていかないとと思っています。

たまたま兼務神社の 1 社でも、道路に枝が越境してトラック等に当たっているということで、道路管理者である市が対応してくれることになったんです。

ただ、伐採はしてくれるものの、あくまでも建築限界内のことで、かつ、枝等の処分は今回は市はやってくれないので、自分が個人的に受け入れて片付けることにして、8/6 に総代さんが、第 1 ヤードがわからないということで、5 号と下見に行ってもらいました。

電柱等にもう少しすると影響が出そうだったんですが、これは、四電か NTT か、電柱の持ち主を調べて、そこにお願いするとなんとかしてもらえるので、市の工事が終わったら、再度総代さんと確認しようと思います。

続 スイデンの新型スポットクーラー

昨日 の続きです。

気になることがあって、Youtube を見てみましたが、能書きはいいんですが、要するに「冷えるの」ってことです。
まあ、能書きと値段だけは立派で、買った人の評判が最悪なここひえ状態だったら、ここひえよりもかなり高いので洒落になりません。
これをいうとアレですけど、「ここひえ」と検索すれば「ゴミ」と Google がサジェストしてくるくらいなので、事前に検索くらいしろよってことですね。

でですね、結論としては、冷えない、以上です。
この方、軽四のキャンピングカーで試しています。

軽トラックの荷台のサイズは、幅が 1.5m, 長さが 2m といったところです。
それに少し屈んで立っているので、天井の高さとしては 2m ないと思われます。

対してうちのトラックですがグローブトロッターキャブと言って一番大きなキャブなのです。
車幅が 2.5m あり、中で立っても屈む必要すらない天井高があります。
運転席の後ろがベッドになっていますので、前後も 1.5m くらいあるので、軽トラックの荷台よりは広いと思うのです。
キャンピングカーの運転席の部分のスペースを入れたらわかりませんが、ガラスの面積も大きく、軽キャンピングカーが冷えないのなら、グローブトロッターキャブを冷やすことはできなさそうです。

それで、そもそもとして、キャブ全体を冷やす必要があるだろうか、という部分です。
ベッドの部分はカーテンで仕切れるようになっています。
ただまあ、結構隙間があるんですが、うまく仕切れば 1/3 くらいにまで冷房の範囲を絞ることができると思います。
そうしたら間に合うんじゃないかなと。

今、作業の時に使っている ポータブルタイプ ですが、冷房能力としては 60Hz だと 1.6kW なんですね。
消費電力は 0.59kW(590W), COP は 2.37 です。
問題は始動電流でして、20.7A (2,070W)です。
なので、最低でも 1,000W クラスのインバータ能力が必要かなと思うところです。
まあ、これなら、能力が 1.6kW あるので、新型の 0.39 kW の 4 倍の能力です。
ちなみに、家庭用の 6 畳用が 2.2kW です。

結局のところ、冷える、冷えない、という部分に関しては、断熱性能に依存するわけです。
丸太小屋の場合 2.2kW のエアコンで、小屋全体を日中でもそれなりに冷やせているわけです。
丸太の部分はどうすることもできないのですが、天井や床はスタイロで、壁はサーモウールが手に入らなかったのでパワーマックスでしっかりと断熱しました。
ガラスも IR カットですし、サッシュは一番安いアルミですが、樹脂アングルタイプです。

車の場合、睡眠用にある程度空気を固定できる狭いエリアを設けて、そこに限って空調することで 0.4kW でもそこそこ寝られるんじゃないかなと思いますが、人間自体 100W くらいの熱を出すようなので、まあ、一人が限界でしょうね。
あと、贅沢を言うなら、リモコンに温度センサーをつけて、それで運転をコントロールしてくれたら冷えすぎも防げるんでしょうけど。

まあ、そのうち、この手のクーラーに対応した車中泊用の車内用テントや寝袋が出ると思いますね。
そういえば、空調服から、空調ベッドマットがでてましたけど、意外とそれで涼しく寝られるかも。